ご出産、本当におめでとうございます!そして、毎日お疲れ様です。
慣れない赤ちゃんとの生活、特に初めての沐浴は「うまくできるかな…」「赤ちゃん、泣かないかな?」とドキドキしますよね。みんな最初はそうなんです!
でも大丈夫。手順とコツさえ押さえれば、沐浴は赤ちゃんとの大切なコミュニケーションの時間になりますよ。
この記事では、新生児の沐浴について、沐浴が必要な理由から具体的な手順、そして「これがあって助かった!」という便利グッズまで、まるっと解説します!
なぜ「沐浴」が必要なの?お風呂との違いは?
生まれたばかりの赤ちゃんは、大人と一緒のお風呂(湯船)にはまだ入れません。その理由は主に2つあります。
1.感染のリスク
多くの赤ちゃんは、おへその緒がまだ完全に乾いていなかったり、取れたばかりでジクジクしていたりします。
雑菌が入ると感染症(臍炎など)を起こす可能性があるため、清潔なお湯で洗ってあげる必要があるのです。
2.体力と体温調節
長い時間お湯に浸かっていると、小さな赤ちゃんは体力を消耗してしまいます。
また、まだ自分で上手に体温調節ができないため、湯冷めやのぼせを起こしやすいのです。
だから、生後1ヶ月頃(1ヶ月健診で医師のOKが出るまでが一般的)までは、ベビーバスなどを使って短時間で体を洗う「沐浴(もくよく)」を行います。
沐浴の目的は、単に体を清潔にするだけではありません。
・皮膚トラブルの予防
新陳代謝が活発な赤ちゃんは、汗や皮脂で汚れやすいもの。沐浴で清潔に保つことで、あせもやおむつかぶれを防ぎます。
・血行促進
温かいお湯で体が温まり、血行が良くなります。
・リラックス効果とスキンシップ
ママやパパに優しく洗ってもらうことで、赤ちゃんは安心感を得られます。肌と肌が触れ合う、大切なスキンシップの時間にもなりますよ。
ドキドキ!でも大丈夫。沐浴の手順をマスターしよう!
さあ、実際に沐浴の手順を見ていきましょう。最初は慌ててしまうかもしれませんが、流れを覚えてしまえばスムーズにできるようになります。
沐浴前の準備:焦らないことが成功の秘訣!
赤ちゃんを待たせないように、沐浴を始める前にすべて準備しておくのが鉄則です!
・場所
ベビーバスを置く場所(洗面所、キッチンシンク、お風呂場など)を決め、安定させます。
・お湯
ベビーバスに38~40℃のお湯を準備します。給湯器の設定だけでなく、必ず湯温計で測りましょう!
手で触るだけだと、意外と熱かったりぬるかったりします。
・部屋の温度
赤ちゃんが裸になっても寒くないように、部屋を暖めておきましょう(20~25℃くらいが目安)。
用意するものリスト
- ベビーバス
- 湯温計
- 洗面器(かけ湯用)
- ベビーソープ(泡タイプが便利)
- 沐浴布(ガーゼ素材の大判のもの)
- ガーゼ(顔拭き用)
- バスタオル(すぐに包めるように広げておく)
- 着替え一式(肌着、おむつ、ベビーウェア)
- 保湿剤(ベビーローションなど)
- (必要であれば)綿棒、へその緒消毒セット
さあ、沐浴スタート!優しく洗ってあげよう
準備が整ったら、いよいよ沐浴開始です!(所要時間:5~10分程度)
- 服を脱がせる : 赤ちゃんの服を脱がせ、おむつも外します。
- 沐浴布をかける : 裸ん坊の赤ちゃんのお腹あたりに、お湯で濡らして軽く絞った沐浴布をかけてあげると、冷え防止と安心感につながります。
- 足からゆっくりと : 赤ちゃんの首とおしりをしっかり支え、「お風呂入るよ~、気持ちいいね~」などと優しく声をかけながら、足からゆっくりベビーバスに入れます。
- 顔を拭く : きれいなガーゼをお湯で濡らして固く絞り、目頭から目尻へ、片方ずつ優しく拭きます。次に鼻の下、口の周り、おでこ、頬、あご…と、顔全体を拭きます。
- 頭を洗う : ママ(パパ)の腕に赤ちゃんの頭を乗せ、耳を軽く塞ぎながら、ガーゼにお湯を含ませて髪を濡らします。ベビーソープを泡立てて、指の腹で優しく洗い、お湯でしっかり流します。
- 体を洗う(前側) : 首のくびれ、脇の下、腕、手のひら(意外とゴミが溜まっています!)を丁寧に洗います。次に胸、お腹を洗います。
- 体を洗う(後ろ側) : 赤ちゃんの体を支えている腕に赤ちゃんの体重を乗せるようにして、ゆっくりと前向き(うつ伏せに近い状態)にします。背中、おしりを優しく洗います。
- 足を洗う : 再び仰向けに戻し、足の付け根、太もも、ひざの裏、足首、足の裏を洗います。
- 股を洗う : 最後に、おむつで蒸れやすい股の部分を丁寧に洗います。男の子は袋のしわの間、女の子は前から後ろへ優しく洗いましょう。
- かけ湯(上がり湯) : 洗面器に用意しておいたきれいなお湯で、体全体にかけ湯をして、石鹸成分をしっかり流します。
沐浴後は湯冷めさせない&しっかり保湿!
- 素早く拭く : 広げておいたバスタオルの上に赤ちゃんを寝かせ、すぐに全身を包み込みます。ゴシゴシこすらず、優しく押さえるようにして水気を拭き取ります。
- おへそのケア : へその緒がまだ取れていない、または取れたばかりの場合は、医師の指示に従って消毒します。
- 保湿 : 乾燥しやすい赤ちゃんの肌に、ベビーローションやオイルを塗って、全身をしっかり保湿します。
- お着替え : 新しいおむつをつけ、肌着、ベビーウェアを着せます。
- 水分補給 : 湯冷ましや母乳、ミルクなどで水分補給をしてあげましょう。
沐浴のポイント&注意点
・時間は短めに
長湯は赤ちゃんが疲れてしまいます。5~10分を目安に手早く行いましょう。
・支えはしっかりと
首がすわっていないので、首と頭は常にしっかり支えましょう。
・耳にお湯が入っても慌てない
無理に取ろうとせず、沐浴後に綿棒で耳の入り口の水分を優しく拭き取る程度でOK。
・無理は禁物
赤ちゃんの機嫌が悪い時や、体調がすぐれない時(熱がある、下痢をしているなど)は、沐浴をお休みしましょう。体を温かく絞ったタオルで拭くだけでもOKです。
・絶対に目を離さない!
これが一番重要です。ほんの少しの間でも、絶対に赤ちゃんから目を離さないでください。電話や来客があっても、赤ちゃんを安全な場所に移動させるか、沐浴を中断しましょう。
沐浴がもっとラク&安心に!おすすめ便利グッズ
沐浴は、慣れないうちはママやパパにとっても大変なもの。便利なグッズを活用して、少しでも負担を減らし、安心して沐浴タイムを楽しみましょう!
ここでは、先輩ママやパパに「これは便利!」と評判のグッズをいくつかご紹介しますね。
(※Amazonの商品ページへリンクします。価格や在庫は変動する可能性があります。)
【空気でふかふか♪】リッチェル ふかふかベビーバス プラス
空気で膨らませるタイプなので、赤ちゃんがぶつかっても痛くなく安心です。
使わない時は空気を抜いてコンパクトに収納できるのも◎。おしり部分にストッパーが付いているので、赤ちゃんがずり落ちにくく、ワンオペ沐浴でも比較的安定して洗えます。
フックに引っ掛けることができるように引っ掛け穴がついているので、使った後は干して乾燥させるのも簡単。
膨らんだビニールの隙間などに水が残りやすく、隅の溝の部分などが濡れたままだとカビが生えたりする可能性もありますので、使用後は風通しの良い場所でしっかりと乾かしましょう。
【適温が一目でわかる!】タニタ 湯温計 ラッコちゃん
タニタ(Tanita) TANITA タニタ 湯温計 ラッコちゃん 5417 ブルー
新生児にとって快適なお湯の温度(38~40℃)を正確に知ることは、とても重要です。
この湯温計は、可愛いラッコのデザインで、40℃のラインが分かりやすく表示されているので、一目で確認できます。
感覚だけに頼らず、正確な温度管理をすることで、赤ちゃんのやけどや湯冷めを防ぎ、安全な沐浴を実現できます。可愛いデザインは、準備の際の気分も上げてくれます。
【肌に優しく安心】沐浴ガーゼ
スリーマッシュルーム 沐浴ガーゼ ガーゼハンカチ 3枚セット 綿100% 無地 大判(沐浴布×3枚)
赤ちゃんの体を洗ったり、お腹にかけて安心させたりと、沐浴には欠かせないアイテム。
デリケートな赤ちゃんの肌には、柔らかい綿100%のガーゼが最適です。顔用、体用、沐浴布用と複数枚あると、洗い替えにも困らず衛生的です。
特に沐浴用の大判のガーゼは、赤ちゃんのお腹をすっぽりと覆ってあげることができ、赤ちゃんもお湯の中で落ち着きやすくなるので、是非用意しておきたいところです。
【上がり湯いらず♪】スキナベーブ(沐浴剤)
ベビーバスのお湯に溶かすだけで、石鹸を使わずに沐浴ができ、さらに上がり湯も不要という優れもの!
すすぎ残しの心配がなく、沐浴時間を短縮できます。
特に一人で沐浴させなければならない時(ワンオペ)や、手早く済ませたい時に本当に助かります。保湿成分が入っているのも嬉しいポイント。
手順が簡略化されることで、沐浴の負担が大幅に軽減されます。
特に、赤ちゃんを支えながら石鹸を泡立てて流すという工程がなくなるため、より安全かつスムーズに沐浴を進められます。
【優しい泡で簡単キレイ】MINON(ミノン) ベビー全身シャンプー
MINON(ミノン) ベビー全身シャンプー 本体ボトル 350mL
生まれたばかりの赤ちゃんのデリケートな肌にも安心の、100%植物性アミノ酸系洗浄成分。アレルギーの原因物質を極力カットし、「低刺激性」「弱酸性」「無香料」「無着色」と嬉しい特徴を兼ね備えた、便利なベビー全身シャンプーです。
ふわふわの泡で出てくるので、赤ちゃんを片腕で支えている状態でも片手で泡を手に取って、そのまま洗えます。
大人用のボディソープのように洗いあがりのお肌がヌルヌルしたりしないので、赤ちゃんの繊細な肌にぴったりです。
【優しく保湿♪】ピジョン ベビーミルクローション うるおいプラス
ピジョン Pigeon ベビーミルクローション うるおいプラス300g
お風呂上がりの赤ちゃんのお肌を乾燥から守り、肌に近いうるおい成分でデリケートなお肌を守ってくれるベビー用ミルクローションです。
滑らかで伸びが良い質感で、掌で軽く伸ばしてから塗るとさっと広がります。通常の商品より保湿力がアップして、乾燥しやすいお風呂上りのケアにぴったり。
ポンプタイプなのも便利で、さっと片手でローションを手に取ることもできるので、赤ちゃんを支えながらのお世話も捗ります。
【しっかり安心】アトピタ 保湿しっとりクリーム
【大容量】アトピタ 保湿しっとりクリーム ポンプボトル 150g
しっとりとした結構硬めの保湿クリームで、特に乾燥やかさつきが気になる季節にはとても重宝します。
塗るときは掌でクリームを良く伸ばしてから、赤ちゃんのお肌に満遍なく塗り広げましょう。
お風呂上りのベビーローションの後に、このアトピタ保湿しっとりクリームでケアしてあげると、本当にしっとりと乾燥からお肌を守ってくれるのを実感できると思いますよ。
沐浴は親子のふれあいタイム♪
最初は緊張する沐浴も、毎日続けるうちに必ず慣れてきます。大切なのは、完璧を目指すことではなく、赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら、安全に清潔にしてあげることです。
沐浴は、親子の肌と肌が触れ合う、かけがえのないスキンシップの時間。ぜひパパも積極的に参加して、赤ちゃんとの絆を深めてくださいね。
便利なグッズも上手に取り入れながら、焦らず、無理せず、親子の沐浴タイムを楽しんでいきましょう!
新米ママさん、パパさん、毎日本当にお疲れ様です。応援しています!