赤ちゃんの口周りが真っ赤!繰り返すよだれかぶれの正しいケアと受診目安
生後4ヶ月〜6ヶ月頃のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!
最近、お子さんの様子を見ていて、こんなことはありませんか?
- 「スタイがすぐにぐっしょり濡れてしまう」
- 「口の周りが赤くただれて、なんだか痛そう…」
- 「拭いても拭いても、すぐによだれが出てくる」
「もしかしてアトピーなのかな?」「私のケアが足りないのかもしれない…」と、不安になってしまうこともあるかもしれませんね。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、肌荒れを見て戸惑ってしまうのは、親としてとても自然な気持ちだと思います。
よだれが増えるのは消化機能が発達している成長の証でもあります。焦らず向き合っていけば、落ち着いてくることも多いですよ。
今回は、繰り返すよだれかぶれの原因や、お家でできる正しいスキンケア、皮膚科を受診する目安について、一緒に確認していきましょう。
なぜ4〜6ヶ月頃によだれかぶれが増えるの?
赤ちゃんの口周りが赤くなっているのを見ると、どうしたのだろうと心配になってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。実は、この時期によだれかぶれが増えるのには、赤ちゃんの成長に伴う理由があります。まずはその原因を知って、不安を和らげましょう。
よだれが増えるのは成長の証
一般的に、生後4〜6ヶ月はよだれが増える時期と言われています。これは、これから始まる離乳食に向けて、赤ちゃんの消化機能が発達してきている証拠でもあります。
よだれが増えること自体は喜ばしい成長の証なのですが、よだれには食べ物を消化するための消化酵素や塩分が含まれています。これらがデリケートな肌に長時間触れ続けると、刺激となって炎症を引き起こしてしまうことがあるのです。
赤ちゃんの皮膚は薄くてデリケート
もう一つの理由は、赤ちゃんの肌の特性にあります。大人の肌に比べて赤ちゃんの皮膚は厚さが半分程度しかなく、まだ皮膚のバリア機能が未熟である点もかぶれやすさの大きな要因です。
よだれの成分による刺激に加え、よだれを拭き取ろうとして頻繁に肌を擦ってしまうことも負担になります。赤みやただれがひどい場合や、ホームケアで改善が見られない場合は、無理をせず小児科や皮膚科を受診して専門家に相談するようにしてくださいね。
良かれと思ってやっていない?悪化させるNGケア
赤ちゃんの口周りが汚れていると、すぐにきれいにしてあげたくなるのが親心ですよね。しかし、ママさん、パパさんが良かれと思って行っている毎日のケアが、実はお肌のトラブルを長引かせているかもしれません。
無意識のうちに悪循環に陥っていないか、まずは日頃の習慣を一緒にチェックしてみましょう。
乾いたタオルでゴシゴシ拭く
よだれが出るたびに、乾いたタオルやガーゼでサッと拭き取っていませんか?実は、赤ちゃんのデリケートな肌にとって摩擦は最大の敵です。
清潔にしようとするあまり頻繁に「拭きすぎ」てしまうことが、かえってかぶれの原因になることがあります。肌のバリア機能を守るためにも、こする刺激を避ける重要性を知っておきましょう。ゴシゴシとこするのではなく、優しくポンポンと押さえるように拭くのがポイントです。
汚れたスタイを長時間つけっぱなしにする
「まだ少ししか濡れていないから」と、同じスタイを長時間つけたままにすることは避けましょう。よだれや食べこぼしが付着した湿った状態は、肌への刺激になるだけでなく、不潔な状態が雑菌繁殖を招く原因にもなります。
スタイや洋服の襟元が濡れたら、こまめに交換して清潔を保ってあげてくださいね。もし、ケアを見直しても赤みが引かない場合や、症状が悪化して心配なときは、早めに小児科や皮膚科へ相談しましょう。
自宅でできる正しいケア①:肌を守る拭き方のコツ
赤ちゃんの口周りが赤くなっていると、清潔にしてあげようと頻繁によだれを拭いてあげたくなりますよね。しかし、その「拭く」という行為自体が、デリケートな赤ちゃんの肌には刺激となっていることがあります。
赤ちゃんの皮膚は大人の半分の薄さとも言われており、とても敏感です。よだれかぶれを悪化させないためには、肌への負担を最小限に抑える拭き方を意識することが大切です。ママさん、パパさんがすぐに実践できるポイントをご紹介します。
「拭く」のではなく「吸い取る」
よだれを拭くとき、左右にゴシゴシと動かしてしまっていませんか?摩擦は肌トラブルの大敵ですので、絶対にこすらないことを心がけてください。
拭くというよりも、ガーゼやタオルを優しく口元にあてて、よだれを「吸い取る」イメージを持つのがおすすめです。ポンポンと優しく押さえるように拭くだけで、十分によだれを取り除くことができます。
濡らしたガーゼやコットンを活用する
乾いた布は繊維が硬くなっていることが多く、肌を傷つける原因になりがちです。実は、乾いた布より濡れた布の方が刺激が少ないことをご存知でしょうか。
おすすめは、ガーゼやコットンをぬるま湯で湿らせてから拭く方法です。水分を含ませることで肌あたりが柔らかくなり、摩擦を減らすことができます。特に離乳食の汚れなどがついている場合も、湿らせることで汚れが浮き上がり、肌をこすらずにきれいにできますよ。
毎日のケアは大変ですが、少しの工夫で赤ちゃんの肌を守ってあげられます。もしケアを続けても症状が改善しない場合や、ただれがひどい場合は、自己判断せずに小児科や皮膚科を受診してくださいね。
自宅でできる正しいケア②:保湿剤でバリアを作る
よだれをやさしく拭き取ったあとは、しっかりと保湿をしてあげることが大切です。赤ちゃんの皮膚はとても薄くデリケートなため、そのままにしておくとよだれに含まれる成分の刺激を受けやすくなってしまいます。
そこで役立つのが保湿剤です。保湿剤には肌に潤いを与えるだけでなく、よだれが直接肌に触れないよう膜を作るという重要な役割があります。肌の上に保護膜を作ることで、よだれの刺激から赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
ワセリンで皮膚をコーティング
よだれかぶれのケアには、ワセリンなどの油分が多い保湿剤の活用がおすすめです。サラッとしたローションや乳液タイプのものよりも、こってりとした油分が肌をしっかりとコーティングし、水分であるよだれを弾いてくれます。
市販されているベビー用ワセリンなどで構いませんので、ママさん、パパさんが使いやすいものを選んでみてくださいね。
保湿剤を塗るタイミング
保湿剤を塗るタイミングとして意識したいのは、実はよだれが出る「前」に塗る予防ケアです。離乳食の前や授乳の前など、よだれがたくさん出そうなタイミングの前にあらかじめ塗っておくことで、肌への直接的な刺激を減らすことができます。
もちろん、よだれを拭いた後のケアも大切です。拭くことで肌を守っていた保湿剤も一緒に取れてしまうことがあるため、拭いた後は必ず保湿し直すようにしましょう。こまめなケアが必要で大変に感じることもあるかもしれませんが、赤ちゃんのすべすべお肌を守るために、ぜひ習慣にしてみてください。
もし丁寧な保湿ケアを続けても赤みが引かない場合や、症状が悪化してじゅくじゅくしてきている場合は、自己判断せずに早めに小児科や皮膚科を受診して医師に相談してください。
離乳食が始まるときに気をつけたいポイント
生後5〜6ヶ月頃になり離乳食がスタートすると、赤ちゃんの口周りはよだれだけでなく、食べこぼしなどによる刺激も受けやすくなります。この時期特有の肌トラブルを防ぐために、ママさん、パパさんが知っておきたいケアのポイントをご紹介します。
食事前のプロテクトケア
離乳食の準備をする際、ぜひ習慣にしていただきたいのが食前に口周りを保湿して保護しておくことです。食事の前にワセリンなどを口の周りに薄く塗って、お肌に膜を作ってあげましょう。
あらかじめ保湿剤で保護しておくことで、食べ物やよだれが直接肌に触れるのを防ぎ、刺激を和らげる効果が期待できます。
食後の汚れの落とし方
離乳食では、食べこぼしや果汁も刺激になることがあります。特にトマトや柑橘類といった酸味のある食材などは刺激になりやすい点に注意が必要です。
食後に汚れを落とす際は、乾いたティッシュなどでゴシゴシ擦らないようにしましょう。ぬるま湯で湿らせたガーゼやコットンを使い、食後の拭き取りも優しく行うことが大切です。
こまめにケアをしていても赤みがひどくなったり、症状が長引いたりする場合は、早めに小児科や皮膚科へ相談してくださいね。
病院を受診する目安とタイミング
毎日の保湿や拭き取りケアを頑張っていても、赤ちゃんのよだれかぶれがなかなか良くならないと心配になりますよね。お家でのセルフケアで様子を見て良いのか、病院へ行くべきなのか迷ってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
こんな症状なら皮膚科・小児科へ
赤ちゃんの肌トラブルは進行が早いため、早めの対応が大切です。もし以下のような症状が見られる場合は、皮膚科や小児科の受診を検討しましょう。
- 患部がじゅくじゅくしている、範囲が広がっている場合
- 赤ちゃんが痒がって機嫌が悪い場合や、眠れない様子が見られるとき
症状がひどい場合や、家庭でのケアをしていても改善が見られないときは、自己判断せず専門家に相談することをおすすめします。かかりつけ医に診てもらうことで、適切な治療を受けられ、安心にもつながります。
市販薬を使ってもいいの?
ドラッグストアなどでは赤ちゃん用の塗り薬も販売されていますが、どれを選べば良いか悩んでしまうこともあるかもしれません。赤ちゃんの皮膚はとても薄くデリケートなため、お薬の使用には慎重になる必要があります。
もし市販薬を使用したいと考える場合でも、自己判断で選ぶのは避けましょう。必ず市販薬の使用は薬剤師や医師に相談してから、赤ちゃんの症状や月齢に合ったものを選ぶようにしてくださいね。
よだれかぶれと間違えやすい他の皮膚トラブル
赤ちゃんの口周りが赤くなっていると、「よだれが増えてきたからかな?」と安易に考えてしまいがちですが、実はよだれかぶれ以外の皮膚トラブルが原因となっている場合もあります。自己判断でケアを続けていても改善しないときは、少し立ち止まって様子を観察することが大切です。
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、見た目だけで原因を特定することは難しいものです。似たような症状でも対処法が異なる場合があるため、素人判断は危険であることを理解し、気になる症状が見られる際は慎重に対応しましょう。
アトピー性皮膚炎との違い
よだれかぶれは、基本的によだれが付着しやすい口周りや顎、首元などに症状が集中します。しかし、もし体の他の部分にも湿疹があるか確認して、耳の裏や手足の関節、お腹や背中など広範囲に赤みや乾燥が見られる場合は、アトピー性皮膚炎の可能性も考えられます。
食物アレルギーの可能性
離乳食が始まっている赤ちゃんの場合、特定の食事の後に赤くなる場合は注意が必要です。口周りだけでなく、食べたものがついた手で触った場所が赤くなることもあります。食後すぐに赤みや蕁麻疹が出るようであれば、食物アレルギーが疑われるかもしれません。
ただのかぶれだと思っていても、背景に別の原因が隠れていることもあります。もしホームケアをしても良くならない、あるいは症状が長引く場合は医師の診断を仰ぐことをおすすめします。ママさん、パパさんだけで悩まず、小児科や皮膚科で相談して適切な治療を受けることが、赤ちゃんの健やかなお肌を守る近道です。
編集部の体験談:離乳食デビューで直面した「よだれかぶれ」。良かれと思った拭き取りが刺激に?
娘が離乳食を始めたばかりの頃、お口の周りが赤くなる『よだれかぶれ』を経験しました。
成長とともによだれの量が増えたことに加え、離乳食が口の周りに付くようになったのがきっかけです。食事中、娘はなかなかじっとしていてくれないので、親の私は『手早く拭かなきゃ!』と焦るあまり、ついゴシゴシと拭き取ってしまっていました。
娘の皮膚トラブル自体は軽度ですぐに良くなりましたが、赤ちゃんの肌がいかにデリケートで、少しの摩擦でも負担になってしまうのかを痛感した出来事でした。
それ以来、拭き取る時は乾いたガーゼでこするのではなく、濡らした柔らかい布で『優しく押さえるように』汚れを吸い取ることを徹底しています。親の焦りは禁物。赤ちゃんのデリケートな肌を守るためにも、ゆったりとした気持ちでケアしてあげることが大切だと反省した出来事でした。
よくある質問
よだれかけ(スタイ)は1日に何回変えるべきですか?
交換回数に厳密な決まりはありませんが、スタイが湿っていると感じたら、すぐに新しいものに取り替えるのが理想的です。よだれの量が多い赤ちゃんの場合、1日に10枚以上交換することも珍しくありませんので、回数自体を気にする必要はありません。
濡れたままのスタイを長時間つけっぱなしにしていると、雑菌が繁殖しやすくなり、デリケートな赤ちゃんの肌を刺激してかぶれを悪化させる大きな原因になってしまいます。こまめに交換することで、お口周りを清潔で乾燥した状態に保つことができますので、外出時なども多めに予備を持ち歩くことをおすすめします。
市販のステロイド軟膏を使っても大丈夫ですか?
赤ちゃんの口周りの皮膚は体の他の部分に比べて非常に薄く、薬の成分を吸収しやすくなっています。作用の強い薬を使ってしまうリスクがあるため、自己判断での市販のステロイド軟膏の使用は避けてください。
もし市販薬を使用したいと考える場合は、必ず購入前に医師や薬剤師に相談し、赤ちゃんの月齢や症状に合った安全なものを提案してもらいましょう。基本的には、ワセリンなどの保湿剤で保護しても改善が見られない場合、小児科や皮膚科を受診して、適切な強さのお薬を処方してもらうのが最も安心で確実な方法です。
よだれかぶれは跡に残りますか?
一般的に、赤ちゃんの肌は新陳代謝が非常に活発なため、適切なケアを行って炎症が治まれば、跡に残らずきれいな肌に戻ることがほとんどです。しかし、痒みが強くて赤ちゃん自身が患部を掻きむしってしまうと、皮膚が深く傷ついて跡が残ってしまう可能性があります。
掻き壊しを防ぐために爪をこまめに短く整えたり、寝ている間はミトンを活用したりするのも一つの方法です。もし赤みが強くただれている場合や、ホームケアを続けても症状が長引いて改善しない場合は、跡に残るリスクを減らすためにも、早めに皮膚科や小児科を受診して医師の診断を仰ぐことをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんのよだれかぶれは、成長の証とはいえ、真っ赤になったお肌を見るのは辛いものです。しかし、正しいケアを続けることで、肌トラブルは少しずつ落ち着いていきます。今回のポイントを振り返りましょう。
- よだれかぶれ対策の基本は、「こすらない」、「清潔にする」、「保湿で守る」の3つです。
- 特に離乳食の時期は刺激になりやすいため、食事前の保湿ケアを習慣にしましょう。
- ホームケアで良くならない場合や、症状が悪化してしまった場合は、無理をせず医師に相談してください。
毎日のケアは大変ですが、焦らず赤ちゃんのペースで付き合っていきましょう。もしケアに不安を感じたり、症状が長引くときは、遠慮なく専門家を頼ってくださいね。

