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生後3ヶ月の赤ちゃんの生活と発育

生後3ヶ月を迎えた赤ちゃんのママさん、パパさん、本当にお疲れさまです!

生後3ヶ月に至るまでの道のりは決して簡単ではありませんでしたよね。

24時間体制の頻繁な授乳、おむつ交換、そして予防接種の開始など、日々赤ちゃんと向き合い、愛情いっぱいでお世話を続けてきたこと、本当に素晴らしいです。

ここまでの育児を頑張ってきた自分自身をしっかりとねぎらってくださいね。

生後3ヶ月の赤ちゃんは、首が座り始め、周囲のものや人への興味がさらに強くなり、表情や感情表現も豊かになってきます。

体重も生まれたときの大体倍くらいに増え、身長も12cm~13cm程度伸びるのが一般的です。3ヶ月、4ヶ月と成長するにつれ、身体つきもふっくらとして「りっぱな赤ちゃん」になっていきます。

また、夜の睡眠時間がまとまり始めることも多く、夜間に連続して5~6時間眠る赤ちゃんも増えてきます。

これにより、親御さん自身も徐々にまとまった睡眠がとれるようになり、育児の負担が少し軽減されることが多くなります。

生後3ヶ月の赤ちゃんの1日

生後3ヶ月の赤ちゃんは、睡眠と起きている時間のバランスがさらに整ってきます。

一日の睡眠時間は約14~16時間ですが、昼寝の回数が減り、日中起きている時間が徐々に伸びてきます。

夜間に5~6時間しっかり眠ることが増え、ママとパパもまとまった睡眠が徐々にとれるように。少しずつお世話が楽になってくる時期です。

首も大分しっかりと据わりはじめ、うつぶせにすると自分の身体を腕でささえ、少しの間なら頭を持ち上げられるようになる赤ちゃんが多いでしょう。

授乳間隔も4時間程度に整い始め、授乳回数は母乳のみの場合は6〜8回程度、ミルクのみの場合は5〜6回程度に定まってきます。

生活リズムが出来上がり、授乳のタイミングも決まってくる反面、遊び飲みや飲みむらも増えてきて、赤ちゃんによって飲む量や回数の個性が出始める時期でもあります。

また、赤ちゃんは周囲を観察したり、自分の手足をじっと見つめたりと、ますます好奇心旺盛になって、手が届く範囲にあるものを何でも口に入れてしまうように。

誤飲に注意し、危険なものを赤ちゃんの周囲から取り除くなど、細心の注意を払うようにしましょう。

3~4ヶ月健診をうけましょう

生後3ヶ月から4ヶ月の間に行われる健診では、赤ちゃんの成長や発達を詳しく確認します。

身体測定のほか、首の座り具合、視覚や聴覚の反応、原始反射の消失などをチェックします。

3ヶ月~4ヶ月は赤ちゃんの発達上重要な時期なので、この健診は赤ちゃんの発育状況を把握し、発達上の課題を早期に発見して対応するための大切なものです。気になることがあれば積極的に医師や保健師さんに相談しましょう。

生後3ヶ月の赤ちゃんの発達

生後3ヶ月になると、物や人をよりはっきり追視し、動きを目で追いかけます。自分の手をじっと見つめる「ハンドリガード」が見られ始めます。

首が徐々に据わり、うつ伏せにすると頭をしっかりと持ち上げられるようになります。手足の動きもさらに活発になり、自分の手を口に持っていく行動も増えます。

ママやパパの顔を見て微笑んだり、声に反応して笑ったりと感情表現が豊かになります。スキンシップに対して明確な反応が見られるようになります。

あやしてもらうと、声を出して笑うようになる頃なので、可愛らしい笑い声をたくさん聞いてくださいね。

あわせて、声のトーンやリズムが豊かになります。親が話しかけると、声を出して応えることも増えます。

赤ちゃんが何か言っていたら、相槌を打ってあげたり、返事をして積極的にコミュニケーションをとりましょう。

生後3ヶ月の赤ちゃんの接し方

首が据わりはじめても、安全のため引き続き首と頭をしっかり支えて抱っこします。

自分の周りにあるものを何でも掴んで口へ入れてしまう時期です。

誤飲に注意し、赤ちゃんの周りの環境を常に安全に保ちましょう。500円玉より小さいサイズのものは何でも口に入ると思って、細心の注意を払いましょう。

夕方になると理由もなく泣きはじめる「たそがれ泣き」をする赤ちゃんもいます。

ママ・パパは忙しい時間帯に泣かれて大変かもしれませんが、一過性のものなので、上手く家事の時間帯をずらしたり、分担を工夫して乗り切りましょう。

生活リズムを整え、維持するために、昼間は適度な明るさや音のある環境、夜間は静かな環境を整えることをおすすめします。

暑すぎず寒すぎない、過ごしやすい時間帯に公園などにお散歩に出かけると、赤ちゃんにも良い刺激となって好奇心が育ちます。

ガラガラや軽くて握りやすいおもちゃなら、少しの間握って遊ぶようになるので、一緒に音を出して遊んだり、ガーゼやハンカチを握らせて引っ張りっこをするなど、五感を刺激しながら親子で楽しく過ごしましょう。

2ヶ月のころに引き続き、湿疹や肌荒れが起きやすい時期ですので、毎日の保湿を欠かさず、皮膚トラブルに注意しましょう。

まとめ

生後3ヶ月は赤ちゃんの成長が著しく、親御さんが育児の手応えを強く感じ始める時期です。

これまでの2ヶ月と比べるとお世話も少しずつ楽になり、赤ちゃんとの絆がさらに深まることでしょう。

これまでの努力をねぎらいつつ、自分自身の体調や精神的ケアも忘れずに、無理せず穏やかな育児を心掛けてくださいね。

これからの成長も楽しみにしながら、赤ちゃんとの毎日を過ごしていきましょう。

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