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生後11ヶ月の赤ちゃんの生活と発育

生後11ヶ月を迎えた赤ちゃんのママさん、パパさん、本当にお疲れさまです!

赤ちゃんが1歳の誕生日に近づき、これまでの成長を振り返ると感慨深いですよね。

日々の愛情と努力が実を結んでいることをしっかりと感じながら、自分自身を労わってください。

生後11ヶ月の赤ちゃんは10ヶ月の頃に比べ、運動能力や自己主張がさらにはっきりしてきます。伝い歩きが安定し、なかには手を離して一歩二歩を踏みだす子も出てきます。

コミュニケーション能力も向上し、親の言葉を理解し、「ちょうだい」と言われたら手に持っているものを渡したり、簡単な指示に従うことができるようになります。

ママやパパの真似をして一生懸命意味のない音でおしゃべりしたり、簡単な言葉を発する赤ちゃんも増えます。

生後11ヶ月の赤ちゃんの1日

生後11ヶ月の赤ちゃんは1日に約12〜14時間の睡眠をとります。

夜間は安定して眠れる子が増え、昼寝は午前と午後に1回ずつ各1~2時間程度です。なかには、昼寝が昼過ぎの1回にまとまり始める子もいます。

日中にたくさん遊んで身体を動かし、昼寝は15時くらいまでに済ませることで、夜の寝つきが良くなります。

まだ夜泣きが続いている赤ちゃんもいるかと思いますが、徐々に収まっていきますのでもうしばらくの辛抱です。

離乳食は引き続き1日3回で、栄養バランスを意識した食事が大切です。活動量がさらに増え、探索や遊びを楽しみ、周囲の物や人に強い興味を持つようになります。

そろそろ歯みがきをはじめましょう

赤ちゃんの上下の前歯が4本生え揃ったら、そろそろ歯磨き習慣を身につける時期です。

まずは歯ブラシに慣れさせるため、赤ちゃん用の柔らかい歯ブラシで遊ぶように口内を軽く触れることから始めましょう。

これは、歯磨きが嫌なものではなく、楽しい日課として受け入れられるようになるためです。

前歯はまだ凹凸が少なく、唾液だけでも汚れが落ちやすいので、綺麗に磨くことよりも、赤ちゃんに歯みがきの習慣をつけさせることを意識しましょう。

いきなり歯ブラシを口に入れるのを嫌がる場合は、歯磨き用のウェットティッシュのようなものが市販されているので、それで前歯をやさしく拭いてあげるところから始めるのもよいでしょう。

ママやパパによる仕上げ磨きも、この時期から少しずつ挑戦し、慣れるようにしましょう。

奥歯が生えるのはもう少し先のことが多いですが、奥歯は虫歯になりやすいので、その頃までには歯みがきの習慣をつけておきたいところです。

徐々に唾液の分泌も少なくなって、虫歯になりやすくなってくるので、赤ちゃんの綺麗な歯を守るためにも、しっかりと歯みがきをしてあげましょう。

ファーストシューズの選び方

赤ちゃんが一人で歩き始める頃には、ファーストシューズが必要になります。

11ヶ月ころから一人で歩き始める子もいるため、そろそろファーストシューズを用意しましょう。

選ぶ際のポイントは、柔らかく軽い素材で、足首をしっかり支えるものを選びましょう。

赤ちゃんの足はまだ未発達で、殆ど軟骨で出来ているので、正しくサイズを計測して適切なサイズの靴を用意してあげることが、正しい歩行姿勢に繋がります。

赤ちゃんの足のサイズをきちんと測るのはなかなか難しいので、できればベビーシューズを扱っている店舗でシューフィッターにお願いするのがいいでしょう。

かかとをトントンとつけた状態で、つま先には適度なゆとり(0.5cm程度)を持たせ、滑りにくい靴底を選ぶことも重要です。これにより足の発達を妨げず、歩く練習がスムーズに進みます。

生後11ヶ月の赤ちゃんの発達

生後11ヶ月になると、話すことができる言葉はまだ少ないですが、それ以上に多くの言葉を理解できるようになります。

伝い歩きが安定し、なかには一人歩きを始める赤ちゃんもいます。

伝い歩きをしはじめてもハイハイを好む赤ちゃんや、手を離して立つけど一歩が出ない赤ちゃんなど、発達に個人差が大きくなりますので、あまり神経質にならずに赤ちゃんのペースを見守ってあげましょう。

玩具を指差して「あっ!」と言って何かを伝えようとしたり、一層コミュニケーションが取れるようになってきます。

生後11ヶ月の赤ちゃんの接し方

自分の意志や欲求がしっかりと芽生えてきているので、玩具で遊んでいるのに「お片付けしようね」というように嫌なことを言われたりすると、わざと無視したりするようになります。

離乳食が食べむらや好き嫌い、遊び食べなどで上手くいかなかったり、自分がして欲しいことを指差しなどで伝えようとしたり、自分で意思を伝達しようとする時期なので、赤ちゃんの気持ちを受けとめ、丁寧に言葉を返してあげるようにしましょう。

一人で歩きはじめの時期は、まだ歩行が不安定で転んだり倒れたりすることがあります。

家具の角をクッションでガードするだけでなく、ドアの蝶番がある側に手をかけて指を挟んだりといった事故も増えますので、赤ちゃんの安全管理を徹底しましょう。

まとめ

生後11ヶ月は赤ちゃんの成長が著しく、自立への一歩を踏み出す大切な時期です。

安全に注意を払いながら、歯磨きや歩く練習など新しいことにチャレンジしていきましょう。

焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて育児を楽しみながら、家族みんなで穏やかに見守っていけると良いですね。