生後10ヶ月を迎えた赤ちゃんのママさん、パパさん、本当にお疲れさまです!
赤ちゃんがますます成長していく様子を間近で見守り、日々愛情を込めてお世話をしてきたことはとても素敵なことです。ここまで頑張ってきた自分自身をぜひ労ってくださいね。
生後10ヶ月になると、9ヶ月の頃よりさらに活動的になり、運動能力やコミュニケーション能力がぐんと向上します。
ハイハイはスピードアップし、つかまり立ちから伝い歩きを始める赤ちゃんが多くなります。
また、自分の意思をはっきりと伝えようとする場面が増え、好き嫌いなどの自己主張も強くなります。
生後10ヶ月の赤ちゃんの1日
生後10ヶ月の赤ちゃんは1日に約12〜14時間の睡眠をとります。
夜間は約10時間まとまって眠り、昼寝は午前と午後に1回ずつ、各1~2時間程度です。
離乳食は1日3回が定着し、食事が生活リズムの中心となります。日中は探索活動やおもちゃ遊びが活発で、社会的な関わりを楽しむ姿も見られます。
つかまり立ちや伝い歩きができるようになると、公園などでの外遊びもぐんと楽しみやすくなります。
日中公園などのお外遊びで沢山運動させてあげることが夜の熟睡にもつながりますので、積極的にお外遊びに連れて行ってあげましょう。
屋内遊びでは、手先がさらに器用になって、積み木を打ち鳴らしたり、シールをはがしたりして遊ぶことができるようになってきます。
ママやパパが言う簡単な言葉の意味を理解するようになり、「いただきます」や「バイバイ」などの声かけに合わせてジェスチャーをするようになる子もいます。
興味のあるものを指差して示したり、両手を上げて抱っこを求めたりと、自分の意志がはっきりして泣くこと以外で意思表示をするようになります。
手づかみ食べをするように
10ヶ月ころになると、赤ちゃんは自分で食べたいという欲求が強くなり、スプーンなどを持ちたがったり、手づかみ食べをし始める子が多くなります。
スプーンは持つだけでまだ自分ですくって食べることはできませんが、ママやパパがスプーンなどを使って食べているのを見て興味を持ちはじめるのは成長の証なので、持たせて見守ってあげましょう。
手づかみ食べも、最初はつかんだ食べ物を口に入れるのも上手くいかず、こぼしたり落としたり、時には食べ物を投げたりすることもあります。
親御さんとしては片付けに苦労したり、食べ物で遊ばせていいのだろうかと悩んでしまうかもしれません。
でも赤ちゃんにとっては、手で食べ物をつかむことは、手指を上手く使って口と連動させて食べる大切な訓練です。
自分で食べるという楽しさを実感し、食べ物がどんな感触でどんな温度なのか、赤ちゃんは自分の手で確かめながら一生懸命食べています。
赤ちゃんの食事への興味と、手指や口の動かし方の上達に重要な役割を果たすのが手づかみ食べですので、赤ちゃんが手づかみ食べをし始めたら、あたたかく見守ってあげましょう。
生後10ヶ月の赤ちゃんの発達
生後10ヶ月になると、物の使い方を理解し始め、簡単な指示(例:「ちょうだい」)にも反応を示します。
つかまり立ちや伝い歩きが活発になり、バランス感覚が向上します。
親や特定の人への愛着が深まり、人見知りや後追いが続きますが、徐々に周囲の人に興味を持ち始めます。
「ママ」「パパ」など意味のある言葉を言い始める赤ちゃんも増え、言葉の理解も深まります。
生後10ヶ月の赤ちゃんの接し方
手づかみ食べを促すことで、自立した食事の基礎を作りましょう。これは手指の発達を促し、食べる楽しさを感じさせるため重要です。
自己主張が強くなるため、赤ちゃんの意思を尊重しつつ、危険な行動は適切に止め、丁寧に理由を伝えることが大切です。
赤ちゃんはまだ理由を説明してもわかりませんが、簡潔にゆっくりと伝えることで「これはママに止められるんだな」ということを次第に理解していきます。
まだまだ抵抗力が低いので、感染症予防のため手洗いや消毒を徹底しましょう。
行動範囲が広がるため、安全対策を定期的に見直し、事故を防ぎましょう。
まとめ
生後10ヶ月は赤ちゃんの身体的・精神的成長が目覚ましく、日々の変化に驚きと喜びを感じる時期です。
活動が増え、安全管理や育児への工夫が必要ですが、赤ちゃんのペースを尊重し、温かく見守ってあげてくださいね。
家族みんなで協力しながら、穏やかな気持ちで育児を楽しんでいきましょう。