生後7〜11ヶ月のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!

風邪もだいぶ良くなってきたはずなのに、ふとこんな様子は見られませんか?

  • 「なんだかずっと機嫌が悪い…」
  • 「夜泣きがまたひどくなった気がする」
  • 「しきりに耳を触っているような?」

そんな様子を見ると、「これってただのグズり?それとも中耳炎かな…?」と、不安になってしまいますよね。

言葉で痛みを伝えられない赤ちゃんだからこそ、戸惑いや心配を感じるのは親としてとても自然なことだと思います。

今回は、この時期の赤ちゃんに多い急性中耳炎のサインや、家庭でできるチェック方法、受診の目安について、一緒に確認していきましょう。

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風邪が治りかけているのに夜泣きがひどい…その原因は?

赤ちゃんの風邪の症状が落ち着いてきて「やっとひと安心」と思った矢先、なぜか夜泣きが激しくなって困惑しているママさん、パパさんはいらっしゃいませんか?
鼻水や咳は治まってきたのに、機嫌が悪かったり夜中に何度も起きたりすると、「まだ体調が悪いのかな?」と不安になってしまいますよね。

ただのグズり?それとも病気?

赤ちゃんはまだ言葉で自分の状態を伝えることができません。そのため、体の不調や痛みを「泣く」という手段で訴えることしかできないのです。
いつものグズりだと思って様子を見てしまいがちですが、風邪の治りかけに急に夜泣きが悪化した場合は、夜泣きは痛みのサインかもしれないという視点を持ってみることが大切です。

風邪の後に起こりやすい「急性中耳炎」

このようなケースで考えられる原因の一つとして、急性中耳炎の可能性があります。
これは、風邪のウイルスや細菌が鼻の奥から耳管を通って耳に入り込むことで発症することがある病気です。特に赤ちゃんは耳管の構造上、大人よりも中耳炎になりやすいといわれています。

耳の奥がズキズキと痛んでも、言葉で痛みを伝えられない赤ちゃんは夜泣きで訴えることがあるのです。
もし「いつもより泣き方が激しい」「耳を触りたがる」といった様子が見られ、心配な場合は、迷わず小児科や耳鼻科へ相談するようにしましょう。

なぜ7〜11ヶ月頃に中耳炎になりやすいのか

生後7〜11ヶ月頃の赤ちゃんが中耳炎になりやすいと聞くと、「お世話の仕方が悪かったのかな」と不安に思うママさん、パパさんもいるかもしれません。でも、決してご自身を責めないでくださいね。

この時期に中耳炎が増えるのは、赤ちゃんならではの身体の構造や成長のタイミングによる避けられない理由があるからです。ここでは、その主な原因について解説します。

赤ちゃんの耳管の構造的特徴

まず知っておきたいのが、大人と赤ちゃんの耳管(じかん)の構造の違いです。耳管とは、耳の奥と鼻の奥をつなぐ管のこと。実は、鼻と耳がつながっていることで、鼻水に含まれるウイルスや細菌が耳へ移動しやすくなっています。

大人の耳管に比べて、赤ちゃんの耳管は「太く・短く・水平」であるという特徴があります。大人なら傾斜があって入りにくい菌も、赤ちゃんの場合は入り込みやすいため、少しの鼻風邪でも中耳炎を引き起こしやすいのです。

免疫力の低下と風邪のひきやすさ

また、この月齢はママから受け継いだ免疫が切れ始める時期でもあります。さらに保育園に通い始めるなどの環境変化もあり、どうしても風邪をもらいやすくなるタイミングです。

風邪をひいて鼻水が出ると、前述した身体の構造もあって中耳炎のリスクが高まります。もし頻繁に中耳炎になってしまっても、それは成長過程で起こりうることですので、あまり心配しすぎずに、お子さんの様子が気になったら早めに耳鼻科や小児科へ相談してくださいね。

見逃さないで!急性中耳炎の代表的なサイン

赤ちゃんは「耳が痛い」「耳が詰まっている感じがする」と言葉で伝えることができません。そのため、ママさん、パパさんが日頃の様子との違いにいち早く気づいてあげることがとても大切です。

ここでは、急性中耳炎の可能性があるときに見られる代表的なサインをご紹介します。赤ちゃんの様子をよく観察して、早期発見につなげましょう。

耳を気にする仕草(耳を触る・ひっぱる)

まず注目してほしいのが、耳に関連する動作です。赤ちゃんがしきりに耳を触るようになったり、耳を引っ張るような仕草を繰り返したりすることはありませんか?

また、耳の奥の違和感や痛みから、頻繁に頭を振るような動作が見られることもあります。これらは耳のトラブルのサインである可能性がありますので、見逃さないようにしましょう。

発熱や不機嫌、ミルクの飲みが悪くなる

耳への仕草だけでなく、全身の様子や機嫌の変化も重要なチェックポイントです。風邪が治りかけたと思った頃に急な発熱があったり、熱はなくても機嫌が極端に悪い状態が続いたりする場合は注意が必要です。

特に、夜泣きが悪化したり、普段と違う泣き方で激しく泣き続けたりすることもあります。痛みが強いと、ミルクや母乳の飲みが悪くなることも珍しくありません。

さらに症状が進むと、耳だれ(耳から液体が出る)が見られることもあります。耳の入り口付近が汚れていたり、液体が出てきたりしている場合は、中耳炎が進行している可能性があるため早めの対応が求められます。

もしこれらのサインに気づいたり、赤ちゃんの様子に不安を感じたりした場合は、自己判断せず早めに小児科や耳鼻科を受診してください。判断に迷うときは、かかりつけ医や地域の保健師等へ相談することをおすすめします。

痛がる?嫌がる?家庭でできる「耳の触り方」チェック

赤ちゃんが耳を頻繁に触ったり、理由もなく泣き続けたりするときは、耳の痛みが隠れているかもしれません。家庭で簡単にできる痛みの確認方法がありますので、まずは落ち着いてチェックしてみましょう。

耳珠(じじゅ)を軽く押してみる

チェックの方法は、耳の穴の手前にある小さな出っ張った軟骨(耳珠)を指で優しく押すというものです。この部分は、中耳炎などで耳の奥に炎症があるときに圧力がかかると、痛みを感じやすい場所とされています。

行う際は、絶対に強く押しすぎないことが大切です。赤ちゃんの体はとてもデリケートですので、ママさん、パパさんの指の腹を使って、そっと触れる程度の力加減で行ってくださいね。

反応を見る際のポイント

耳珠を優しく押した瞬間に、赤ちゃんがどのような反応をするか観察しましょう。もし痛みがある場合は、次のようなサインが見られることがあります。

  • 押した瞬間に激しく泣き出す
  • 痛そうに顔をしかめる
  • 嫌がって顔を背けたり、手を払いのけようとする

ただし、このチェック方法はあくまで目安であり、確定診断ではないという点に注意が必要です。反応がなくても炎症が起きているケースもありますし、単に触られるのを嫌がっているだけの場合もあります。

もしチェックの結果がはっきりしなくても、赤ちゃんの機嫌が悪かったり発熱があったりして不安な場合は、迷わず小児科や耳鼻科の医師に相談してくださいね。

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病院へ行くべき?受診の目安とタイミング

赤ちゃんが夜中に激しく泣き叫んだり、耳を気にする素振りを見せたりすると、ママさん、パパさんも「今すぐ病院に行くべきか、朝まで待ってもいいのか」と判断に迷ってしまいますよね。

特に風邪の治りかけで中耳炎が疑われる場合、痛みが強くなる夜間は不安も大きくなるものです。ここでは、今すぐ動くべきかどうかの判断基準となるポイントをご紹介します。

夜間救急に行くべきケース

まず、赤ちゃんの様子をよく観察してください。以下のような症状が見られる場合は、緊急性が高いため、夜間であっても救急外来の受診を検討しましょう。

  • 激しい痛みがあるようで、あやしても泣き止まない
  • 呼びかけへの反応が鈍く、ぐったりしている
  • 水分が全く取れず、おしっこの量が極端に減っている

このような状態が見られるときは、無理に朝まで待たず、早めの行動を心がけてください。

翌朝の受診で良いケース

一方で、夜泣きはあっても、抱っこなどで機嫌が少し落ち着く様子が見られる場合は、ひとまず様子を見ても大丈夫なことが多いです。

水分がしっかりとれていて、顔色も悪くなければ、翌朝一番に耳鼻科を受診することをおすすめします。

どうしても判断がつかないときや、症状の変化に不安を感じるときは、自己判断せず専門家に相談することが大切です。

夜間や休日に子供の症状で悩んだときは、「#8000(小児救急電話相談)」を活用してみてください。小児科医や看護師などの専門家が、受診の必要性や家庭での対処法についてアドバイスをくれます。ママさん、パパさんだけで抱え込まず、プロの力を借りながら冷静に対応していきましょう。

診断されたらどうする?治療の流れとホームケア

赤ちゃんが急性中耳炎と診断されると、ママさん、パパさんは「痛い思いをさせてしまった」と心配になったり、これからの治療に不安を感じたりするかもしれません。でも、適切な治療とホームケアを行うことで、赤ちゃんは少しずつ回復に向かっていきます。焦らず医師の指示に従ってケアをしてあげましょう。

抗生物質と痛み止めについて

治療では、原因となる細菌を退治するための抗生物質や、痛みや熱を和らげるお薬が処方されることが一般的です。お薬を飲み始めると、数日で症状が落ち着いて赤ちゃんが元気になることもよくあります。しかし、見た目が元気になったからといって自己判断は禁物です。

もっとも大切なのは、医師の指示通りに薬を飲み切ることが重要だという点です。症状が消えても細菌がまだ残っている可能性があるため、途中で薬をやめないことを徹底しましょう。中途半端に中断すると再発の原因になることもあります。

また、薬を飲み終わった後も、耳の中がきちんと治っているか医師に確認してもらう必要があります。完治を見届けるためにも、再受診の指示を守ることを忘れないでくださいね。

お風呂や日常生活の注意点

「中耳炎のときはお風呂に入っても大丈夫?」と悩むこともあるでしょう。基本的には、入浴は熱がなく機嫌が良ければ可能な場合が多いですが、医師に確認するのが確実です。高熱がある場合や痛みが強そうなときは、体を拭いてあげるだけにするなど無理のない範囲で清潔を保ちましょう。

入浴の許可が出た場合でも、湯船に長く浸かるのは避け、耳の中に水が入らないように気をつけてあげてください。もし家庭でのケアに不安を感じたら、小児科や耳鼻科の先生に相談してみましょう。

繰り返さないために!鼻水ケアと予防のポイント

赤ちゃんが急性中耳炎になってしまうと、痛みや不機嫌でママさん、パパさんも心配になりますよね。中耳炎の原因となる鼻水対策を中心に、再発予防の方法を見ていきましょう。

こまめな鼻水吸引の重要性

中耳炎を予防するために最も大切なのは、鼻水が耳に流れないよう、こまめに吸い取ることです。赤ちゃんは自分で鼻をかむことができず、鼻水を溜め込んでしまいがちです。

「鼻すすり」をさせないように気をつけると言っても、赤ちゃんに言い聞かせることはできません。そのため、大人が気づいてあげて、鼻の奥に鼻水を溜めないことが重要になります。

自宅でのケアとしては、市販の鼻吸い器を使うのが効果的です。特に粘り気のある鼻水や、量が多くて吸い取りきれないときは、電動鼻吸い器などの活用も検討してみてください。しっかりと奥の鼻水まで取れると、赤ちゃんもスッキリして楽になりますよ。

部屋の加湿と環境づくり

また、風邪予防が中耳炎予防になるという点も忘れてはいけません。風邪を引くと鼻水が出やすくなり、結果として中耳炎のリスクも高まってしまいます。

部屋の乾燥を防ぐために加湿をしたり、換気を心がけたりと、基本的な環境づくりも大切です。もし家庭でのケアをしていても症状が改善しない場合や不安なときは、無理せず小児科や耳鼻科へ相談してくださいね。

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編集部の体験談:「鼻水くらい」と油断せず。中耳炎を未然に防いだ我が家のケア

我が家の娘は、幸いにもこれまで中耳炎になったことはありません。しかし、生後7ヶ月くらいの頃、風邪を引いて鼻水で本当に苦しそうにしていた時期がありました。

その際、親戚から『赤ちゃんの鼻水を放っておくと、すぐに中耳炎になるから気をつけたほうがいいよ』とアドバイスをもらっていたんです。

そこで我が家が導入したのが、電動の鼻水吸い機でした。幸いこの当時の娘はあまり嫌がらず(のちに嫌がるようになるのですが……)、こまめに、丁寧に鼻水を取ってあげることを徹底しました。

そのおかげか、風邪が長引くこともなく、中耳炎へと進行せずに完治させることができました。『たかが鼻水』と思わずに、道具を頼ってでもしっかりとケアしてあげることが、結果として娘の負担を減らすことに繋がったのだと感じています。

よくある質問

耳を頻繁に触る癖がありますが、いつも中耳炎を疑うべきですか?

赤ちゃんが耳を触るのは、単に眠かったり、手持ち無沙汰だったりする時の「癖」であることも少なくありません。風邪を引いていない状態で、機嫌も良く、食欲など普段の様子に変わりがなければ、すぐに中耳炎を疑う必要はない場合が多いでしょう。ただし、耳を触りながら激しく泣いたり、耳だれが出ていたりする場合は注意が必要です。もし頻繁に触る動作が気になって不安な場合は、自己判断せずに健診の際やかかりつけの小児科等へ相談してみることをおすすめします。

中耳炎は自然に治りますか?

急性中耳炎は、軽度であれば本人の免疫力によって自然に治癒することもありますが、悪化してしまうと膿がたまり、鼓膜切開などの処置が必要になるケースも考えられます。また、適切に治療されずに滲出性中耳炎などに移行すると、一時的な難聴の原因となり、言葉の発達に影響が出る可能性も否定できません。赤ちゃんの様子だけで重症度を判断するのは難しいため、症状が疑われる場合は「自然に治るだろう」と自己判断せず、早めに耳鼻科を受診して医師の診断を仰ぐようにしましょう。

中耳炎は他の子供にうつりますか?

中耳炎という病気そのものが、人から人へ直接うつることはありません。そのため、中耳炎の子と一緒に遊んだからといって、すぐに耳の病気が感染するわけではないので安心してください。ただし、中耳炎を引き起こす原因となった「風邪のウイルス」や「細菌」は、咳やくしゃみなどを通じて他の子供にうつる可能性があります。兄弟がいる場合や集団生活をしている場合は、手洗いやうがいを徹底するなど、通常の風邪予防と同様の対策を心がけることが大切です。

小児科と耳鼻科、どちらを受診すべきですか?

耳を頻繁に気にする、耳だれが出ているなど、耳の症状が中心であれば、鼓膜の詳しい観察や処置ができる耳鼻科の受診が適しています。一方で、高熱が続いている、激しい咳やゼーゼーする呼吸音が聞こえるなど、全身の症状がひどい場合は、まずかかりつけの小児科に相談するのも一つの方法です。どちらに行くべきか迷う場合は、まずは普段の体調をよく知っている小児科医に相談し、必要に応じて耳鼻科を紹介してもらうという流れでも良いでしょう。

まとめ

風邪が治りかけてきた頃に、生後7〜11ヶ月の赤ちゃんの夜泣きが急に悪化したり不機嫌が続いたりすると心配になりますよね。そのような変化は、急性中耳炎のサインかもしれません。

  • 風邪の治りかけに見られる夜泣きの悪化は、中耳炎の可能性があります。
  • 赤ちゃんが耳を触る仕草や、耳の入り口(耳珠)を押した時の反応をチェックしてみましょう。
  • 予防には鼻水ケアが大切です。こまめな吸引を心がけてあげてください。

言葉で伝えられない赤ちゃんの不調は見極めが難しいですが、日頃の観察が早期発見の助けになります。もし様子がおかしいと感じたり不安な場合は、自己判断せずに耳鼻科や小児科を受診して相談しましょう。赤ちゃんとママ・パパが安心して過ごせるよう応援しています。

ABOUT ME
浅原(編集長)
子育てくらぶ編集長。合同会社エピックフォージ代表。 幼児期の娘の子育てに奮闘する現役パパです。 在宅で仕事をしながら、子育てのなかで悩みやトラブルに直面しては試行錯誤と勉強の日々を過ごしています。 自身の実体験をもとに、専門書には載っていない「育児の現場で本当に役立つ選択肢」を、同じ空の下で頑張るママさん、パパさんにお伝えします。