1歳のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!

最近、お子さんと過ごしていてこんな風に感じることはありませんか?

  • 「名前を呼んでも、遊びに夢中で全然振り向いてくれない」
  • 「後ろから声をかけても、気づいていないみたい」
  • 「何度も呼んでいるのに、反応が薄い気がする」

「もしかして耳が聞こえにくいのかな?」「発達に何か心配な点があるのかも…」

そんな風に、ふと不安がよぎってしまうかもしれませんね。

大切なお子さんのことですから、戸惑いや心配を感じてしまうのは、親としてとても自然な気持ちです。

1歳頃は好奇心が旺盛で、何かに集中していると周りの音が耳に入らないこともよくあるものです。あまり自分を責めないでくださいね。

今回は、名前を呼んでも振り向かない理由や家庭でできるチェック方法、受診の目安について、基礎知識から一緒に見ていきたいと思います。

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Contents
  1. 1歳児が名前を呼んでも振り向かないのはよくあること?
  2. 【理由1】遊びやテレビに夢中になっている
  3. 【理由2】自分の名前をまだ完全に認識していない
  4. 【理由3】中耳炎や難聴など「聞こえ」のトラブル
  5. 【理由4】発達障害などの特性が関係している可能性
  6. 家庭でできる「聞こえ」と「反応」のチェック方法
  7. 心配な場合の受診目安と相談先
  8. 編集部の体験談:名前を呼んでもスルーされる……不安を「集中力の証」と捉え直した話
  9. よくある質問
  10. まとめ

1歳児が名前を呼んでも振り向かないのはよくあること?

1歳のお子さんの名前を呼んでもまったく反応がないと、「耳が聞こえていないのかな?」「もしかして発達に遅れがある?」と不安になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。しかし、これは多くの子育て中の親御さんが一度は経験する悩みの一つです。

まだ言葉の理解やコミュニケーションが発達途中の1歳児にとって、呼びかけにすぐ反応しないことは決して珍しいことではありません。名前を呼んでも振り向かないからといって、必ずしも病気や障害が原因とは限らないのです。まずは焦らず、お子さんの様子をじっくり観察してみましょう。

好奇心旺盛で「一点集中」しやすい時期

1歳という時期は好奇心が非常に旺盛です。興味のあるおもちゃや遊びを見つけると、周りが見えなくなるほど夢中になってしまうことがよくあります。このように遊びや興味のあることに没頭していると、物理的には聞こえていても、周りの音が意識として耳に入らないことがよくあるのです。

大人から見ると「聞こえているはずなのに無視された」と感じてしまうかもしれませんが、お子さんには悪気はありません。親の呼びかけを意図的に無視しているわけではなく、単に集中しすぎて気づいていないだけのケースも多いのです。

基本的には成長の過程でよく見られる姿ですが、もし日常的に全く反応がない場合や、他にも気になる様子があるときは、ひとりで抱え込まずに小児科や地域の保健師さんへ相談してみてくださいね。

【理由1】遊びやテレビに夢中になっている

名前を呼んでも反応がないと、「耳が聞こえていないのかな?」「発達に何か問題があるのかな?」と心配になりますよね。でも、実は単に何かに熱中しているだけかもしれません。1歳を過ぎると、興味のあることに対して驚くほどの集中力を発揮することがあります。

「過集中」状態で周りが見えなくなる

お気に入りのおもちゃで遊んでいる時や、大好きなテレビ番組を見ている時、子どもは「過集中」と呼ばれる状態になっていることがあります。何かに集中していると大人でも声が聞こえなくなることがあるのと同じように、おもちゃやテレビに集中している時は、周囲の声が聞こえないことがあるのです。

特にテレビの音量が大きかったり、周りが騒がしかったりすると、その音に意識が向いてしまいます。このような環境要因がある場合、ママさん、パパさんの声が単なる「背景音」として処理されてしまい、本人の意識に届いていない可能性があります。

テレビを消して静かに呼んでみよう

本当に聞こえていないのか、それとも集中しているだけなのかを見極めるには、静かな環境でリラックスしている時なら反応するかどうかが判断のポイントになります。

まずはテレビを消して静かにし、お子さんが落ち着いているタイミングで名前を呼んでみましょう。遊びの途中ではなく、ふとした瞬間に呼んでみるなどの工夫も有効です。

もし静かな環境でも全く振り向かないことが続いたり、やはり心配だと感じたりする場合は、一人で悩まずに小児科や耳鼻科、地域の保健師さんへ相談することをおすすめします。

【理由2】自分の名前をまだ完全に認識していない

1歳を迎えたからといって、すべてのお子さんがすぐに自分の名前を完璧に理解できるわけではありません。

言語理解の発達には個人差があることを、まずは知っておいてくださいね。ママさん、パパさんが一生懸命名前を呼んでいても、お子さんにとってはまだ「単なる音」として聞こえているだけで、自分への呼びかけだと気づいていない可能性もあります。

名前を呼ばれていると分かっていないかも

特に1歳前半の時期ですと、まだ「それが自分の名前だ」と明確に理解していない子も決して珍しくありません。

音に対する反応はあるけれど、名前を呼んだときだけ特定の反応をしないという場合は、言葉の理解や認知の発達が追いついてくるのを少し待ってみるのもひとつの方法です。

呼びかけを統一する工夫

また、ご家庭内でのお子さんの呼び方は統一されていますか?意外と盲点になりがちなのが、家族間での呼び方の違いです。

例えば、ママさんは「〇〇ちゃん」、パパさんは「〇〇くん」、おじいちゃんおばあちゃんは独特のニックネームで呼んでいるなど、呼び方がバラバラだと混乱しやすい状況を作ってしまっているかもしれません。

まだ言葉を覚え始めたばかりの時期ですので、まずは一番わかりやすい呼び方に決めてみましょう。家族みんなで呼びかけを統一して様子を見ることをおすすめします。

繰り返し同じ名前で優しく呼びかけることで、次第に「自分のことだ」と認識できるようになっていくはずです。もし様子を見ても不安が続くようであれば、健診の際などに保健師さんや医師へ相談してみるのも良いでしょう。

【理由3】中耳炎や難聴など「聞こえ」のトラブル

お子さんが名前を呼んでも振り向かないとき、性格や集中力の問題だと思いがちですが、実は耳の聞こえに何らかのトラブルが隠れている可能性もあります。

「テレビの音を大きくしたがる」「後ろから声をかけても気づかない」といった様子が見られる場合は、身体的な原因がないか一度確認してみましょう。

痛くない「滲出性中耳炎」は要注意

特に小さなお子さんで気をつけたいのが、「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」です。

中耳に水が溜まる「滲出性中耳炎」は痛みが少なく、親が気づかないうちに難聴気味になっていることがあるため注意が必要です。熱も出ず、機嫌も悪くないのに「耳が聞こえにくくなっている」という状態が続くことがあります。

風邪や鼻水の後、聞こえが悪くなることも

生まれつきの難聴だけでなく、後天的な耳のトラブルの可能性も考慮することが大切です。

たとえば、風邪をひいた後の変化に注意することがポイントです。鼻水が長引いているときや風邪が治りかけの時期に、中耳炎を併発して聞こえが悪くなるケースは珍しくありません。

もし「いつもより反応が鈍い気がする」と不安に思ったら、耳鼻科でのチェックを受けてみてください。ママさん、パパさんだけで悩まず、専門医に診てもらうことで原因がはっきりし、適切な治療を受けられます。早めに相談するようにしましょう。

【理由4】発達障害などの特性が関係している可能性

1歳のお子さんが名前を呼んでも振り向かないとき、耳の聞こえや集中力だけでなく、もしかすると発達の特性が関係しているのではないかと心配になるママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。ここでは、発達障害の可能性について解説しますが、あくまで一つの可能性として冷静に確認していきましょう。

「呼びかけへの反応の薄さ」は特性のひとつ

たしかに、自閉スペクトラム症などの発達障害の特性として、人への関心が薄かったり、独特の聞こえ方をしていたりすることがあります。その結果、名前を呼ばれても自分に向けられた言葉として認識しにくく、呼びかけに反応しにくいというケースが見られることは事実です。

他の発達サインと合わせて総合的に見よう

しかし、もっとも大切なことは「振り向かない」という一点だけで判断せず、総合的な様子を見ることです。1歳頃の発達には個人差があり、その時の気分や集中度合いによっても反応は変わります。

お子さんの様子が気になるときは、次のような他のサインがあるかどうかもあわせて見てみましょう。

  • 普段、目が合うかどうか
  • 「バイバイ」などの大人の真似(模倣)をするか
  • 指さしをして興味のあるものを伝えるか

発達の特性があるかどうかの診断には、専門家による総合的な判断が必要です。決してご家庭だけで断定はせず、もし他のサインも含めて気になる様子があれば、地域の保健センターや小児科、専門機関へ相談してみてくださいね。

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家庭でできる「聞こえ」と「反応」のチェック方法

1歳のお子さんが名前を呼んでも振り向かないと、ママさん、パパさんは「耳が聞こえていないのかな?」「発達に何かあるのかな?」と心配になってしまうかもしれません。病院を受診する前に、まずは家庭で落ち着いてお子さんの様子を観察してみましょう。

具体的な状況を整理しておくと、医師や専門家に相談する際にもスムーズに伝わります。ここでは、ご家庭ですぐに試せるチェック方法をご紹介します。

子どもの視界に入らない位置から呼びかける

まずは、お子さんが何かに夢中になっていないタイミングを見計らって、視界に入らない後ろ側から音を出して反応を確認してみましょう。テレビや音楽を消して、静かな環境で行うのがポイントです。

具体的なチェック手順は以下の通りです。

  • お子さんの真後ろに立ち、姿が見えないようにする
  • お気に入りのおもちゃの音を鳴らしてみる
  • 小さな声(ささやき声など)で名前を呼んでみる

このとき、パッと音のする方を向くか、あるいは動きを止めて耳を澄ますような仕草をするかを確認します。

左右の耳で反応が違うかチェック

次に、音の聞こえ方に左右差がないか、音の大きさによって反応が変わるかも見てみましょう。

お子さんの右側、左側それぞれの方向から音を出してみてください。片方だけ反応が鈍い場合や、大きな音には驚くけれど小さな音には気づかない場合など、詳しく観察することで「聞こえ」の状態を把握しやすくなります。

観察をする際は、「音が聞こえているかどうか」と「コミュニケーションとして反応しているか」を切り分けて考える視点を持つことが大切です。たとえば、お菓子の袋を開ける音や物音には反応するのに名前を呼んでも振り向かない場合は、「耳は聞こえているけれど、今は遊びに集中したい」「呼ばれていることに気づいていない」という可能性もあります。

家庭でのチェックを通じて少しでも「あれ?」と思うことや不安な点があれば、かかりつけの小児科や耳鼻科、地域の保健師さんなどに相談してみてくださいね。

心配な場合の受診目安と相談先

お子さんの様子を見ていて「少し気になるな」と感じたとき、どのタイミングで、どこに相談すればよいのか迷ってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。

ここでは、専門機関に相談する目安となるポイントと、相談先の選び方についてご紹介します。

こんな様子があれば専門家へ

家庭で様子を見守ることも大切ですが、次のようなサインが見られる場合は、専門機関への相談を検討してみてください。

  • 大きな音がしても全く反応しない、驚かない
  • 同月齢の子に比べて言葉の遅れが著しいと感じる
  • 呼びかけても視線が合わない、目が合いにくい

これらはあくまで目安の一つですが、日々の生活で違和感を覚えることが続くようであれば、一度専門家の意見を聞いてみるのが安心です。

耳鼻科・小児科・地域センターの使い分け

いざ相談しようと思っても、どこに行けばいいのか悩みますよね。まずは気になっている内容に合わせて、相談先を選んでみましょう。

  • 耳鼻科:名前を呼んでも反応が薄い、中耳炎を繰り返しているなど、まずは「耳の聞こえ」そのものを確認したい場合におすすめです。
  • 小児科・保健センター:言葉の遅れやコミュニケーション面など、全体的な発達について相談したい場合に適しています。かかりつけ医や地域の保健師さんに相談してみましょう。

1歳半健診を待たなくても大丈夫

「もう少し様子を見て、1歳半健診の時に聞けばいいかな」と考える方もいるかもしれませんが、1歳半健診を待たずに相談しても大丈夫です。

早めに動くことで、家庭でのお子さんへの関わり方のアドバイスをもらえたり、何よりママさん、パパさんの心の負担が軽くなったりすることもあります。「こんな些細なことで相談してもいいのかな」と遠慮せず、少しでも不安なら専門家へ相談してみてくださいね。

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編集部の体験談:名前を呼んでもスルーされる……不安を「集中力の証」と捉え直した話

我が家の娘も1歳くらいの頃、おもちゃやテレビに夢中になっていると、隣で名前を呼んでも全く反応してくれないことがよくありました。

母子手帳や育児書などの発達の目安に『名前を呼ぶと振り向く』という項目があるのを見るたび、『うちの子は大丈夫かな?』と少し心配になったのを覚えています。

ですが、よく観察してみると、何かに熱中していない時にはちゃんと振り向いてくれるタイミングもたくさんありました。考えてみれば、大人だって仕事や趣味に集中していると周りの音が耳に入らないことがあります。まだ脳が発達途中の1歳児なら、なおさら目の前のことに全力投球している証拠なのだと気づいてからは、過度に心配しすぎず、温かく見守れるようになりました。

よくある質問

耳掃除をしていないので、耳垢が溜まって聞こえにくいのでしょうか?

赤ちゃんの耳には自浄作用があり、通常は耳垢が自然と外に出てくるようになっていますが、体質によっては耳の奥に垢が大量に溜まって固まる「耳垢栓塞(じこうせんそく)」になり、耳の穴を塞いで聞こえにくくなるケースも稀にあります。

だからといって、ご家庭で無理に耳掃除をするのは避けましょう。綿棒を使うことでかえって耳垢を奥へ押し込んでしまったり、繊細な外耳道を傷つけたりするリスクがあります。もし耳垢が詰まっている可能性を感じる場合は、耳鼻科を受診すれば専用の器具で安全に取り除いてもらえますので、まずは専門医に診てもらうのが最も安心です。

1歳半健診まで様子を見ても大丈夫ですか?

お子さんの普段の様子によりますが、もし「背後で大きな音がしても全く反応しない」「こちらの言葉かけに対する理解が全く進んでいない」といった心配がある場合は、聴力などの問題も考慮し、1歳半健診を待たずに小児科や耳鼻科へ早めに相談することをおすすめします。

一方で、以下のような様子が見られるのであれば、緊急性は低いと考えられ、健診のタイミングまで様子を見ても良い場合があります。

  • 遊びに夢中になっていない時は、名前を呼ぶと振り向く
  • 「ちょうだい」「おいで」などの簡単な指示や言葉を理解している

判断に迷う場合は、どのような場面で反応しなかったかをメモしておき、健診の際に医師や保健師へリストとして提示し相談すると良いでしょう。

テレビの音や好きな音楽には反応するのですが、名前だけ無視されます。

テレビの番組やCMの音、お気に入りのおもちゃの音、チャイム音などに素早く反応できているのであれば、音自体は聞こえており、聴覚機能そのものには大きな問題がない可能性があります。1歳頃の子どもは好奇心が旺盛で、自分の興味のある対象に強く集中するため、名前を呼ばれても意図的に無視しているように見えることはよくあります。

ただし、特定の音には反応するものの、人からの呼びかけに極端に反応しにくい、目線が合いにくいといった様子も併せて見られる場合は、聞こえの問題ではなく、発達の特性や関心の偏りが関係していることも考えられます。不安が続くようであれば、専門機関へ相談してアドバイスをもらうのも一つの方法です。

まとめ

1歳の子どもが名前を呼んでも反応しないと、どうしても不安になってしまうものです。しかし、その理由は遊びに夢中になっているだけだったり、一時的な気分の問題だったりと様々です。今回のポイントを整理しました。

  • 振り向かない原因は、集中力や気分の問題から、聴力や発達の影響まで多岐にわたります
  • まずは静かな場所で声をかけるなど環境を変えて確認し、中耳炎などの耳のトラブルも視野に入れましょう。
  • 様子を見ても不安が残る場合は、決して1人で悩まず専門機関へ相談することが大切です。

日々の成長には個人差がありますので、あまり焦りすぎないでくださいね。もし「何かおかしいな」と感じたら、早めに専門家へ相談して安心を得ることも一つの方法です。親御さんの心の安定を第一に考えて行動していきましょう。