動画を見せないと泣き叫ぶ!2・3歳児のスマホ依存対策とルール作りのコツ
2歳、3歳のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!
家事の間だけ…とスマホを渡したら、取り上げる時に大泣きされる。
「もっと見る!」と床に転がって泣き叫ぶ。
お出かけ先でも、動画がないと静かにできない。
「こんなに小さいうちからスマホばかりで大丈夫?」
「私のしつけがいけなかったのかな…?」
そんなふうに、自分を責めてしまうことはありませんか?
現代の子育てにおいて、デジタル機器との付き合い方に悩むのは、とても自然なことですよ。
親として真剣に向き合おうとしている証拠ですから、まずは深呼吸して肩の力を抜いてくださいね。
今回は、2・3歳児の動画視聴に関するルール作りや、癇癪への対処法について、一緒に考えるヒントをお伝えします。
なぜ動画を消すと泣き叫ぶの?2・3歳児の心理を知ろう
スマホやタブレットを取り上げようとすると、火がついたように泣き叫んでしまい困ってしまうことはありませんか?「どうしてこんなに怒るの?」とイライラしてしまうかもしれませんが、実はこの激しい反応は、2・3歳という発達段階特有の行動でもあるのです。
子供がなぜそこまで怒るのか、その心理背景を知っておくだけで、ママさん、パパさんも「成長の証なんだ」と安心感を持って、冷静に対応できるようになるはずです。
イヤイヤ期と自己主張の表れ
2・3歳という年齢は、自我が芽生え「自分で決めたい」という欲求が非常に強くなる時期です。動画を楽しんでいる最中に、突然大人の都合で消されてしまうと、子供は自分の楽しみを一方的に奪われたと感じて激しく抵抗します。
これは自立への第一歩でもあります。まずは頭ごなしに叱るのではなく、「まだ見たかったんだね」「急に終わって悲しいね」と、子供の気持ちに寄り添う姿勢を見せてあげることが大切です。
脳が興奮状態で切り替えが難しい
また、動画の視覚的・聴覚的な刺激は子供にとって非常に強く、没入しやすい特徴があります。夢中になっている状態から急に中断されると、脳の切り替えが追いつかず、パニックのような状態になってしまうことがあるのです。
決してわがままだけで泣いているわけではありません。「今はまだ興奮していて切り替えが難しい状態なんだな」と理解し、落ち着くまで少し待ってあげる余裕も必要かもしれませんね。
このままで大丈夫?スマホの長時間視聴が与える影響
家事や移動中など、どうしても手が離せない時にスマホやタブレットの動画はとても助かる存在ですよね。しかし、長時間見せていると「このままで本当に大丈夫かな?」と不安になるママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
過度な視聴が続くとどのようなリスクが考えられるのか、まずはその点について理解を深め、上手な付き合い方を考えていきましょう。
視力低下や睡眠への懸念
小さな画面を至近距離で見続けることは、目の疲れや視力の低下につながるのではないかと懸念されています。一般的には、長時間同じ姿勢で画面を見続けることは目や体への負担になると言われています。
また、夜遅くまで強い光を見ていると、寝つきが悪くなったり睡眠の質が下がったりすることで、生活リズムの乱れにつながる可能性もあります。規則正しい生活を送るためにも、使用する時間帯には気をつけたいですね。
コミュニケーションや言葉の発達への影響
動画視聴は、画面から流れてくる情報をただ受け取るだけの、一方的な受動体験になりがちである点にも注意が必要です。親子での会話や、遊びを通じた双方向のやり取りが減ってしまうことは、コミュニケーション能力や言葉の発達に影響を与える要因の一つと考えられています。
もちろん、これらはすべての子供に必ず起きるわけではありませんが、リスクの一つとして知っておくことは大切です。もし、お子さんの発達や健康面で少しでも不安な場合は、小児科医や保健師などの専門家へ相談することをおすすめします。
まずはここから!わが家に合った「スマホルール」作りのポイント
スマホやタブレットでの動画視聴は、子供にとって非常に魅力的なものです。だからこそ、最初になあなあで済ませるのではなく、家庭内でしっかりとしたルールを決めておくことが大切です。
この時期の子供たちには、複雑な決まりごとはなかなか伝わりません。ママさん、パパさんが意識したいのは、2・3歳でも理解できるシンプルなルールにすることです。
「時間」や「本数」で区切りをつける
まだ時計が読めない年齢であっても、「長い針がここに来たらおしまい」や「この動画を2つ見たらご飯にしよう」といった具体的な区切り方は伝わりやすいものです。
終わりの時間を子供自身が意識できるように、タイマーやアラームの活用もおすすめです。「ピピピとなったらバイバイ」と決めておくことで、気持ちの切り替えがスムーズになることもあります。
見る場所やタイミングを固定する
「いつでもどこでも見られる」状態にしてしまうと、子供は際限なく求めてしまいがちです。
「リビングのソファで座って見る」「夕飯の支度をしている間だけ」など、場所やタイミングを固定するのも効果的です。視力への影響などが心配な場合は、画面との距離を保てる場所を指定してあげると良いでしょう。
そして、ルール作りにおいて最も重要なのが、例外を作らず一貫性を持つことです。
「今日は忙しいから長く見せてもいいか」「外出先で静かにしてほしいから」といった親の都合でルールを曲げないことを心がけましょう。大人の対応が一貫していると、子供も「ダメなときはダメなんだ」と少しずつ理解して納得してくれるようになります。
いざ実践!動画を消して泣き叫ばれた時の対処法
動画を見せる前に事前の「あと1回でおしまい」という予告をしていても、いざ消す段になると大泣きされてしまうことはよくあります。ママさん、パパさんも、その激しい反応にどう対応すればよいか悩んでしまうことがあるかもしれません。
まずは「もっと見たかったね」と共感する
子供が泣き叫んでいるとき、まずは「もっと見たかったね」「面白かったもんね」と、感情を否定せずに代弁してあげることが大切です。自分の気持ちを分かってもらえたと感じることで、子供は少しずつ落ち着きを取り戻すきっかけをつかめます。
次の楽しい予定を予告して切り替える
気持ちを受け止めた後は、「次は美味しいおやつを食べようか」など、子供が興味を持ちそうな別の提案をして気持ちを切り替えてみましょう。それでも泣き止まない場合は、スマホやタブレットを物理的に見えない場所へ片付けることも一つの有効な手段です。
ここで大切なのは、どんなに泣いても一度決めたルールは変えないという、毅然とした態度でルールを守ることです。「泣けばまた見せてもらえる」と学習させないためにも、一貫した対応を心がけたいですね。
そして、子供が落ち着いて泣き止んだら、「我慢できて偉かったね」と抱きしめて褒めてあげてください。この泣き止んだ後のフォローをしっかり行うことで、子供は安心し、次の約束を守る意欲へとつながっていきます。
スマホ以外の楽しさを!オフラインでの遊びと工夫
スマホをただ禁止するだけだと、子供も反発してしまいますよね。大切なのは「スマホよりも楽しいことがある」と子供に気づかせてあげることです。
ママさん、パパさんが一緒になって遊ぶことで、子供の関心をオフラインの世界へ向けていきましょう。スマホなしでも楽しめる代替案をいくつかご紹介します。
親子で触れ合う時間を増やす
子供がスマホに夢中になるのは、退屈な時間を埋めたいという気持ちや、もっと構ってほしいというサインかもしれません。
そこでおすすめなのが、親が一緒に遊ぶことで子供の満足感を高めることです。たとえ短い時間でも、ママさんやパパさんが全力で向き合ってくれる時間は、子供にとって何よりの喜びになります。
家の中でできる遊びとしては、次のようなものが挙げられます。
- お気に入りの絵本を読み聞かせる
- 一緒にお絵描きや塗り絵を楽しむ
- 粘土遊びや折り紙で手先を使う
これらは親子のコミュニケーションも深まりますし、一緒に何かを作る過程は子供の心を満たしてくれます。
手先や体を使う遊びを取り入れる
どうしても家の中にいると刺激が足りず、スマホを求めてしまうことがあります。そんなときは、思い切って外に出てみましょう。
外遊びは非常におすすめです。公園の遊具で遊んだり、ただ散歩をして花や虫を探したりするだけでも、子供にとっては大冒険です。体を動かすことでエネルギーを発散し、心身のリフレッシュにもつながります。
また、退屈な時間を減らす工夫として、日常生活の中に「お手伝い」を取り入れるのも良いでしょう。洗濯物をたたむ、料理の盛り付けを手伝うなど、小さな役割を与えることで子供は自信を持ち、スマホ以外のことに興味を持つきっかけになります。
親も一緒に見直そう!大人のスマホ習慣と環境づくり
子供に「動画ばかり見ないで」と言いながら、ママさんやパパさん自身がついついスマホを長時間触ってしまってはいませんか?子供は大人が思っている以上に親の行動をよく見ており、自然と親の真似をするものです。「大人はいいけど子供はダメ」という理屈は、2・3歳児にはなかなか伝わりにくいかもしれません。
子供の前でのスマホ利用を控える
まずは、お子さんと一緒にいる時間の過ごし方を振り返ってみましょう。特に気をつけたいのが、育児の合間や食事中などの「ながらスマホ」です。スマホの画面ばかり見ていると、お子さんの大切なサインを見逃してしまうことにもつながりかねません。
スマホを置いて、しっかりとお子さんの目を見て話を聞くなど、親子のコミュニケーション時間を確保することを意識してみてください。親が楽しそうに関わってくれる時間は、動画以上の満足感を子供に与えてくれるはずです。
通知オフや置き場所の工夫
物理的にスマホに触れない環境を作ることも効果的です。例えば、食事中や寝室にはスマホを持ち込まない、通知をオフにして気にならないようにする、といったルールを設けてみましょう。
週末の数時間だけでも、親もデジタルデトックスを試みることをおすすめします。家族みんなでデジタル機器から離れ、一緒に遊んだり会話を楽しんだりすることで、家庭全体の環境を見直す良いきっかけになるでしょう。
罪悪感を持たないで!デジタル機器との上手な付き合い方
子どもが静かになるからと動画を見せているとき、「また長時間見せてしまった」と落ち込んでしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。現代の子育てにおいて、デジタル機器を完全に遠ざけることは簡単ではありません。
無理に禁止して親御さんのイライラが募るよりも、上手に活用して笑顔で過ごす時間を作るほうが、家庭内の雰囲気も良くなるかもしれません。まずは「頼ってもいいんだ」と認め、自分を責めないためのマインドセットを持つことから始めましょう。
頼る時は割り切って活用する
夕食の準備で手が離せないワンオペの時や、電車や病院の待合室といった公共の場など、どうしても静かにしていてほしい場面はありますよね。そうした必要な場面では、育児の強力な助っ人として割り切って活用することも一つの方法です。
ただし、なんとなく見せ続けるのではなく、「家事が終わるまで」「この動画が終わるまで」と時間を決めて、メリハリをつけることの大切さを意識してみてください。
良質な知育コンテンツを選ぶ
動画を見せるときは、ただ画面を眺めさせるだけでなく、できるだけ親子で会話しながら見る「共視聴」をおすすめします。「赤い車が出てきたね」「動物さんが笑ってるね」などとママさん、パパさんが声をかけることで、一方的な受け身の時間ではなく、親子のコミュニケーションの時間に変えることができます。
年齢に合った知育コンテンツなどを選び、デジタル機器とポジティブに付き合っていきましょう。
編集部の体験談:「消される」から「私が消してあげる」へ。スマホ終了の魔法の声かけ
我が家の娘も例に漏れず、スマホで動画を見たり音楽を聴いたりするのが大好きです。今の時代、デジタルメディアを完全に遮断して育児をするのは現実的ではないため、我が家ではある程度許容しつつ付き合ってきました。
もちろん、『長い針が6になったら終わりね』と時間で区切ったり、『あと2つ見たらおしまいだよ』と本数で予告したりはしていましたが……それでも泣くときは泣いてしまうのが2〜3歳児。
そこで試してみたのが、娘の『自分で操作してみたい!』という意欲を利用する作戦です。
動画が終わるタイミングで、『じゃあ、これで終わりね。ここを押すと画面が消えるから、〇〇ちゃんが押してごらん?』と促してみたんです。すると、それまで泣きそうだった娘が『私がやってあげるね!』と一変してやる気満々に。自分から進んで画面をオフにすることができました。
無理やり取り上げられるのではなく、自分の意思で『お仕事を完了させた』という満足感が、気持ちの切り替えに繋がったようです。スマホを“敵”にせず、子供の自立心をくすぐる味方に変える工夫の大切さを実感した出来事でした。
よくある質問
一度決めたルールを子供が全く守れません。どうすればいいですか?
2歳や3歳のお子さんは、自分の気持ちをコントロールする脳の機能がまだ発達途中です。そのため、一度決めたルールを守れないのはある程度自然なことであり、決して親御さんのしつけが悪いわけではありません。何度言っても伝わらないと感じるかもしれませんが、焦らず根気強く同じ対応を続けることが大切です。
また、できた時は大げさなくらいに褒めてあげるのが効果的です。「約束を守れたね!」「自分で消せてかっこいいね!」と具体的に認めることで、子供は自信を持ち、次も頑張ろうという気持ちになります。
食事中も動画を見たがります。見せないと食べないのですが…。
食事中の動画視聴は、噛む回数が減ったり、味覚の発達や親子の会話がおろそかになったりする懸念があるため、基本的には食事の時間はテレビやスマホを消す習慣をつけることが推奨されます。しかし、急にゼロにすると子供がパニックになる場合は、段階的なアプローチを試してみましょう。
例えば、「このお野菜を食べ終わるまでは消そうね」とスモールステップを設定したり、どうしても必要な場合は時間を決めて徐々に短くしたりする工夫が有効です。食事は楽しい時間だということを伝えながら、少しずつ動画なしでの食事に慣らしていきましょう。
ブルーライトの影響が心配です。寝る前に見せても大丈夫?
一般的に、スマートフォンやタブレットの画面から出るブルーライトなどの強い光は、脳を覚醒させ、睡眠を促すホルモンの分泌を抑制する可能性があると言われています。そのため、就寝直前まで動画を見ていると、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりすることが懸念されます。
子供の健やかな成長のためには、寝る1時間前からは画面を見ないルールを作るのがおすすめです。代わりに絵本を読んだり、今日あったことを話したりする静かな時間(入眠儀式)を設けることで、スムーズな入眠を促すことができます。睡眠に関して強い不安がある場合は、小児科等へ相談してみるのも良いでしょう。
完全にスマホや動画を禁止した方がいいのでしょうか?
現代社会においてデジタル機器を子供から完全に遠ざけることは非常に難しく、無理に禁止するとかえって興味が強くなり、将来的に反動が出てしまうケースもあります。そのため、最近では「完全に禁止する」よりも「上手に付き合う力を育てる」という考え方が主流になりつつあります。
親が適切なコンテンツを選び、視聴時間を管理することで、動画は子供の好奇心を広げる良いツールにもなり得ます。各家庭のライフスタイルに合わせて、親子でストレスなく守れるルールを作り、デジタル機器をコントロールする力を養っていくことをおすすめします。
まとめ
動画を消すと泣き叫んでしまうのは、お子さんの自我が育っている証拠でもあります。まずは焦らず、お子さんの気持ちを受け止めながら、少しずつ家庭ごとのルールを定着させていきましょう。
- 泣き叫ぶのは成長の証と捉え、焦らずルールを定着させる
- スマホは便利な道具として扱い、親が主導権を持ってメリハリをつける
- 完璧を目指さず、親子ともにストレスのない範囲で距離感を見つける
子育ては思うようにいかないことも多いですが、一人で抱え込まず、それぞれのペースで向き合ってみてください。もし不安や悩みが続くようなら、地域の保健センターや専門家へ相談することも検討しましょう。

