離乳食が進んできた9ヶ月〜1歳頃のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、毎日のごはん作りや後片付け、本当にお疲れ様です!

「目の前に置いても、手を出そうとしない」

「指先が汚れると、すぐに拭いてとアピールする」

「スプーンで食べさせてもらうのを待っている」

こんな様子が見られることはありませんか?

「これって感覚過敏なのかな?」「私の進め方が悪いのかな…?」

そんなふうに、ふと不安になってしまうこともあるかもしれませんね。

周りの子が豪快に手づかみで食べていると、焦りや戸惑いを感じてしまうのは親としてとても自然な気持ちです。

でも、大丈夫です!焦る必要はありません。

手が汚れるのを嫌がるのは、その子の個性や成長のひとつの現れかもしれません。

今回は、赤ちゃんが離乳食を手で触りたがらない理由や、遊びを通じて少しずつ感触に慣れていくステップについて、一緒に考えていきましょう。

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Contents
  1. 離乳食を手で触りたがらない子は意外と多い?
  2. なぜ触らないの?考えられる主な原因
  3. 手づかみ食べの役割と無理強いのNGライン
  4. ステップ1:食事以外の「感触遊び」から始めよう
  5. ステップ2:触りたくなる離乳食メニューと工夫
  6. 食事環境の見直しと親のサポート術
  7. 感覚過敏?専門家に相談する目安
  8. 編集部の体験談:「手づかみ」はできても悩みは尽きない。食の個性と向き合った日々
  9. よくある質問
  10. まとめ

離乳食を手で触りたがらない子は意外と多い?

離乳食が進み、生後9ヶ月から1歳頃になると「そろそろ手づかみ食べをさせましょう」といった情報を目にする機会が増えますね。周りのお子さんが上手におせんべいや野菜スティックを食べている姿を見て、「うちの子は全然触ろうとしないけれど大丈夫かな?」と不安に感じているママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。

でも、安心してください。実は、この時期に離乳食を手で触りたがらないお子さんは意外と多くいらっしゃいます。「珍しいことではない」という安心感を持って、まずはお子さんの様子を優しく見守ってあげましょう。

9ヶ月〜1歳頃の「手づかみ食べ」の現状

一般的に手づかみ食べが始まるとされる時期であっても、すべてのお子さんがすぐに食べ物に手を伸ばすわけではありません。手が汚れる感触が苦手な子や、慎重な性格で「これは何かな?」とじっくり観察してから触れたい子など、理由はさまざまです。

手づかみ食べをしない子も一定数いるのが現状ですので、「食べ物に興味がないのかな?」と過度に心配する必要はありません。スプーンで食べるのが好きな子もいれば、きれい好きな子もいます。その子なりの個性として受け止めてあげることが大切です。

焦らなくて大丈夫!個人差が大きい時期

子育てにおいて、他の子と比べて焦ってしまうことはよくある悩みですが、成長のペースは人それぞれです。昨日まで興味を示さなかったのに、ある日突然自分から手を伸ばし始めることもあります。

今はまだ準備段階なのかもしれません。無理に触らせようとするのではなく、大人が美味しそうに手で食べる姿を見せてあげるなど、楽しい雰囲気作りを心がけてみてくださいね。もし発達面でどうしても気になることがある場合は、検診の際などに小児科医や保健師へ相談してみるのも一つの方法です。

なぜ触らないの?考えられる主な原因

離乳食が進み、手づかみ食べを始める時期になっても、お子さんが食事に触れようとしないと心配になってしまいますよね。「どうして食べてくれないの?」と悩んでしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、赤ちゃんが食べ物を触らないのには、その子なりの理由や背景があります。ここでは、考えられる主な原因について見ていきましょう。

手が汚れるのが不快・嫌い

一つ目の理由は、感覚的な不快感(触覚)です。大人でも手に汚れがつくと気になりますが、赤ちゃんの中には特にその感覚に敏感な子がいます。

食材の温度や、ベタベタ・ザラザラした感触が苦手で、反射的に手を引っ込めてしまうことがあります。これらは感覚の発達過程において珍しいことではありませんので、過度に心配しすぎなくても大丈夫です。

慎重な性格や食への興味の薄さ

二つ目の理由は、性格的な要因です。初めて見るものに対して「触っても大丈夫かな?」と様子をうかがう慎重派な性格や、手が汚れることを極端に嫌がるきれい好きな一面(潔癖)が関係していることもあります。

大切なのは、これらが決して「わがままではない」という視点を持つことです。食への興味が薄い場合や、警戒心が強い場合も、その子の個性として受け止め、焦らずに見守ってあげてください。

手づかみ食べの役割と無理強いのNGライン

離乳食が進むにつれて、「そろそろ手づかみ食べをさせなきゃ」と焦りを感じるママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。手が汚れるのを極端に嫌がるお子さんの姿を見ると、発達に影響がないか心配になることもあるかもしれません。

発達における「目・手・口」の協調

手づかみ食べは、単なる食事の方法というだけでなく、赤ちゃんの成長にとって大切な役割を持っています。食べ物を目で見て、手でつかみ、口まで運ぶという動作は、「目・手・口」の協調運動を促す良い練習になります。

また、自分のペースで口に運ぶことで、自分で食べる意欲を育てる重要性も見逃せません。食材の固さや温度を指先で感じることは、脳への刺激にもなり、一口量を覚える学習にもつながります。

無理に触らせるのは逆効果?

メリットが多いとはいえ、お子さんが嫌がっているのに無理やり触らせようとするのは禁物です。感触が苦手な子に対して無理強いは避けるべきでしょう。無理強いを続けると、食べる楽しみよりも不快感が勝ってしまい、食事自体が嫌いにならないよう注意が必要です。

もし、手づかみを全くしないことが長く続き、食事の進み具合に不安を感じる場合は、小児科医や地域の保健師、助産師などに相談してみるのも一つの方法です。焦らず、お子さんのペースに合わせて進めていきましょう。

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ステップ1:食事以外の「感触遊び」から始めよう

離乳食を手で触るのを嫌がる場合、いきなり食事の場面で練習するのではなく、普段の遊びの中で「手に何かが触れること」に慣れていくことから始めてみましょう。食事の時間だと「食べなければならない」という雰囲気を敏感に感じ取り、プレッシャーになってしまうこともあるからです。

まずは、ママさん、パパさんと一緒にリラックスした状態で、楽しみながら触覚を刺激してあげることが大切です。遊びを通して「触っても大丈夫」「楽しい」という経験を積み重ねていくことが、スムーズな手づかみ食べへの第一歩になります。

おもちゃや日用品で様々な感触に触れる

最初は手が汚れないものからスタートして、いろいろな手触りを体験させてあげましょう。硬いもの、柔らかいもの、冷たいものなど、身の回りにはたくさんの刺激があります。具体的な遊びの例として、以下のようなものを取り入れてみてください。

  • 積み木:木やプラスチックの硬い感触や、角のある形を確かめられます。
  • ボール:ゴムの弾力や、布製の柔らかさなどを楽しめます。
  • タオルやハンカチ:ふわふわした布の感触は、安心感にもつながります。

水遊び・砂遊び・新聞紙遊びのすすめ

乾いたものに慣れてきたら、次は形が変わるものや、手が濡れたり汚れたりする感覚にも挑戦してみましょう。段階を踏むことで、手が汚れることへの抵抗感を少しずつ減らしていくことができます。

  • 水遊び:お風呂や洗面器の水を触って、ピチャピチャと音や冷たさを楽しみます。
  • 新聞紙遊び:ビリビリ破ったり、くしゃくしゃに丸めたりして、音とカサカサした感触を味わいます。

こうした遊びを行う際は、誤飲などの事故がないよう、必ずママさん、パパさんがそばで見守ってあげてくださいね。もしお子さんが嫌がる様子を見せたら無理強いはせず、お子さんのペースに合わせて進めていきましょう。

ステップ2:触りたくなる離乳食メニューと工夫

手づかみ食べをなかなかしてくれないときは、もしかすると食材の感触が気になっているのかもしれません。手が汚れることに対して敏感な赤ちゃんには、まず「これなら触っても大丈夫そう」と思ってもらえるようなメニューから試してみるのがおすすめです。

いきなりベタベタしたご飯やお肉を渡すのではなく、ママさん、パパさんが少し工夫をして、お子さんのペースに合わせて進めていきましょう。

ベタベタしない「乾いたメニュー」から

手が汚れるのを嫌がる子には、不快感の少ないテクスチャーを選ぶことが大切なポイントです。水分が多くて手にまとわりつくものは避け、まずは乾いた状態の食べ物からチャレンジしてみましょう。

例えば、市販の赤ちゃんせんべいやトーストなどの活用が効果的です。これらは手に持っても汚れにくく、サクサクとした感触が楽しめるため、警戒心の強いお子さんでも手を伸ばしやすい傾向があります。まずは食事の時間にこだわらず、おやつの時間に渡してみるのも良いですね。

持ちやすい形状(スティック・おやき)の工夫

乾いたものに慣れてきたら、少しずつ食事のメニューに取り入れていきます。ここでは、お子さんが自分で持ちやすく、かつ汚れにくい「手につきにくい」レシピの提案をいくつかご紹介します。

  • 野菜スティック:大根や人参を茹でたもの。水分をキッチンペーパーで軽く拭き取ってから渡すとベタつきません。
  • おやき:ご飯やジャガイモ、かぼちゃなどに片栗粉を混ぜて焼いたもの。表面がカリッとしていて手にくっつきにくいです。
  • きな粉まぶし:小さなおにぎりやカボチャなどにきな粉をまぶすことで、直接ベタベタした面が手に触れるのを防げます。

こうした工夫をすることで、「手で食べるのって楽しいかも」とお子さんが感じてくれるきっかけを作れます。もし食べてくれなくても焦らず、気長に見守ってあげてくださいね。

食事環境の見直しと親のサポート術

手づかみ食べは赤ちゃんの成長にとって大切なステップですが、食べこぼしで床や服が汚れてしまうと、片付けをするママさん、パパさんにとっては大きなストレスになってしまうこともありますよね。

まずは「汚れても大丈夫」と思える環境を整えることで、大らかな気持ちで赤ちゃんを見守れるようになります。親御さんの心の余裕が、楽しい食事の時間を作る第一歩です。

汚れてもOKな環境づくり

食後の片付けを少しでも楽にするために、便利なグッズを積極的に活用しましょう。例えば、椅子の下に新聞紙やレジャーシートを広げたり、食べこぼしポケット付きのスタイを使ったりと、床に敷くシートやエプロンなどの環境対策をしっかりと行うのがおすすめです。

汚れを気にしすぎなくて済むようになれば、離乳食タイムがぐっと楽になります。掃除が楽になるグッズ活用で物理的な負担を減らし、「汚れてもあとで捨てればいいや」と割り切れる仕組みを作ってみてください。

親がおいしそうに手で食べて見せる

環境が整ったら、次は赤ちゃんが「自分で触ってみたい」と思えるようなサポートをしてみましょう。赤ちゃんは身近な大人の行動をよく観察し、真似をすることで学習していきます。

ぜひママさん、パパさんが目の前で、食材を手でつまんで「おいしいね!」と笑顔で食べて見せてあげてください。このモデリング(親の真似)の効果によって、赤ちゃんも「手で食べるのは楽しそうだな」「安全なんだな」と感じ、自分から手を伸ばすきっかけになることがあります。

感覚過敏?専門家に相談する目安

離乳食をまったく触ろうとせず、触れると激しく泣いて嫌がるような様子が続くと、「もしかして感覚過敏などの特性があるのでは?」と不安になるママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。

赤ちゃんの手のひらはもともと敏感な場所です。離乳食を触りたがらないことだけで直ちに発達の心配をする必要はありませんが、判断に迷う場合の観察ポイントを知っておくことは大切です。

日常生活で極端に触るのを嫌がる場合

ひとつの目安として、食事以外の場面での様子も観察してみましょう。

  • 芝生や砂場を極端に怖がる
  • 手についた水滴やわずかな汚れを異常に気にする
  • 特定の素材の服やタグを嫌がって着ない
  • 抱っこやスキンシップを反るように嫌がる

このように、食事の時間だけでなく、日常生活のあらゆる場面で触覚に対する敏感さが目立つ場合は、その子なりの感覚の特性が影響している可能性も考えられます。

検診や専門機関への相談タイミング

もし「感覚過敏かもしれない」と感じたとしても、インターネットの情報だけで自己判断せず専門家へ相談するようにしてください。

発達のスピードや感じ方には大きな個人差があります。定期健診の際に医師に様子を伝えたり、地域の子育て支援センターなどで保健師さんに相談したりするのも良い方法です。

少しでも不安なら医師や保健師へ相談し、専門的な視点からアドバイスをもらうことをおすすめします。ママさん、パパさんが一人で悩みを抱え込まず、周囲のサポートを頼ることも子育てにおいてはとても重要です。

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編集部の体験談:「手づかみ」はできても悩みは尽きない。食の個性と向き合った日々

我が家の娘の場合、手づかみ食べ自体は比較的すんなりと始まりました。ですが、いざ食事が始まってみると、また別の悩みに直面することになったんです。

なかなか食事自体に集中できず、食べ終わるまでにかなりの時間がかかってしまったり、食感や匂いにとても敏感で好き嫌いが激しかったり……。

その時に感じたのは、食事の悩みはその子の個性によって本当に千差万別だということです。『手づかみ食べ』という一つの側面だけを見て、周りと比べて深く悩みすぎる必要はないのだと気づかされました。

育児をしていると、どうしても目の前の特徴一つひとつに一喜一憂してしまいますが、もしどうしても気がかりな兆候があるなら、一人で抱え込まずに専門家に相談してみてください。それが、結果としてお子さんの個性に合わせた、一番良い向き合い方を見つける近道になるはずですよ。

よくある質問

手づかみ食べをしないままスプーン食べに移行してもいいですか?

赤ちゃんの中には、手づかみ食べの段階を経ずに、いきなりスプーンやフォークなどの食具を使いたがる子もいます。そのような場合は、無理に手づかみをさせる必要はありません。お子さんがスプーンに興味を示しているのであれば、その意欲を尊重して持たせてあげましょう。手や指の発達過程は一人ひとり異なりますので、手づかみをしないからといって過度に心配する必要はありません。お子さんのペースに合わせて、食事を楽しむことを優先してください。

手が汚れると泣いてしまいます。どう対応すればいい?

手に食べ物がつく感触が苦手なお子さんや、きれい好きな性格のお子さんもいます。手が汚れて泣いてしまうときは、無理にそのまま食べさせようとせず、濡れタオルなどですぐに拭いてあげて安心させてあげましょう。清潔でありたいという気持ちを尊重しつつ、食事以外の遊びの中で、少しずつ手で物に触れる感触に慣れていくのも一つの方法です。食事が嫌な時間にならないよう、ママやパパもゆったりとした気持ちで接してあげてください。

1歳を過ぎても全く手で食べようとしません。

1歳を過ぎても手づかみ食べをしないと心配になるかもしれませんが、子どもの発達には大きな個人差があります。もしスプーンやフォークを使って食事がとれているのであれば、食べる機能としての発達には問題がないケースがほとんどです。今は手で触ることに興味がない時期なのだと捉え、焦らずに見守ってあげましょう。どうしても心配な場合や、食事量が極端に少ないなどの不安があるときは、小児科医や保健師に相談してみることをおすすめします。

親が手を持って食べさせる練習は効果がありますか?

お子さんが嫌がっているのに、親が無理に手を持って食べさせようとする練習は、食事が苦痛なものになってしまう可能性があるため避けましょう。むしろ逆効果になってしまうこともあります。それよりも、パパやママが目の前で「おいしいね」と言いながら、楽しそうに手づかみで食べる姿を見せてあげるほうが効果的です。大人の真似をしたいという気持ちを引き出し、自然と「手で食べてみたい」と思えるような環境づくりを心がけてみてください。

まとめ

離乳食を手で触りたがらない理由は、手が汚れるのが苦手だったり、慎重な性格だったりと様々です。決して焦る必要はありませんので、以下のポイントを参考に進めてみてください。

  • 無理強いはせず、遊びの中で感触に慣れていきましょう。
  • ベタつかないメニューから試すなど、スモールステップで進めましょう。
  • 最も大切なのは「楽しく食事をすること」です。子供のペースを見守りましょう。

食事の時間が苦痛になってしまっては本末転倒です。まずはママやパパがおいしそうに食べる姿を見せて、楽しい雰囲気を作ってあげてくださいね。もし発達面などで不安を感じる場合は、一人で抱え込まずに専門家へ相談しましょう。