0〜3ヶ月の赤ちゃんをお持ちのママさん、パパさん、毎日の育児本当にお疲れ様です!
寒さが厳しくなる冬の夜、赤ちゃんの様子を見ていて、こんな風に思うことはありませんか?
- 「手足が冷たいけれど、寒くないかな?」
- 「布団を掛けても、すぐに蹴飛ばしてしまう」
- 「風邪をひかせたくなくて、つい厚着をさせてしまう」
「着せすぎは良くないと聞くけれど、どのくらいが正解なの?」
「もしものことがあったらどうしよう…」
初めての冬だと、加減がわからなくて不安になってしまうかもしれませんね。
そう感じるのは、赤ちゃんを大切に想うからこその自然な気持ちです。
正しい知識を知っておけば、赤ちゃんもママさん・パパさんも、もっと安心して眠れるようになりますよ。
今回は、0〜3ヶ月の赤ちゃんに適した冬の就寝時の服装や室温管理について、SIDS対策の観点も含めて一緒に考えていきましょう。
なぜ冬でも「着せすぎ」はNG?SIDS(乳幼児突然死症候群)との関係
寒い冬の夜、赤ちゃんが風邪を引いてしまわないか心配で、ついつい厚着をさせてしまったり、布団をたくさん掛けたくなってしまったりすることはありませんか?
赤ちゃんの健康を守りたいというママさん、パパさんの愛情ゆえの行動ですが、実は就寝時の環境においては注意が必要なポイントがあります。それは、一般的に温めすぎは避けるべきとされていることです。
「温めすぎ(うつ熱)」のリスクとは
なぜ温めすぎがいけないのでしょうか。その大きな理由の一つに、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクとの関連が挙げられます。
赤ちゃんに厚着をさせすぎたり、重たい布団を掛けたりすることで体温が高くなりすぎてしまう状態を「うつ熱」と呼びますが、このうつ熱がSIDSのリスク要因の一つになると言われています。
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、大人と違って体にこもった熱を逃がすのが苦手です。そのため、大人が思っている以上に体温が上がりやすいという特徴があります。
良かれと思って暖かくしてあげたことが、逆に赤ちゃんにとって負担になってしまうこともあります。服装や室温について迷ったり、赤ちゃんの様子で気になることがあれば、かかりつけの小児科医や助産師、保健師等へ相談してみましょう。
赤ちゃんが安全に眠れる冬の室温と湿度の目安
冬の夜、赤ちゃんが快適に眠れる環境を整えるのは、ママさん、パパさんにとって悩ましいポイントですよね。「寒くないかな?」「暑すぎないかな?」と迷ってしまうことも多いでしょう。ここでは、赤ちゃんにとって安全で快適な室温と湿度の目安について解説します。
推奨される室温は18〜20℃前後
一般的に、赤ちゃんの寝室の室温は18〜20℃前後が推奨されることが多いです。文献によっては20〜22℃程度が良いとされる場合もありますが、基本的には「大人が少し肌寒く感じる程度」が良いとされています。大人の感覚でポカポカする温度にしてしまうと、体温調節機能が未熟な赤ちゃんにとっては暑すぎてしまい、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスク要因となる「温めすぎ」につながる可能性があります。
ここで大切なのは、大人の感覚だけに頼るのではなく、必ず温湿度計を使って確認することです。エアコンの設定温度と、実際に赤ちゃんが寝ている場所(床やベビーベッド)の温度は異なることがよくあります。
また、これらの数値はあくまで目安であり、お住まいの地域や住宅環境(木造かマンションかなど)によって適宜調整が必要です。赤ちゃんの背中やお腹を触ってみて、熱くなりすぎていないか、冷たくなっていないかを確認しながら、その子に合った環境を見つけてあげてください。
乾燥を防ぐ湿度のコントロール
室温とあわせて気をつけたいのが湿度です。冬場は空気が乾燥しやすく、ウイルスの活動が活発になったり、赤ちゃんの肌がカサカサになったりしやすい季節です。
赤ちゃんの健康を守るために、湿度は50〜60%を目安にコントロールしましょう。加湿器を活用したり、濡れたバスタオルを部屋に干したりするなどして、適切な湿度を保ってあげてくださいね。もし環境作りについて不安がある場合は、健診の際などに小児科医や助産師、保健師さんへ相談してみると安心ですよ。
【0〜3ヶ月】就寝時の基本の服装コーディネート例
生まれて間もない0〜3ヶ月の赤ちゃんにとって、冬の夜の寒さは心配なものですよね。ママさん、パパさんも「風邪をひかせないように」とつい厚着をさせてしまいがちですが、室内環境に合わせた適切な服装を選ぶことが大切です。
肌着+ウエアの重ね着の基本
この時期の赤ちゃんの就寝時の服装は、肌着とウエアを重ね着して調整するのが一般的です。基本のコーディネート例としては、以下のような組み合わせが挙げられます。
- 短肌着+長肌着(またはコンビ肌着)+カバーオール
以前は「赤ちゃんには大人より1枚多く着せましょう」と言われることが多かったようですが、住宅の気密性が高まり暖房器具も充実している近年では、「大人より1枚少なく」または「大人と同じ枚数」を目安にすることが推奨されています。
特に就寝時はお布団やスリーパーも使用しますので、着せすぎないための枚数調整を意識しましょう。温めすぎはSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスク要因の一つとも考えられていますので、慎重に調整してあげてください。
素材選びのポイントと体質による調整
肌着やウエアの素材は、デリケートな赤ちゃんの肌に優しく、吸湿性・通気性に優れた綿(コットン)素材を選ぶのが基本です。冬場は保温性のあるキルト生地やウール混紡のものもありますが、肌触りや通気性を確認しながら選びましょう。
また、ご紹介した枚数や素材はあくまで目安であり、赤ちゃん一人ひとりの個人の体質による調整の必要性があります。とても汗っかきな赤ちゃんもいれば、手足が冷えやすい赤ちゃんもいます。
ママさん、パパさんは、時々赤ちゃんの背中やお腹を触って確かめてみてください。もし汗ばんでいるようなら着せすぎの可能性があります。逆に冷たい場合は衣服や室温で調整しましょう。赤ちゃんの体調や服装について判断に迷う場合や不安があるときは、小児科医や助産師、保健師等の専門家へ相談することをおすすめします。
掛け布団は必要?窒息事故を防ぐ寝具の選び方とスリーパーの活用
冬の夜、赤ちゃんが寒くないか心配で、ついつい厚手の掛け布団を使いたくなるかもしれません。しかし、まだ運動機能が未発達な0〜3ヶ月頃の赤ちゃんにとって、顔にかかってしまった布団を自分で払いのけることは非常に難しいものです。
赤ちゃんの安全な睡眠環境を守るために、窒息事故のリスクを減らす寝具選びのポイントと、便利なアイテムについて確認していきましょう。
重い掛け布団の危険性
消費者庁や日本小児科学会などの安全指針においても、乳幼児の就寝時の環境については注意喚起がなされています。特に注意したいのが、赤ちゃんの顔が埋まってしまうような柔らかすぎる敷き寝具や、重みのある掛け布団です。
ふかふかの布団は気持ちよさそうに見えますが、万が一顔が埋もれてしまった場合、呼吸ができなくなる恐れがあります。大人用の重い布団や毛布を赤ちゃんに掛けることは避け、固めの敷き布団を使用するなど、顔が埋まらないようにする注意が必要です。
「着る布団」スリーパーのメリット
掛け布団を使わずにどうやって寒さ対策をすればいいの?と悩むママさん、パパさんにおすすめなのが「スリーパー」です。これはパジャマの上から着るベストのような形をした寝具で、「着る布団」とも呼ばれています。
スリーパーを活用することで、掛け布団なしでも体温を逃さず、十分な保温が可能になります。赤ちゃんが動いても顔にかかる心配が少なく、はだけて体が冷えるのも防いでくれるため安心です。
寝具の選び方や環境づくりについて不安がある場合は、乳幼児健診の際などに小児科医や保健師へ相談してみることをおすすめします。
「寒い?暑い?」赤ちゃんの快適サインを見分ける方法
冬の夜、ふと赤ちゃんの手足に触れてひんやりしていると、「寒いのかな?」と心配になって布団を増やしたくなるママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。ですが、赤ちゃんの体の仕組みを少し知っておくと、焦らず落ち着いて対応できるようになりますよ。
手足の冷たさは寒さのサインではない?
実は、赤ちゃんの手足が冷たいのは体温調節の一環であり、必ずしも寒がっているわけではありません。赤ちゃんは手足の血管を収縮させることで熱を逃がさないようにし、体の中心部の体温を守ろうとする働きがあります。そのため、手足の冷たさだけで「寒い」と判断して厚着をさせてしまうと、逆に温めすぎてしまうことがあるので注意が必要です。
お腹や背中で体温を確認する手順
赤ちゃんが本当に快適な温度で過ごせているかを確認するには、体の中心部分をチェックするのが確実です。服の隙間からそっと手を入れて、肌に直接触れて確認することを心がけましょう。
触れてみた際、お腹や背中がポカポカと温かく、肌がサラッとしていれば適温である可能性が高いです。逆に、もし背中やお腹が熱かったり、汗ばんでいる場合は着せすぎのサインかもしれません。その際は、着ているものを一枚減らしたり、室温を少し下げたりして調整してあげてくださいね。
赤ちゃんの平熱や体質には個人差があります。もし判断に迷ったり、赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたりして不安な場合は、小児科医や助産師、保健師等へ相談するようにしましょう。
エアコンやヒーターなど暖房器具を使う際の安全ポイント
寒い冬の夜、赤ちゃんが快適に眠れるように暖房器具を活用するママさん、パパさんも多いことでしょう。しかし、使い方を誤ると乾燥による体調不良や思わぬ事故につながることもあります。ここでは、赤ちゃんとの生活で安全に暖房を使うための大切なポイントをご紹介します。
風が直接当たらない配置
エアコンを使用する際は、温風が赤ちゃんに直撃しないように風向きをしっかりと調整しましょう。風が直接当たり続けると、赤ちゃんの繊細な肌や粘膜が乾燥してしまい、喉を痛めたり脱水気味になったりするリスクがあります。ベビーベッドの位置をエアコンの風下からずらすなど、間接的に部屋全体を暖める工夫が必要です。
定期的な換気と加湿の重要性
暖房器具を使用していると、どうしても部屋の湿度が下がりがちです。乾燥を防ぐために、加湿器などを併用して適切な湿度を保つようにしてください。また、石油ファンヒーターやガスファンヒーターなどを使用する場合は、一酸化炭素中毒を防ぐために定期的な換気が欠かせません。時々窓を開けて、新鮮な空気を取り込むことを忘れないでくださいね。
その他にも、赤ちゃんの安全を守るために以下の点に注意しましょう。
- 低温やけどへの注意:電気毛布や湯たんぽは長時間触れていると低温やけどを起こす恐れがあります。使用は慎重にし、就寝前にお布団を温める目的のみで使用して、赤ちゃんが寝る時には取り出すのが安心です。
- 安全柵などの物理的な対策:床置きのヒーターなどを使用する場合、赤ちゃんが誤って触れて火傷をしないよう、ストーブガードなどの安全柵を設置して物理的な対策を行いましょう。
暖房器具はとても便利ですが、赤ちゃんの様子をこまめに確認しながら、安全な環境を整えてあげてください。もし室温管理や赤ちゃんの体調で不安なことがあれば、小児科医や助産師、保健師等へ相談することをおすすめします。
夜中の授乳やおむつ替え時の寒さ対策はどうする?
冬の夜中は気温がぐっと下がり、布団から出るのが億劫になりますよね。特に授乳やおむつ替えのタイミングでは、暖かい布団から出た瞬間の寒暖差が気になるところです。
ママさん、パパさんも赤ちゃんも風邪を引かないよう、夜間のお世話タイムにはちょっとした寒さ対策を取り入れてみましょう。ここでは、就寝中とは区別した一時的な防寒のポイントをご紹介します。
さっと羽織れるものの準備
布団から抱き上げた瞬間、室内の冷気で赤ちゃんが目を覚ましてしまわないよう、すぐに着せられる防寒着を用意しておくと安心です。例えば、前開きのベストやカーディガンなどは、袖を通しやすく便利です。
ただし、ここで重要な注意点があります。授乳やお世話が終わって赤ちゃんを再び寝かせるときは、必ず元の就寝スタイルに戻してください。厚着をさせたまま寝かせてしまうと、体温が上がりすぎたり、衣服が顔にかかったりするリスクがあります。安全な睡眠環境を守るために、一時的な羽織りものは脱がせてから布団に戻しましょう。
部分的に暖める工夫
おむつ替えの際、冷たいお尻拭きが肌に触れると、赤ちゃんが驚いて泣いてしまうことがあります。市販のお尻拭きウォーマーを使って適温にしておくと、赤ちゃんもリラックスしたままお世話を受け入れやすくなります。
また、赤ちゃんのお世話に集中していると、ついつい自分自身のことが後回しになりがちです。夜中の授乳やおむつ替えは毎日のことですので、ママさん、パパさん自身の防寒対策も忘れないようにしてください。さっと羽織れるガウンやネックウォーマーを枕元に置いておき、ご自身も体を冷やさないよう気をつけてくださいね。
編集部の体験談:手足が冷たくて心配……助産師さんに教わった体温チェックのコツ
冬の夜、寝ている娘の手足にふと触れたとき、驚くほど冷たくなっていて焦った経験があります。当時はエアコンで室温管理をしていても、『こんなに冷えていて大丈夫なのかな?』と心配でたまりませんでした。
不安で助産師さんに相談したところ、『赤ちゃんは手足で体温調節をするから、冷たくてもお腹や背中といった体の中心部が温かければ心配いらないですよ』と教えていただき、スッと心が軽くなったのを覚えています。
ついつい厚着をさせてしまいそうになりますが、手足ではなく『お腹や背中』に触れて、その子の適温を見守ってあげることが大切なんだと実感した出来事でした。
よくある質問
寝るときに靴下は履かせたほうがいいですか?
一般的に、室内での就寝時に靴下は不要と言われています。赤ちゃんは大人と違い、足の裏から汗をかいたり熱を放出したりして体温調節を行っているため、靴下で足全体を覆ってしまうと熱がこもる原因になります。これが「温めすぎ」につながることもあるため、足先が冷たく感じても、お家の中であれば基本的には裸足のままで寝かせてあげて問題ありません。
手足が冷たいのですが、本当に寒くないのでしょうか?
赤ちゃんの手足は血管の収縮や拡張によって体温調節を行っているため、触ると冷たくなっていることがよくあります。手足が冷たいからといって、必ずしも体が冷え切っているわけではありません。寒くないかを確認するときは、お腹や背中を触ってみてください。そこがポカポカと温かければ、基本的には寒くないと判断されることが多いので安心してください。
スリーパーを着せる場合、掛け布団はなしでも大丈夫ですか?
室温やスリーパーの素材・厚みにもよりますが、スリーパーには保温性があるため、基本的にはスリーパーのみで十分な場合が多いです。もし掛け布団を併用する場合は、暑くなりすぎていないかこまめに確認し、布団が顔にかかって窒息などの事故につながらないよう十分に注意してください。安全のためには、厚着や掛け布団よりも室温調整を優先することをおすすめします。
どのくらい着せればいいか不安で眠れません。
赤ちゃんの服装については、まずは「大人と同じか少し薄着」を目安にし、エアコンなどで室温を一定に保つことに注力しましょう。着せすぎはSIDSのリスク要因とも言われているため注意が必要です。どうしても不安な場合や、赤ちゃんの様子がいつもと違って心配な場合は、一人で悩まずに小児科医や地域の保健師などの専門家に相談するようにしてください。
まとめ
冬の夜、赤ちゃんが風邪をひかないか心配になる気持ちはとてもよくわかります。しかし、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを避けるためにも、温めすぎないことが非常に重要です。
- 厚着や布団の掛けすぎによる「温めすぎ」に注意しましょう。
- 室温は18〜20℃前後を目安に、スリーパーなどで安全な環境を整えるのがおすすめです。
- 赤ちゃんの快適さは手足ではなく、お腹や背中の温かさや汗で確認してください。
ポイントを押さえて睡眠環境を整え、親子ともに安心して休める冬にしたいですね。もし赤ちゃんの様子で気になることや不安な点があれば、一人で悩まずに医師や保健師などの専門家に相談しましょう。

