新生児から生後3ヶ月頃の赤ちゃんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!
ふと赤ちゃんを見ると、こんな様子を見かけることはありませんか?
- 「顔を真っ赤にして『うー!』と唸っている」
- 「全身に力を入れて、いきんでいるように見える」
- 「なんだかすごく苦しそう…」
「どこか痛いところがあるのかな?」「もしかして、便秘で苦しいの?」と、不安になってしまうこともありますよね。
小さな体で懸命に力を入れている姿を見ると、心配になるのは親としてとても自然な気持ちです。
それは多くの場合、赤ちゃんならではの生理現象や成長の証として見られるものです。
今回は、赤ちゃんが唸ったりいきんだりする主な原因や、受診が必要なサインについて、一緒に見ていきましょう。
新生児が顔を真っ赤にして唸る・いきむのはよくあること?
生後間もない赤ちゃんが、突然顔を真っ赤にして「んーー!」「うーうー」と唸る姿を見て、驚いてしまうママさん、パパさんは少なくありません。
あまりに一生懸命な様子に、「どこか痛いのでは?」「苦しいのかな?」と不安になってしまうかもしれませんが、これは多くの赤ちゃんに見られる一般的な現象です。まずは焦らず、赤ちゃんの様子を観察してみましょう。
「新生児いきみ」と呼ばれる生理現象
この唸りやいきみは、一般的に「新生児いきみ」と呼ばれる生理現象であることが多いです。生後間もない赤ちゃん特有の動きや声であり、お腹の外の世界に適応するために、全身の筋肉の使い方を練習しているとも言われています。
大人の目にはとても辛そうに見えるかもしれませんが、実際には赤ちゃん自身は苦しいわけではないことが多いので、過度な心配はいりません。
この現象は、一般的に生後2〜3週間頃から始まり、生後3〜4ヶ月頃には自然と落ち着いてくることがほとんどです。成長の一過程として、優しく見守ってあげてくださいね。
苦しそうに見えても元気なら様子見でOK
顔を真っ赤にして唸っていても、基本的には以下の様子が見られれば、そのまま様子を見ていて問題ないことが多いでしょう。
- 機嫌が良く、あやすと反応がある
- おっぱい・ミルクをいつも通り飲めている
- 排泄(おしっこ・うんち)が順調に出ている
もしも、唸ると同時に顔色が悪くなったり(青白くなる等)、ミルクを飲まない、激しく泣き続けるといった様子が見られる場合は注意が必要です。
ママさん、パパさんが見ていて「いつもと様子が違う」と不安を感じる場合は、小児科医や助産師、保健師等の専門家へ相談することをおすすめします。
赤ちゃんが唸る・いきむ主な原因【生理現象・成長編】
生まれたばかりの赤ちゃんが顔を真っ赤にして「うー、うー」と唸ったり、苦しそうにいきんだりする姿を見ると、どこか具合が悪いのではないかと不安になってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
実は、この時期の赤ちゃんが唸る原因の多くは、体の機能が未熟であることによる生理現象です。赤ちゃんにとって唸りやいきみは、これから大きく育っていくための成長過程の一つですので、まずは落ち着いて様子を見てあげましょう。
全身の筋肉を使う練習をしている
赤ちゃんはまだ自分の体を思い通りに動かすことができません。特に腹筋や手足の筋肉の使い方が未熟なため、少し動こうとするだけでも全身に力が入ってしまい、その拍子に唸り声が出てしまうことがあります。
また、この時期は骨や筋肉が急速に発達しています。大人が背伸びをすると気持ちが良いように、赤ちゃんも体が急激に成長している証拠として、一生懸命に「伸び」をしながら唸っていることも多いのです。
排泄(うんち・おなら)の仕方を学んでいる
お腹の中にいた時とは違い、生まれてからは自分でおっぱいやミルクを飲み、排泄をしなければなりません。しかし、まだ肛門の括約筋を緩めたり、お腹にうまく力を入れたりするコツがつかめていないことがあります。
そのため、うんちやおならを出そうとするたびに、顔を真っ赤にして全身でいきむ様子が見られます。これは赤ちゃんが排泄の仕方を一生懸命学んでいる最中だと言えるでしょう。
睡眠サイクル(レム睡眠)の影響
赤ちゃんが寝ている時に唸る場合は、睡眠のサイクルが関係している可能性があります。新生児期の赤ちゃんは、大人に比べて眠りが浅い「レム睡眠」の割合が多いのが特徴です。
この浅い眠りの時に、寝言のように唸ることがよくあります。手足をバタつかせたり表情を変えたりしながら唸っていても、そのままスヤスヤと眠り続けるようであれば、基本的には心配いりません。
ただし、あまりにも激しく泣き続ける場合や、顔色が悪く見える場合など、普段と様子が違うと感じて不安な時は、迷わず小児科や助産師、保健師等へ相談してくださいね。
赤ちゃんが唸る・いきむ主な原因【不快感・環境編】
新生児の赤ちゃんが顔を真っ赤にして唸っていると、どこか痛いのではないかと心配になりますよね。実は、病気ではなく、ちょっとした不快感が原因であることも少なくありません。
ここでは、ママさん、パパさんのケアで解消できる可能性がある主な原因について解説します。赤ちゃんの様子を観察しながら、思い当たる点がないか確認してみましょう。
お腹にガスが溜まっている(ゲップ不足)
赤ちゃんが唸る原因としてよくあるのが、お腹にガスが溜まっている状態です。赤ちゃんは授乳の際、母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでしまいます。
この授乳時の空気嚥下によるお腹の張りが苦しくて、一生懸命いきむことがあります。そのため、授乳後の不快感を減らすために授乳後のゲップの重要性は非常に高いです。授乳後は背中を優しくトントンして、しっかりと空気を出してあげましょう。もしゲップが出にくい場合は、しばらく縦抱きにして様子を見てあげるのも一つの方法です。
母乳・ミルクの飲み過ぎでお腹が苦しい
「お腹がいっぱいなら飲むのをやめるだろう」と思うかもしれませんが、新生児期は満腹中枢が未発達です。そのため、お腹がいっぱいでも与えられた分だけ飲んでしまい、結果として飲みすぎでお腹が苦しくなり、唸ることがあります。
もし頻繁に吐き戻しがあったり、体重が急激に増えている場合は、一度授乳量や間隔を見直してみると良いかもしれません。
暑い・寒いなどの不快感
お部屋の環境が赤ちゃんにとって快適かどうかも大切です。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、暑すぎたり寒すぎたりすると不快感を訴えて唸ることがあります。
背中に汗をかいていないか、手足が冷えすぎていないかなど、こまめに室温や衣服の調整についての確認をしてあげてください。
これらのケアを試しても改善が見られない場合や、苦しそうな様子が続くときは、無理に自己判断せず、小児科や助産師、保健師等へ相談することをおすすめします。
苦しそうな時の対処法・ホームケア
赤ちゃんが顔を真っ赤にして唸っている姿を見ると、ママさん、パパさんも「何かしてあげられないか」と心配になってしまいますよね。新生児期の唸りは生理現象であることが多いですが、お腹にガスやうんちが溜まっていて苦しい場合もあります。
ここでは、家庭で簡単に実践できる、お腹のガスを出しやすくするサポート方法や、赤ちゃんをリラックスさせるケアについてご紹介します。
しっかりゲップをさせる・縦抱きにする
授乳の際に空気を一緒に飲み込んでしまっていると、お腹が張って苦しくなることがあります。授乳後は時間をかけて、しっかりとゲップをさせてあげましょう。
また、縦抱きにして背中を優しくトントンさすってあげるのも効果的です。抱っこや体勢を変えてあげることで、お腹の圧迫感が和らぎ、赤ちゃんが安心して落ち着くこともよくあります。
お腹の「の」の字マッサージ
お腹の張りを解消するために、マッサージをしてあげるのも一つの方法です。赤ちゃんを仰向けに寝かせ、おへそを中心に時計回りにゆっくりと「の」の字を書くようにお腹を撫でてあげます。
この時の大切なポイントとして、マッサージは力を入れずに手のひらで優しく行うことを心がけてください。また、授乳直後は吐き戻してしまう可能性があるため避けるようにしましょう。お風呂上がりやオムツ替えの時など、赤ちゃんのご機嫌が良いタイミングで行うのがおすすめです。
足の屈伸運動(ガス抜き体操)
腸の動きを促すために、足の曲げ伸ばし運動も試してみましょう。赤ちゃんの両足首を優しく持ち、膝をお腹の方へ軽く曲げて、また伸ばす動作を繰り返します。
いろいろなケアを試しても赤ちゃんがずっと苦しそうにしていたり、他にも気になる症状があったりする場合は、一人で悩まずに小児科や助産師、保健師等へ相談するようにしてくださいね。
病気の可能性は?受診が必要な危険サイン
赤ちゃんの唸りやいきみは、成長過程でよく見られる生理的な現象であることが多いですが、中には何らかの病気が隠れている可能性もゼロではありません。
日々の様子を見ているママさん、パパさんが「何かおかしいな」と違和感を覚えるときは、慎重に観察することが大切です。
発熱や嘔吐など他の症状がある場合
単に唸っているだけでなく、他に気になる症状が出ていないかをチェックしてください。
次のような様子が見られる場合は、体調不良のサインかもしれません。
- 繰り返し嘔吐をする、母乳やミルクを飲まない
- 発熱がある、または体が極端に冷たい
- 顔色が悪い(青白い、土気色など)
- ぐったりしていて反応が弱い
鼠径ヘルニア・臍ヘルニアの可能性
唸りが激しく、お腹が異常に硬く張っている場合は、ひどい便秘や胃軸捻転症などが原因で苦しんでいる可能性も考えられます。
また、足の付け根やおへそが膨らんで戻らない、触るとひどく痛がるような場合は、「鼠径(そけい)ヘルニア」や「臍(さい)ヘルニア」が嵌まり込んでしまっている恐れがあります。
赤ちゃんの体調に関して、自己判断は危険です。
少しでも「いつもと違う」「様子がおかしい」と感じたら、迷わず小児科を受診するか、かかりつけの医師や助産師、専門家へ相談しましょう。
いつまで続く?唸り・いきみの時期の目安
赤ちゃんが顔を真っ赤にして唸っている姿を見ると、「いつになったら治るのかな?」「ずっと続くのかな」と心配になってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
この唸りやいきみは、赤ちゃんが成長する過程でよく見られる一時的なものであることがほとんどです。
いつ頃落ち着くのかには個人差がありますが、一般的には生後3〜4ヶ月頃、ちょうど首がすわる時期を目安に落ち着くことが多いといわれています。
これは赤ちゃんの運動機能が発達し、お腹に力を入れるなどの体の使い方が上手になってくるためです。
成長とともに自然に減っていくことがほとんどですので、あまり心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
もちろん成長のスピードは赤ちゃん一人ひとり違いますので、目安の時期を少し過ぎても続くこともあります。
「今だけの生理現象」と捉えて、焦らず成長を見守る姿勢でゆったりと付き合ってあげてくださいね。
もし月齢が進んでも改善しない場合や、他にも気になる様子があるときは、乳児健診や予防接種のタイミングなどで医師や保健師に相談してみると安心です。
編集部の体験談:顔を真っ赤にした「いきみ」に驚いた新生児期
我が家の娘も新生児の頃、よく顔を真っ赤にして『フンッ、フンッ』と唸りながら、腕をピーンと伸ばしたり体をギュッと曲げたりしていました。
初めてその姿を見た時は、『お腹が痛いのかな?』『どこか苦しいのでは?』と夫婦で心配になり、何度も顔を覗き込んだものです。
ですが、詳しく調べてみると、これは新生児期によく見られる生理現象の一つだと分かりました。母乳やミルクもしっかり飲めていて、それ以外の時間は機嫌も良さそうだったので、焦らずに見守ることに。
成長した今となっては、あのもどかしそうな動きも『あの時期特有の、一生懸命な姿だったんだな』と懐かしく思い出されます。今まさに心配されている方も、お子さんの飲み具合や機嫌が良いようなら、少し肩の力を抜いて見守ってあげてくださいね。
よくある質問
寝ている時に突然大きな声で唸りますが、起こしたほうがいいですか?
赤ちゃんがぐっすりと眠っているなら、無理に起こさずにそのまま様子を見てあげて大丈夫です。新生児や低月齢の赤ちゃんは、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠りを短いサイクルで繰り返しており、浅い眠りの時に寝言のように大きな声で唸ったり、手足をバタバタさせたりすることがよくあります。
これは成長過程でよく見られる生理現象のことが多いですので、過度に心配する必要はありません。ただし、呼吸が止まっているように見えるなど、普段と明らかに様子が違う場合や不安が強い場合は、小児科医へ相談することをおすすめします。
便秘ではないのに、顔を真っ赤にしていきむのはなぜですか?
便秘でなくても、赤ちゃんが顔を真っ赤にしていきむことは珍しくありません。これには以下のような理由が考えられます。
- うんちやおならを体の外へ出す練習をしている
- 腹圧をかける感覚を身につけようとしている
まだ体の筋肉の使い方が未熟なため、排泄のためにお腹だけに力を入れることが難しく、排泄以外でも全身に力が入ってしまうことがあります。成長とともに上手に力めるようになっていきますが、苦しそうに見えるときは、お腹を優しく「の」の字にマッサージしてあげるのも効果的です。
唸り声が苦しそうで心配です。救急受診すべきですか?
基本的には、赤ちゃんの顔色が良く、おっぱいやミルクを普段通り飲めていて機嫌が良いなら、緊急性は低いと考えられます。一時的な唸りであれば、生理的な現象として経過を見て問題ないケースが多いでしょう。
しかし、以下のような症状を伴う場合は注意が必要です。
- 呼吸が荒く、肩で息をするほど苦しそう
- 顔色が青白い、または土気色である
- 噴水のような嘔吐を繰り返す
これらのサインが見られる場合は、何らかの病気が隠れている可能性もありますので、すぐに医療機関を受診してください。夜間や休日で判断に迷う際は、小児救急電話相談(#8000)などを活用しましょう。
まとめ
新生児が顔を真っ赤にして唸ったりいきんだりするのは、成長過程でよく見られる生理現象であることが多いです。赤ちゃんが一生懸命体の使い方を学んでいる証拠でもあります。
もし苦しそうな場合は、ゲップ不足や飲みすぎなどの不快感が原因かもしれません。背中をさするなどのケアで改善することもあるので試してみてください。
ただし、嘔吐や発熱など他の症状を伴う場合や、親から見て明らかに様子がおかしいときは受診のサインです。
初めての育児では不安になることも多いですが、赤ちゃんと一緒に少しずつ成長していきましょう。心配なときは、迷わず小児科医や専門家に相談してくださいね。

