トイレも行けない後追いはいつまで?生後9〜11ヶ月のピークを乗り切る家事の工夫
生後9ヶ月〜11ヶ月頃のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!
最近、お子さんの様子でこんな場面に直面していませんか?
- トイレに入ろうとするとドアの前で大泣きされる
- 少し姿が見えないだけで必死に追いかけてくる
- 足元にまとわりついて家事が全く進まない…
「この大変な時期、一体いつまで続くの?」
「もしかして、私の接し方に問題があるのかな…?」
終わりの見えない状況に、そう感じて不安になってしまうのはとても自然なことです。毎日向き合っているからこそ、余裕がなくなってしまう瞬間もありますよね。
激しい後追いは、実はお子さんの心が順調に育ち、ママやパパとの信頼関係が築けている大切な証拠でもあります。
今回は、後追いのピークを乗り切るための家事の工夫や、心を少し楽にするヒントについて、一緒に考えていきましょう。
後追いはいつからいつまで?ピークは生後9〜11ヶ月頃
トイレに行くだけでも大泣きされてしまい、心身ともにヘトヘトになってしまうママさん、パパさんも多い時期ではないでしょうか。出口が見えないトンネルのように感じるかもしれませんが、後追いには必ず終わりが来ます。
まずは、後追いがいつ始まっていつ終わるのか、一般的な時期の目安について見ていきましょう。「いつか終わる」という視点を持つことで、少しでも気持ちが楽になれば幸いです。
後追いが始まる時期と終わる時期の目安
一般的に、後追いが始まるのは生後7〜8ヶ月頃からと言われています。そして、ハイハイなどが上達して自由に動けるようになる生後9〜11ヶ月頃にピークを迎えるケースが多いようです。
「この辛い時期がずっと続くの?」と不安になるかもしれませんが、個人差はあるものの、1歳〜1歳半頃には落ち着くことが多いです。歩けるようになったり、言葉の理解が進んだりすることで、少しずつ離れても大丈夫になっていきます。
なぜ生後9〜11ヶ月がピークなの?
この時期に後追いが激しくなるのは、赤ちゃんの心と体が著しく成長していることの裏返しでもあります。
具体的には、ハイハイなどの運動機能と認知発達が関係していると言われています。「ママやパパが自分を守ってくれる特別な存在である」と認識し、その姿が見えなくなると不安になって追いかけてくるのです。
もちろん、子供の発達には個人差があるため、時期がずれることもありますし、中には後追いをあまりしない子もいます。周りと比べすぎず、お子さんのペースを見守ってあげてくださいね。
なぜ後追いするの?赤ちゃんの気持ちと成長
トイレに行くほんの少しの時間でさえ、大泣きして追いかけてくる赤ちゃんに困り果てているママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。毎日続くと心身ともに疲れてしまいますが、実はこの行動には赤ちゃんなりのちゃんとした理由があるのです。
ママ・パパが見えなくなると不安になる理由
生後9ヶ月頃の赤ちゃんは、「対象永続性」という概念を理解し始める過渡期にあります。これは、目の前から物や人が見えなくなっても、存在自体は消えていないと理解する能力のことです。
しかし、まだ完全には理解しきれていないため、ママさんやパパさんが視界から消えると「いなくなってしまったのではないか」という不安に襲われます。その結果、必死になって追いかけたり泣いたりしてしまうのです。
信頼関係が育っている証拠
また、後追いは特定の養育者への愛着形成(アタッチメント)が順調に進んでいることの表れでもあります。「この人は自分を守ってくれる特別な存在だ」と認識しているからこそ、姿が見えないと不安になるのです。
今は大変な時期ですが、後追いは記憶力や情緒が発達している成長の証です。親子の絆がしっかりと深まっているというポジティブな側面に目を向けて、赤ちゃんの気持ちを受け止めてあげられるといいですね。
トイレも行けない!後追いピーク時の家事の工夫【料理・掃除編】
赤ちゃんの後追いがピークを迎えると、トイレに行くことさえままならず、料理や掃除などの家事が全く進まないことに焦りを感じてしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
この時期は、「家事を完璧にこなすこと」よりも「親子の安全と心の余裕」を優先しましょう。無理に家事を完璧にしようとせず、ハードルを下げることが、この大変な時期を乗り切るための最大のポイントです。
おんぶ紐やバウンサーを活用する
どうしても火を使わなければならない料理中や、両手を使いたい家事の場面では、おんぶ紐が大活躍します。背中に密着していることで赤ちゃんも安心しやすく、ママさんも両手が空くため作業がスムーズに進みます。
また、少しの間だけ待っていてほしい時は、バウンサーやハイローチェアをキッチンの入り口など、ママさんの姿が見える安全な場所に置いて活用するのもおすすめです。便利な育児グッズや家電を積極的に活用して、少しでも身体的な負担を減らしていきましょう。
安全な場所で遊ばせる工夫と注意点
後追いの時期に最も気をつけたいのが、キッチン周りでの事故です。足元にまとわりついてくると、つまずいて転倒したり、熱いものをこぼしてしまったりする危険性があります。キッチンの入り口にはベビーゲートを設置するなどして、物理的に赤ちゃんが危険なエリアに入れないように対策することをおすすめします。
特に火や刃物の取り扱い時には細心の注意が必要です。もしゲートの設置が難しい場合は、揚げ物などの危険度の高い調理は赤ちゃんが寝ている時に済ませたり、火を使わないメニューや電子レンジ調理を選んだりする工夫も大切です。
時短家電や作り置きに頼って家事を減らす
毎日の掃除や料理も、この時期だけは「手抜き」ではなく「工夫」と考えてみてください。週末に作り置きをして平日の料理時間を減らしたり、お掃除ロボットや食洗機などの時短家電に頼ったりするのも賢い選択です。
ママさん、パパさんが笑顔でいられることが、赤ちゃんにとっても一番の安心材料になります。今は家事の優先順位を見直し、頼れるものには頼って、無理なくこの時期を乗り越えていきましょう。
トイレやお風呂はどうする?ママの身支度対策
後追いの時期は、ママさんやパパさんがトイレに行くだけでも大泣きされてしまい、気持ちが休まらないことも多いですよね。生理的な欲求や毎日の身支度をどう確保するか、この時期ならではの現実的な工夫について考えてみましょう。
トイレはドアを開けておく?
少し行儀が悪いと感じるかもしれませんが、後追いが激しい時期だけは「トイレのドアを少し開けておく」というのも一つの現実的な対処法です。
ママさんの姿が見えていれば、赤ちゃんは安心して待っていられることが多いものです。ベビーサークルに入れて泣かれてしまうのが辛い場合は、周囲の安全を確認した上で、トイレまでついてこさせるという選択肢もあります。
姿が見えなくなる時の声かけの重要性
どうしてもドアを閉めなければならない時や、少し離れた場所に移動する時は、姿が見えなくても声をかけ続けて安心させることが大切です。
「ママはここにいるよ」「すぐに戻るからね」と、歌を歌ったり実況中継をしたりして、常に声を聞かせてあげましょう。姿が見えなくても気配を感じることで、赤ちゃんの不安を和らげることができます。
お風呂は待たせる?一緒に入る?
お風呂の入れ方も悩みどころですが、脱衣所で待たせるか、バスチェアなどを使って一緒に入る家庭が多いようです。どちらの場合も、子供の安全確保を最優先にすることを忘れないようにしましょう。
特に浴室内に一緒に入る場合は、床が滑りやすくなっているため、お風呂での転倒や溺水への注意が必要です。わずかな水深でも事故につながる可能性があるため、絶対に目を離さない環境づくりを心がけてください。
イライラして限界!ママのメンタルケアと息抜き方法
赤ちゃんの後追いが激しい時期は、トイレにさえゆっくり行けず、どうしてもイライラが募ってしまうことがありますね。そんな風に感じてしまう自分を責める必要はありません。まずは、この辛さを一人で抱え込まないことが何よりも重要です。
「今はできない」と割り切る勇気
「家事も育児も完璧にこなさなきゃ」という思い込みは、一度手放してみましょう。後追いのピーク時は、掃除が行き届いていなくても、料理がお惣菜になっても大丈夫です。
完璧主義を捨てて、今の状況を受け入れることが、心の余裕を生む第一歩になります。「今はできない時期なんだ」と割り切る勇気を持ってくださいね。
パパや一時保育など周りを頼る
ママさん一人で全てを背負う必要はありません。パパさんと現状を共有して協力を仰いだり、一時保育やファミリーサポートセンターなどの外部サービスを利用したりして、物理的に離れる時間を作ることも大切です。
短時間でも一人の時間を持つことで、気持ちがリセットされ、また赤ちゃんに向き合うエネルギーが湧いてくるはずです。もし、どうしても辛い気持ちが消えなかったり、自分自身をコントロールできないと感じたりする場合は、無理をせずお住まいの地域の保健センターや専門機関へ相談してください。
後追いが激しい時のNG対応と注意点
毎日続く激しい後追いに疲れてしまうと、つい「少しでも離れたい」と思ってしまうのは自然なことです。しかし、対応の仕方によっては赤ちゃんを余計に不安にさせてしまったり、思わぬ事故につながったりすることもあります。
ここでは、後追いの時期に気をつけたいNG対応と、安全に過ごすためのポイントについてご紹介します。
黙って姿を消すのは逆効果?
赤ちゃんがおもちゃに夢中になっている隙に、こっそりとトイレや別室へ移動したくなることがあるかもしれません。ですが、黙って姿を消すのはあまりおすすめできません。
ふと顔を上げた時にママさんやパパさんがいないことに気づくと、赤ちゃんは「いつの間にかいなくなってしまう」という恐怖心を抱くようになります。その結果、常に親の姿を確認しようとして、かえって後追いが激しくなってしまう可能性があるのです。子供の不安を煽らないためにも、離れる際はひと声かける習慣をつけましょう。
嘘をついていなくならないことも、信頼関係を築くうえでとても大切です。「トイレに行ってくるね、すぐに戻るよ」と正直に伝え、戻ってきたら「待っていてくれてありがとう」と抱きしめてあげてください。この繰り返しが赤ちゃんの安心感につながります。
事故防止のための環境づくり
後追いの時期は、赤ちゃんが泣きながらママさんたちの後をついて回るため、足元への注意が必要です。特にキッチンでの火傷や、階段からの転落、洗面所での誤飲などの家庭内事故には十分に気をつけなくてはなりません。
赤ちゃんが入ってくると危ない場所にはベビーゲートを設置したり、手の届く範囲に小さなものを置かないようにしたりと、物理的に安全を確保する環境づくりを心がけましょう。
なお、赤ちゃんの行動範囲が広がると、予期せぬ怪我やトラブルも起こりやすくなります。もしも誤飲の疑いや、転倒して頭を打ったなど医療・安全に関わることで心配な点がある場合は、自己判断で様子を見ずに、速やかに小児科医や保健師などの専門家へ相談するようにしてください。
後追いが落ち着いてくる兆候と次のステップ
毎日トイレに行くのも一苦労の後追い時期は、「いつまで続くのだろう」と途方に暮れてしまうこともありますよね。でも、赤ちゃんの心と体が成長するにつれて、必ず終わりはやってきます。
ここでは、後追いが落ち着いてくる具体的な兆候についてご紹介します。これからの見通しを持つことで、少しでも気持ちが楽になれば幸いです。
言葉の理解が進むと落ち着く?
赤ちゃんが言葉を少しずつ理解できるようになると、ママさんやパパさんとのコミュニケーションがスムーズになってきます。「トイレに行ってくるから待っててね」「すぐに戻るよ」といった言葉の意味が伝わるようになると、姿が見えなくなっても「待つ」ことができるようになってきます。
ただし、言葉の理解や成長スピードには個人差があることを忘れないでください。周りの子と比べすぎず、我が子のペースを大切にしてあげましょう。
一人遊びができるようになる時期
歩けるようになったり、手先が器用になったりすると、赤ちゃんの興味の対象がぐっと広がります。お気に入りのおもちゃに夢中になったり、探索行動を楽しんだりすることで、自然と一人遊びの時間が増えてくるでしょう。
ママさんやパパさんにべったりだった時間が、少しずつ自分の世界を楽しむ時間へと変わっていきます。
後追いが落ち着く時期は子供によってさまざまです。今はお辛いかもしれませんが、親子の絆が深まっている大切な過程でもあります。焦らず見守る姿勢で、成長の次のステップを楽しみに待ちましょう。
編集部の体験談:どこまでもついてくる娘。家中をウロウロする「後追い」を乗り切った我が家の工夫
娘がハイハイを覚えた頃から、いよいよ本格的な『後追い』が始まりました。
ママの後を一生懸命追いかけ回すのはもちろん、私が自宅で仕事をしている部屋にもお構いなしにハイハイで侵入してくるように。家中を縦横無尽に動き回る姿は可愛いのですが、仕事道具へのいたずらや安全面・衛生面には人一倍気を遣いました。
我が家の場合は、私が在宅で仕事をしており、妻が専業主婦という環境だったため、家事やトイレの際はもう一人が娘を見るという『交代制』でなんとかしのいでいました。
それでも、どうしても一人で娘を見なければならない時のトイレは一苦労。最初は泣き叫ぶ娘を前に困り果てていましたが、最終的に行き着いた解決策は『トイレのドアを全開にして、ドアの前で待たせる』という方法でした。
顔が見えていれば娘も安心するようで、泣き止んで座って待っていてくれるようになったんです。プライバシーは二の次ですが(笑)、『ママやパパが見える』という安心感を与えることが、この時期を乗り切る一番の近道だったのだと感じています。
よくある質問
後追いが全くないのですが、大丈夫でしょうか?
赤ちゃんの後追いは成長過程の一つとしてよく知られていますが、その程度には性格や環境によって非常に大きな個人差があります。もともと一人遊びが得意で集中力が高い子や、好奇心が旺盛で場所見知りをあまりしないタイプの子は、後追いがほとんど見られないことも珍しくありません。後追いがないからといって、直ちに発達上の問題があるわけではないことが一般的です。
しかし、もし視線が合いにくい、あやしても反応が薄いなど、普段の様子で気になる点が他にもある場合は、念のため乳幼児健診のタイミングや小児科などで専門家に相談してみると安心できるでしょう。
トイレに行くたびに泣かれて辛いです。無視してもいいですか?
毎回のトイレで激しく泣かれてしまうと、ママも精神的に辛くなってしまいますよね。しかし、泣いているのを完全に無視してしまうと、赤ちゃんは「見捨てられた」と感じて余計に不安が強まり、かえって後追いが激しくなってしまう可能性があります。姿が見えなくてもトイレの中から「ここにいるよ」「すぐに戻るからね」と優しく声をかけ続けたり、安全策をとった上でドアを少し開けておくなどの工夫をしてみましょう。
それでも泣き止まない時や、どうしても我慢できない時は、ベビーサークル内など赤ちゃんの安全が確実に確保されているなら、「数分くらい泣かせてしまっても仕方がない」と割り切ってトイレを済ませることも、ママの心の余裕を守るためには必要です。
パパには後追いしないのに、ママだけ激しいのはなぜ?
パパに対して後追いをしないのは、決してパパのことが嫌いだからではありません。この時期の赤ちゃんは、日中最も長く一緒に過ごしてお世話をしてくれる養育者に対して、特に強い愛着を形成する傾向があります。ママへの後追いが激しいのは、ママを心のよりどころとなる「安全基地」として認識し、深く信頼している証拠でもあります。
パパとしては少し寂しいかもしれませんが、これは順調な成長の過程です。成長とともに社会性が育ち、パパや他の人とも安定した関係を築けるようになっていきますので、焦らずに今だけの特別な時期だと思って見守ってあげてください。
いつまで経っても後追いが終わらない気がして不安です。
毎日べったりだと終わりが見えず不安になりますが、一般的には歩行が安定し、興味の対象が広がってくる1歳半から2歳頃には落ち着くケースが多いです。また、言葉の理解が進み、「トイレに行くね」「すぐに戻るよ」といった言葉の意味や見通しが分かるようになると、少しずつ待てるようになってきます。
とはいえ、個人差が大きいものです。もし3歳を過ぎても極端に離れられない、分離不安が激しすぎて日常生活に大きな支障が出るといった場合は、一人で抱え込まずに地域の保健センターや小児科医、児童心理の専門家などに相談することをおすすめします。
まとめ
トイレに行くのも一苦労な赤ちゃんの後追いは、心と体が順調に成長している証です。出口が見えず辛く感じることもありますが、この時期はいつか必ず終わりが来ます。
- 後追いは一時的なものと割り切り、赤ちゃんの成長を見守る
- 家事は完璧を目指さず、便利グッズや周囲の手を借りて乗り切る
- ママ自身の心を大切にし、辛い時は無理せず休息をとる
今は大変な時期ですが、力を抜いて乗り越えていきましょう。もし不安が強い場合や辛さが続くときは、ひとりで抱え込まず専門家や自治体の窓口へ相談してくださいね。

