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1歳半〜2歳で言葉が出ない?発達の目安と親ができる言葉かけの工夫

絵本を読み聞かせる母子
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1歳半から2歳頃のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!

  • 「周りの子はもうお喋りしているのに…」
  • 「こちらの言葉は理解しているようなのに、言葉が出ない」
  • 「指差しだけで済ませようとする」

そんな様子に、「もしかして遅れている?」「私の話しかけが足りないせい…?」と、不安を感じてしまうことはありませんか?

言葉の発達には個人差があると分かっていても、我が子のこととなると心配になるのは、親としてとても自然な気持ちです。

大丈夫です!今はまだ、言葉を心の中にたくさん溜め込んでいる時期なのかもしれませんよ。

今回は、この時期の言葉の発達目安や、ご家庭で楽しく取り入れられる言葉かけの工夫について、一緒に見ていきましょう。

Contents
  1. 1歳半〜2歳で言葉が出ない…これって遅れてる?
  2. 【月齢別】1歳〜2歳の言葉の発達目安とステップ
  3. 言葉がゆっくりな理由とは?考えられる原因と背景
  4. 今日からできる!言葉を引き出す言葉かけの工夫
  5. 言葉を育む遊びと絵本の選び方
  6. 編集部の体験談:絵本は「読み切らなくていい」。我が家の自由な楽しみ方
  7. テレビやスマホ動画は見せても大丈夫?
  8. 心配なときはどこに相談する?受診の目安と窓口
  9. よくある質問
  10. まとめ

1歳半〜2歳で言葉が出ない…これって遅れてる?

周りのお友達が少しずつお話しできるようになると、「うちの子はまだ言葉が出ないけれど大丈夫かな?」と心配になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。毎日の育児の中で不安を感じることもあるかと思いますが、まずは焦りすぎなくて大丈夫ですよ。

言葉の発達には大きな個人差がある

1歳半から2歳頃は、言葉の発達スピードにとても大きな個人差がある時期です。早い段階からたくさんお話しする子もいれば、今はじっくりと言葉を溜め込んでいる最中の子もいます。

言葉が出る時期は子どもによって大きく異なります。「遅れているのかな?」と悩みすぎるよりも、その子なりのペースで成長していると捉えて、温かく見守ってあげることが大切です。

「発語」だけでなく「理解」も大切

言葉がまだ出ていなくても、大人の言っていることを理解している様子があれば、少し様子を見ても良いケースが多いと言われています。たとえば、「ちょうだい」と言って物を渡してくれたり、「ゴミをポイしてね」などの指示が通じたりするかどうかが一つの目安になります。

また、声に出す言葉だけでなく、指差しや身振りでの意思表示があるかも確認してみてください。自分の意思を伝えようとする姿が見られるなら、それはコミュニケーションの力が育っている証拠です。

もし、「こちらの言っていることが全く伝わっていない気がする」「視線が合いにくい」など、どうしても不安が拭えない場合は、一人で抱え込まずに自治体の保健師さんや小児科医などに相談してみるのも一つの方法です。

【月齢別】1歳〜2歳の言葉の発達目安とステップ

1歳から2歳にかけての子どもの言葉の発達は目覚ましいものがありますが、同時に成長の個人差がとても大きい時期でもあります。

まずは一般的な発達の流れを解説しますので、お子さんが今どの段階にいるのかを把握するヒントにしてみてくださいね。

1歳半頃の目安:意味のある単語が出始める

これまでは「アーアー」といった喃語が中心でしたが、1歳半頃になると「マンマ」「ワンワン」など、特定の意味を持つ一語文が出始めます。

ここで大切なポイントは、「言葉の理解(受信)」と「発語(発信)」には違いがあるということです。たとえ言葉として口に出ていなくても、ママさんやパパさんの言っていることを理解して行動できているようであれば、それは頭の中で言葉をたくさん溜め込んでいる「インプット期」の可能性があります。

2歳頃の目安:二語文への移行期

2歳に近づくと、それまで蓄積されていた言葉が溢れ出し、「ワンワン きた」「ママ だっこ」といった、単語を2つ繋げた二語文へとステップアップしていくのが一般的な流れです。

ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、必ずしもすべてのお子さんがこの時期にこの通りに進むわけではありません。発達のスピードは一人ひとり違います。

もし言葉の遅れ以外にもコミュニケーション面で気になる様子があり、強い不安を感じる場合は、一人で悩まずに地域の保健センターや小児科などで専門家に相談してみるのもひとつの方法です。

言葉がゆっくりな理由とは?考えられる原因と背景

1歳半から2歳頃になっても言葉が出てこないと、「うちの子、大丈夫かな?」と心配になってしまうママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。言葉の発達は個人差が非常に大きい部分であり、その背景にはさまざまな要因が考えられます。

まずは、病気や障害といった可能性だけでなく、お子さんの性格や育っている環境など、幅広い視点で「言葉がゆっくりな理由」を知ることから始めましょう。

性格や環境による個人差

言葉の遅れには、お子さん自身の性格が影響していることがあります。たとえば、慎重な性格のお子さんの場合、頭の中では言葉を理解していても、自信を持って話せるようになるまでじっくりと言葉を溜め込んでいることがあります。

また、兄弟の有無などの環境要因も関係することがあります。上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいると、本人が話す前に周りが要求を汲み取ってしまうため、話す必要性を感じにくくなっているケースも見られます。

聴力や口の機能の発達

言葉を話すためには、耳で言葉を正しく聞き取り、口を動かして音を出す機能が必要です。中耳炎を繰り返している場合など、一時的に耳の聞こえが悪くなっていると、言葉の習得に影響が出ることがあります。言葉の遅れが気になるときは、聴力検査の重要性が高いことを知っておきましょう。

さらに、口の筋肉の発達状況も発語に関わります。お口周りの筋肉が十分に育っていないと、音を作るのが難しくなることがあるからです。

さまざまな理由が考えられますが、これらを親御さんだけで判断するのは難しいものです。自己判断せず、不安な要素があれば専門家に相談することをおすすめします。自治体の健診や小児科、保健師さんなどに気軽に相談してみましょう。

今日からできる!言葉を引き出す言葉かけの工夫

子どもから言葉がなかなか出てこないと、「どうして話してくれないの?」と焦ってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。まずは、親自身が会話を楽しむ姿勢を持つことが大切です。無理に教え込もうとするのではなく、毎日の生活の中で自然と言葉に触れる機会を増やしていきましょう。

子どもの視線に合わせて「実況中継」する

子どもが何かに興味を示しているときが、言葉を覚える絶好のチャンスです。子どもと同じ目線になり、「ワンワンだね」「赤いお花だね」と、子どもが見ているものを代弁するように話しかけてみてください。自分の気持ちや見ているものを言葉にしてもらえると、子どもは言葉の意味を理解しやすくなります。

オノマトペや短い言葉で話しかける

まだ言葉が未熟な子どもにとって、大人の早口や長い文章は聞き取るのが難しい場合があります。話しかけるときは、ゆっくり、はっきり、短く話すことを意識しましょう。「ごはんだね」「おいしいね」といった短い言葉や、「ブーブー」「キラキラ」などのオノマトペ(擬音語・擬態語)を使うと、子どもも真似しやすくなります。

一方で、早く言葉を覚えてほしいからといって、絵本やカードを見せて「これなに?」「名前は?」と「これなに?」と質問攻めにしないことも重要です。試されているように感じると、子どもは話すこと自体が楽しくなくなってしまうかもしれません。言葉のコミュニケーションは「楽しい」と感じることが一番の近道です。もし発達について強い不安がある場合は、ひとりで悩まずに小児科医や保健師などの専門家に相談してみてくださいね。

言葉を育む遊びと絵本の選び方

言葉の発達を促すためには、毎日の生活の中で自然に言葉に触れる機会を作ることが大切です。机に向かって教え込むのではなく、遊びを通して楽しみながらコミュニケーションを取ることで、お子さんの「伝えたい」という意欲を育てましょう。

ここでは、言葉の土台作りにおすすめの絵本選びや、親子で楽しめる遊びのポイントをご紹介します。

繰り返しのある絵本の読み聞かせ

絵本を選ぶ際は、リズム感が良く、同じ言葉やフレーズが繰り返されるものがおすすめです。「わんわん」「ブーブー」といった擬音語や、「ごしごし」「ぱくぱく」などの擬態語が多く使われている絵本は耳に残りやすく、お子さんが真似をして発語する良いきっかけになります。

読み聞かせの際に大切なのは、無理に読ませようとせず、興味を持ったものから始めることです。必ずしも最初から最後まで読み通す必要はありません。お子さんが気に入ったページを開いたり、指差しをした絵について話しかけたりするだけでも十分な刺激になります。

手遊び歌や体を使った遊び

「トントンひげじいさん」のような手遊び歌や、ママさん、パパさんの動きを真似する「真似っこ遊び」は、コミュニケーションの基礎を作るのに最適です。相手の動きを見て自分も同じ動きをする体験は、他者への関心を高め、人との関わりを楽しむ心を育みます。

また、ボールの転がし合いや簡単なごっこ遊びを通じて、インタラクティブなやり取り(交代性)の大切さを伝えていくことも効果的です。「自分の番」と「相手の番」があることを体感することで、会話のキャッチボールに必要な「順番を守る」という感覚が自然と身についていきます。

編集部の体験談:絵本は「読み切らなくていい」。我が家の自由な楽しみ方

我が家の娘は、言葉の発達自体はどちらかと言えば早い方でした。しかし、絵本の読み聞かせとなると話は別。最初から最後までじっと物語を聞く……ということが、とにかくできなかったんです。

興味のないページは容赦なく飛ばしてめくるし、お気に入りの絵があるページだけを眺めて、私が読んでいる途中で本を閉じて遊びに行ってしまうこともしょっちゅう。

最初は『絵本の読み聞かせが上手くいかない……』と焦りましたが、途中から『本人の興味に合わせて楽しめばいい』と割り切ることにしました。無理にストーリーを追わず、娘が指差したページだけをじっくり読んだり、そこに描かれているシーンを実況解説のように分かりやすく語りかけたりすることを意識したんです。

本文の内容以上に『これ、赤くて可愛いね!』『ワンワンが走ってるよ!』と対話のきっかけにしたことで、結果として言葉への興味がより深まったように感じています。

テレビやスマホ動画は見せても大丈夫?

家事や育児に追われる毎日の中で、テレビやスマートフォンの動画に頼りたくなる瞬間は誰にでもあるものです。料理をしている間や、どうしても手が離せない時に動画を見せておくことに、罪悪感を持ちすぎる必要はありません。現代の子育てにおいて、大切なのはメディアとの上手な付き合い方を知っておくことです。

一方的な視聴と言葉の発達の関係

言葉の発達という視点で見ると、テレビや動画を長時間一方的に流し続けることは、あまり推奨されていません。言葉は本来、人との双方向のコミュニケーションの中で育まれていくものだからです。

画面から流れてくる言葉を聞くだけでは、自分の気持ちを伝えたり、相手の反応を見たりする経験が得られにくいため、言葉の発達を促しにくいと言われています。もし、言葉の遅れについて不安が強い場合は、小児科医や保健師等の専門家に相談してみるのも一つの方法です。

メディアを見せる時のルールの工夫

メディアを完全になくすのではなく、ママさん、パパさんが一緒に関わる「共視聴」を意識してみましょう。「ワンワンだね」「面白い動きだね」と隣で声をかけながら見ることで、一方的な受け身の時間ではなく、親子のコミュニケーションのきっかけに変えることができます。

また、家庭内で無理のないルールを決めて、メリハリをつけることも大切です。

  • 見ない時はテレビをつけっぱなしにしない
  • 見る時間をあらかじめ決めておく(例:夕方の30分だけ)
  • 食事中や寝る前の時間は消す

このように上手に活用することで、メディアの良い面を取り入れながら、お子さんとの会話の時間も大切にしていけると良いですね。

心配なときはどこに相談する?受診の目安と窓口

ご家庭で言葉かけの工夫をしていても、なかなか言葉が出てこないと心配になってしまうこともあるかと思います。そんなときは一人で悩まず、専門家の力を借りることも検討してみましょう。

専門家への相談は早めに行うことで親の安心にも繋がります。ママさん、パパさんの不安が和らぐことで、お子さんとよりリラックスして向き合えるようになることも多いですよ。

相談するべきサイン(指差しがない、目が合わない等)

言葉の数が増えないこと以外にも、全体的なコミュニケーションの発達を確認することが大切です。特に確認しておきたいのは、「言葉以外のコミュニケーション(視線、指差し)が取れているか」という点です。

  • 名前を呼んでも目が合わない
  • 欲しいものを指差しで伝えてこない
  • こちらの簡単な指示(「ちょうだい」など)が伝わりにくい

もしこのような様子が見られ、ママさん、パパさんが違和感を覚えるようであれば、専門機関へ相談するひとつの目安になります。

1歳半健診・2歳児歯科健診での相談

自治体が行う1歳半健診や、その後の2歳児歯科健診などは、発達について相談できる良い機会です。日頃の様子をメモしておき、気になっていることを伝えてみましょう。

相談機関へ行くことは、「診断」を受けるためだけでなく「育て方のアドバイス」をもらうために相談して良いものです。「まだ診断がつかないかも」と遠慮せず、お子さんの今の状態に合わせた関わり方を教えてもらうつもりで、気軽に質問してみてください。

地域の発達支援センターや専門機関

健診のタイミングが合わない場合でも、心配なことがあればいつでも相談窓口を利用できます。自治体の保健センターや子育て支援センターは気軽に利用できる場所ですので、まずは電話などで問い合わせてみるのもおすすめです。

かかりつけの小児科医や地域の保健師さんに相談することで、必要であれば専門の医療機関を紹介してもらえることもあります。決してママさん、パパさんだけで抱え込まず、地域のサポートを活用してくださいね。

よくある質問

男の子の方が言葉が遅いって本当ですか?

「男の子は言葉が遅い」という話を耳にすることは多いですが、医学的な根拠が明確にあるわけではありません。確かに統計的に見ると、女の子に比べて男の子の方が発語のタイミングがややゆっくりな傾向があるといわれることもありますが、これには大きな個人差があります。

性別だけで「男の子だから遅くても大丈夫」と安易に判断するのではなく、指さしや視線が合うかなど、お子さん一人ひとりの全体的な発達のペースを見守ることが大切です。もし言葉の遅れ以外にも気になる様子があり、不安を感じる場合は、地域の保健センターや小児科などの専門機関へ相談することをおすすめします。

保育園に行くと急に喋り出すことがあると聞きましたが?

保育園や幼稚園などの集団生活が始まると、同年代のお友達や先生とコミュニケーションを取りたいという意欲が刺激され、急激に言葉が増えるケースは珍しくありません。周りの子どもたちの言葉を真似したり、自分の気持ちを伝えようとしたりする経験が良い影響を与えることが多いようです。

ただし、保育園に行けば自然と言葉の遅れがすべて解決するとは限りません。ご家庭でも引き続き絵本の読み聞かせや日常の語りかけを行い、安心できる親子間でのコミュニケーションを大切に育んでいくことが、言葉の発達を促す重要な土台となります。

「宇宙語」ばかりで意味のある言葉が出ないのですが大丈夫でしょうか?

何を言っているか聞き取れない独特の「宇宙語」は、喃語から意味のある言葉へと移行する大切な発達の過程で見られるものです。これは「何かを伝えたい」「お話ししたい」という意欲の表れですので、すぐに意味のある言葉が出なくても過度に心配する必要はありません。

お子さんが一生懸命に話しかけてきたら、「そうなの、楽しいね」「すごいね」と優しく相槌を打ってあげましょう。大人が意味を汲み取って返事をし、会話のキャッチボールを楽しむことで、コミュニケーションの喜びが伝わり、次第に意味のある言葉の獲得へとつながっていきます。

まとめ

1歳半〜2歳頃の言葉の発達は、個人差が大きい時期です。言葉が出ていなくても、大人の言葉を理解し、指差しなどで意思疎通ができていれば、焦らず様子を見守る段階であることも少なくありません。

  • 成長には個人差があるため、焦りすぎず子どものペースを見守りましょう。
  • 言葉の理解や指差しなどの意思疎通ができていれば、日々の関わりを大切にしてください。
  • 不安が強い場合や他の発達で気になる点は、1歳半健診や専門機関へ相談しましょう。

毎日の遊びや言葉かけを通して、親子のやりとりを楽しんでみてくださいね。心配なときは一人で抱え込まず、専門家へ相談することで安心につながりますよ。