1歳

1歳を過ぎても指差ししない?発達の目安確認と応答的な関わり方のコツ

指差しをする幼児
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1歳前後のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、毎日あわただしい中での子育て、本当にお疲れ様です!

ふと、お子さんの様子を見ていて気になることはありませんか?

「欲しいものを取ってほしいとき、泣くだけで指をささない」

「絵本を見せても反応が薄い気がする」

「指差しっていつからするの?」「もしかして、言葉の理解が遅れているのかな…?」

そんなふうに、戸惑いや不安を感じてしまうこともあるかもしれませんね。

周りの子と比べてしまったり、目安の時期を過ぎると焦ってしまうのは、親としてとても自然な気持ちです。

大丈夫です!お子さんの成長ペースは本当に一人ひとり違います。

今回は、指差しの種類や発達の目安、そして毎日の生活の中でできる「応答的な関わり」のヒントについて、一緒に見ていきましょう。

1歳で指差しをしないのは心配?発達の個人差について

1歳のお誕生日を迎えると、身体も心もぐんと成長を感じる一方で、「まだ指差しをしないけれど大丈夫かな?」と不安になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。まずお伝えしたいのは、この時期の発達にはとても大きな個人差があるということです。

指差しが始まる時期の目安

一般的に、指差しは生後10ヶ月頃から1歳過ぎにかけて徐々に見られるようになると言われています。興味のあるものを指差して「あっ!あっ!」と声を出す姿は成長の証ですが、そのスタート時期は一人ひとり全く違います。

そのため、1歳時点ではまだ指差しが出なくても、必ずしも問題があるわけではありません。言葉の理解が進むにつれて自然と出てくるケースも多く、今はまだ情報をインプットしている準備期間であることも考えられます。

1歳0ヶ月〜1歳6ヶ月頃の成長の幅

この時期は、まさに「個人差が大きい時期」です。周りの子と比べて焦ってしまうこともあるかもしれませんが、お子さん自身のペースで成長していることを信じ、焦らず見守る姿勢を大切にしてあげてくださいね。

もし、日々の様子を見ていてどうしても気になることがあったり、視線が合いにくいなど他にも不安な点がある場合は、一人で悩まずに小児科や地域の保健師さんへ相談してみましょう。専門家に話を聞いてもらうことで、安心につながることもありますよ。

指差しには種類がある!発達のステップを知ろう

「指差し」と一口に言っても、実はその意味や役割によっていくつかの種類に分けられることをご存知でしょうか。赤ちゃんが指差しをするのは、自分の気持ちや見つけたものを誰かに伝えたいという意欲の表れです。

ここでは、一般的に見られる指差しの発達ステップについて解説します。お子さんが今どの段階にいるのか、日々の様子を思い出しながら確認してみてくださいね。

「要求」と「発見」の指差し

指差しの始まりとして多く見られるのが、「自分の要求を伝える」ための指差しと、「何かを見つけた」ときの指差しです。

  • 要求の指差し:お菓子やおもちゃなど欲しいものを指して、「あれ取って」「欲しい」と相手に訴えるものです。言葉が出る前でも、一生懸命に指で示してママさん、パパさんに伝えようとします。
  • 発見の指差し:「あ、わんわんだ!」「飛行機が飛んでる」など、興味のあるものを見つけたときに指を差します。「あった!」という驚きや発見を表現しています。

「共感」と「応答」の指差し

成長に伴い、自分が見つけたものや気持ちを相手と共有したり、問いかけに答えたりするための指差しへと変化していきます。

  • 共感の指差し:「見て!きれいでしょ」「面白いね」といったように、発見した感動をママさん、パパさんと共有したくて行う指差しです。相手の方を振り返りながら指差しをすることもあります。
  • 応答の指差し:絵本を見ながら「犬はどれ?」と聞かれたときに、「これ」と指を差して答えるものです。言葉の理解が進んでくると見られるようになります。

このように指差しには、「要求・発見・共感・応答」といった4つの大きな役割があります。

ただし、これらが出てくる時期や順番には大きな個人差があります。必ずしもこのステップ通りに進むわけではありませんので、「まだこれができない」と焦る必要はありません。もし1歳半を過ぎても指差しが全く見られない場合や、他の発達面でも気になることがある場合は、乳幼児健診の際や小児科、保健センターなどで専門家に相談してみるのも良いでしょう。

指差しが出ない時に確認したい「言葉の理解」と「コミュニケーション」

1歳を過ぎても指差しが出ないと、「うちの子は大丈夫かな?」と心配になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。しかし、指差しはあくまで成長の過程で見られるサインのひとつです。

もし指差しが見られなくても、焦らずにお子さんの様子を観察してみてください。大切なのは、指差しという「動作」ができているかだけではなく、言葉の理解が進んでいるか、そして指差し以外の方法でコミュニケーションが取れているかという点です。

名前を呼んだら反応するか

まずは、大人の言っている言葉をどのくらい理解しているかチェックしてみましょう。指差しがなくても、大人の言葉を聞いて行動できているのであれば、言葉の理解は順調に進んでいると考えられます。

  • 名前を呼んだら振り向く
  • 「ちょうだい」と言うと持っているおもちゃを渡してくれる
  • 「マンマ(ご飯)だよ」と言うと食卓へ向かう

このように、日常のやり取りの中で言葉の意味が伝わっている様子があれば、お子さんなりに言葉の理解が進んでいる証拠ですので、温かく見守ってあげましょう。

視線や身振りでの意思表示

次に確認したいのが、指差し以外の意思疎通手段があるかどうかです。子どもは指差し以外にも、さまざまな方法で自分の気持ちを伝えようとします。

たとえば、ママさんやパパさんとしっかり視線が合うか、欲しいものがあるときに手を伸ばして取ろうとするか、身振り手振りで訴えかけてくるかといった点も重要なサインです。言葉が出なくても、表情や体全体を使ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢が見られれば、それは立派な成長の姿です。

もし、「言葉の理解が全く進んでいないように感じる」「視線が合わず、呼びかけへの反応も乏しい」といった不安が続く場合は、一人で抱え込まずに1歳半健診のタイミングや、地域の保健センター、小児科などで専門家に相談してみることをおすすめします。

親子のコミュニケーションを深める「応答的な関わり」のコツ

指差しがなかなか出ないと「どうやって教えたらいいの?」と悩んでしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。しかし、指差しは教え込むものではなく、「伝えたい」という気持ちから自然に出てくるものです。

その気持ちを育む土台となるのが、親子のコミュニケーションにおける「応答的な関わり」です。ここでは、普段の生活の中で無理なく取り入れられる具体的なコツをご紹介します。

子供の視線を追って代弁する

まずは、お子さんが何を見ているのか、何に興味を持っているのかを観察することから始めてみましょう。お子さんの視線の先にあるものに親も一緒に注目し、「ワンワンだね」「赤いお花だね」と優しく言葉を添えてあげます。

このとき、「代弁」の重要性を意識してみてください。まだ言葉や指差しが出ないお子さんの代わりに、パパさんやママさんが気持ちを言葉にしてあげることで、「自分の見ているものが伝わった」という安心感が生まれます。

共感を示すリアクションの重要性

お子さんが何かを見つけたり、要求を示したりしたときは、肯定的に反応してあげることが大切です。「あそこにいたね!」「これが欲しかったんだね」と、まずはその発見や気持ちを受け止めましょう。このように親が応答することで、お子さんの「もっと伝えたい」という意欲を育てることができます。

日々の関わりの中で特に大切なのは、「共感」と「代弁」の重要性を理解し、子供の興味に寄り添う姿勢を持つことです。大人が見せたいものを無理に見させるのではなく、お子さんの心が動いている瞬間に寄り添って、一緒に発見を楽しむ気持ちを忘れないでくださいね。

日常生活で指差しを引き出す遊びと環境づくり

日常生活の中で、お子さんが自然と指差しをしたくなるような環境をつくってあげることが大切です。特別なトレーニングをするのではなく、いつもの遊びや生活の中で楽しみながら関わっていきましょう。

絵本の読み聞かせで「どっち?」遊び

お子さんが興味を持っている絵本やおもちゃを使って、指差しのきっかけを作ってみましょう。たとえば、好きな動物が出てくる絵本を見ながら「ワンワンはどっちかな?」「リンゴはどこ?」と優しく問いかけてみます。

最初は反応がなくても大丈夫です。まずはママさん、パパさんが「あ、ここにいたね!」と指を差して見せてあげてください。大人が楽しそうに指差す姿を見ることで、お子さんも「こうやって伝えるんだ」と理解し、真似をしたくなってくるはずです。

お散歩中の発見を共有しよう

お天気の良い日には、外に出てお散歩をしながら発見を共有するのもおすすめです。「あ、あそこに赤いお花が咲いているね」「大きなバスが通ったよ」と、ママさんやパパさんが積極的に指を差して話しかけてみましょう。

お子さんの視線の先にあるものに気づいて、「あれ気になったのかな?」と言葉にして指差してあげることも効果的です。自分の興味に共感してもらえる嬉しさが、指差しの意欲につながります。

関わりの中で一つだけ注意していただきたいのは、決して無理強いはしないことです。指差しをさせようとして、お子さんの指を無理やり掴んで形を作らせるのは避けましょう。遊び自体が楽しくなくなってしまっては逆効果です。

なかなか指差しが出ないと焦ってしまうこともあるかもしれませんが、お子さんのペースを信じて温かく見守ってあげてくださいね。もし発達について不安が強い場合は、一人で抱え込まずに小児科や地域の保健師さんなどに相談してみると安心です。

これって性格?それとも…?指差し以外のサインにも注目

1歳を過ぎても指差しが見られないと、「どうしてうちの子だけ?」と心配になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。しかし、指差しをしない理由は発達の遅れだけとは限りません。その子の生まれ持った「性格」や、指差し以外の方法で一生懸命気持ちを伝えている可能性もあります。

慎重な性格の子の場合

大人に個性があるように、赤ちゃんにも性格による違いがあります。たとえば、慎重な性格のお子さんの場合、自分から積極的にアクションを起こすよりも、周囲をじっと「観察すること」を優先していることがあります。

「これは何だろう?」「あれはどう動くのかな?」と頭の中で情報を処理することに集中していて、指差しという動作として外に出てくるのが少しゆっくりになるケースもあるのです。焦らずに見守ってあげましょう。

手全体で示す(手差し)の場合

また、人差し指をピッと立てる形ではなく、手のひら全体を対象に向ける「手差し」をするお子さんもいます。形は違っても、「あれを見てほしい」「これが欲しい」という意思表示の一形態であることに変わりはありません。ママさん、パパさんに気持ちを伝えようとしている大切なサインですので、しっかりと受け止めてあげてください。

一方で、似たような動作に「クレーン現象」と呼ばれるものがあります。これは、大人の手を取って対象物に持っていき、まるでクレーンゲームのアームや道具のように使って目的を叶えようとする行動で、手差しや指差しとは少し性質が異なります。もし手差しやクレーン現象との区別がつかなかったり、他にも気になる様子がある場合は、一人で悩まずに小児科や保健センター、1歳半健診などで相談してみると安心です。

編集部の体験談:「指差し」ではなく「手差し」…我が家の娘の場合

指差しについては、我が家の娘も少し個性的でした。実は人差し指で指すのではなく、手のひら全体で指し示す『手差し』をするタイプだったんです。

抱っこをしている時に『あっち!』と行きたい方向を要求する手差しはよくしてくれたのですが、何かを見つけた時の報告や共感のための手差しがなかなか見られず、当時は『コミュニケーションとして成立しているのかな?』と少し心配した時期もありました。

それでも、日頃のやり取りの中で『言葉は届いているな』という感触はあったので、焦らずに見守ることにしたんです。

そんなある日、絵本の読み聞かせ中に『どの色が一番好き?』と問いかけてみたところ、娘がパッと特定のページを『手差し』で答えてくれました。単なる要求ではなく、こちらの問いかけに『応答』してくれたその瞬間、不安がスーッと消えて安心したのを今でも覚えています。

1歳半健診が目安?専門家への相談を検討するタイミング

お子さんの成長には個人差があるとはいえ、指差しがない状態が続くと心配になってしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。発達を確認する一つの大きな節目として、自治体が行う「1歳半健診」があります。

この時期になると、運動機能や言葉の理解など、さまざまな面から成長の様子を確認できるようになります。まずはこのタイミングを目安にしつつ、焦らず日々の様子を見守っていきましょう。

1歳半健診でのチェックポイント

1歳半健診では、指差しの有無だけでなく、言葉の理解や視線が合うかどうかなども確認されます。もし健診の前であっても、名前を呼んでも振り向かない、目が合わないなど、指差し以外にも気になる様子がある場合は、時期を待たずに早めに相談してよいでしょう。

ただし、これらはあくまで目安であり、発達の診断は医師が行うものです。家庭だけで判断して悩むよりも、専門家の客観的な視点を取り入れることが大切です。

地域の保健センターや相談窓口

どこに相談すればよいか迷ったときは、お住まいの地域の保健センターや子育て支援センター、またはかかりつけの小児科医に声をかけてみましょう。専門家である保健師や医師に話を聞いてもらうだけで、気持ちが楽になることもあります。

「こんな些細なことで聞いていいのかな」と迷わず、不安なら専門家へ相談することをおすすめします。ママさん、パパさんが一人で抱え込まず、安心して子育てできることがお子さんにとっても良い環境づくりにつながります。

よくある質問

指差しを練習させたほうがいいですか?

早く指差しをしてほしいからといって、お子さんの指を持って無理やり形を作らせるような練習はおすすめできません。強制されることでお子さんが不快に感じ、かえって指差しをしなくなってしまうなど、逆効果になることもあります。

まずはママやパパが「あそこにワンワンがいるね」「きれいなお花だね」と声をかけながら、積極的に指差しをして見せてあげることが大切です。絵本の読み聞かせやお散歩中など、遊びの中で楽しく自然に促してあげると、お子さんも真似をしたくなります。焦らずに、親子のコミュニケーションの一環として楽しんでみてください。

クレーン現象と指差しの違いは何ですか?

「指差し」はお子さんが自分の意思で、自分の指を使って興味のある対象を示したり要求したりする行動です。一方「クレーン現象」とは、お子さんが自分の欲しい物を取るために、ママやパパの手を掴んで、まるで道具(クレーン車)のように使って目的を果たそうとする行動を指します。

言葉が出る前の時期などに一時的に見られることもありますが、指差しがなかなか出ずにクレーン現象ばかりが続く場合や、視線が合いにくいといった様子が伴う場合は、発達の特性が関係している可能性もあります。気になる場合は一人で悩まず、地域の保健センターや専門家に相談してみると良いでしょう。

全く指差ししないまま言葉が出ることもありますか?

子どもの発達には大きな個人差があるため、稀に指差しというステップをスキップして、いきなり言葉を話し始めるお子さんもいます。「指差しをしないから必ずしも問題がある」というわけではありません。

重要なのは、指差し以外の方法でコミュニケーションが取れているかどうかです。視線が合う、表情で気持ちを伝える、大人の言葉を理解している様子があるなら、経過観察となることが多いでしょう。ただし、自己判断は難しいため、1歳半健診や育児相談などの機会に、専門家に状況を伝えて確認してもらうと安心です。

1歳半になっても指差ししない場合はどうすればいいですか?

1歳半健診は、言葉や指差しなどの発達状況を確認する大切な機会ですので、ここで相談するのが最もスムーズです。健診の問診票に「指差しをしない」と記入し、当日は保健師や医師に普段の様子を詳しく話してみましょう。

専門家は指差しの有無だけでなく、こちらの言っていることが分かっているか、積み木が積めるか、対人関係はどうかなど、全体的な発達のバランスを見て総合的に判断します。家庭での関わり方のアドバイスももらえますので、焦って無理に教え込もうとせず、まずは専門家の意見を聞いてみることをおすすめします。

まとめ

1歳を過ぎても指差しが出ないと心配になることもありますが、指差しはコミュニケーション手段の一つであり、その発達のスピードには個人差があります。まずは焦らず、お子さんの様子を見守ることが大切です。

  • 指差しは言葉の前段階であり、出る時期や順序は人それぞれです
  • 日々の生活で「応答的な関わり」を意識し、親子のやり取りを楽しみましょう
  • 不安な場合は一人で抱え込まず、1歳半健診や専門機関に相談してください

言葉の理解が進んでいれば、指差しがなくても意思疎通は少しずつ深まっていきます。毎日のふれあいを大切にしながら、その子なりの成長を応援してあげたいですね。もし気になることがあれば、専門家に相談することで気持ちが楽になることもありますよ。