夕方のギャン泣きがつらい!生後3ヶ月頃の「黄昏泣き(コリック)」対策と親のメンタルケア
生後まもない赤ちゃんとの毎日、ママさん、パパさん、本当にお疲れ様です!
「夕方になると急に火がついたように泣き出す」
「抱っこしても授乳しても、何をしても泣き止まない」
「毎日同じ時間に始まって、途方に暮れてしまう」
こんな風に、赤ちゃんの激しい泣き声に悩まされることはありませんか?
「どこか痛いのかな?」「私のあやし方が下手なのかな…?」
そんな不安を感じてしまうかもしれませんね。
でも、何をしても泣き止まないと、戸惑いや焦りを感じてしまうのは親としてとても自然なことです。
それは「黄昏泣き(コリック)」と呼ばれる、多くの赤ちゃんに見られる現象かもしれません。
今回は、この時期特有の泣きの特徴や対策、そして何より大切なママさん・パパさんの心をケアするヒントを一緒に考えていきましょう。
黄昏泣き(コリック)とは?いつからいつまで続く?
夕方頃になると、それまで機嫌よく過ごしていた赤ちゃんが急に火がついたように泣き出し、何をしても泣き止まないことがあります。そんな経験に悩まされているママさん、パパさんも多いのではないでしょうか。
これは「黄昏泣き」と呼ばれる現象で、多くの赤ちゃんに見られる生理的なものです。「自分のあやし方が悪いのかな」と不安になる必要はありません。
黄昏泣きの特徴と時期
黄昏泣きがいつまで続くのか、先が見えずに不安になることもあるかと思います。個人差はありますが、一般的に生後1〜2ヶ月がピークと言われています。
毎日のように泣かれると心身ともに疲れてしまいますが、成長とともに徐々に治まり、生後3ヶ月頃には落ち着くことが多いです。今の時期だけのものと捉えて、少し肩の力を抜いて向き合ってみてください。
コリック(乳児疝痛)との関係
医学的には「コリック(乳児疝痛)」と呼ばれることもありますが、実はお腹の張りや神経の発達など諸説あるものの、その原因ははっきりしていないことが多いのが現状です。理由が明確でないことは不安かもしれませんが、これは赤ちゃんの成長過程の一つと考えられています。
何より大切なのは、赤ちゃんが泣き止まないのは「親の愛情不足ではない」ということです。「自分のお世話が足りないのではないか」とご自身を責めないでくださいね。
もし、あまりにも泣き方が激しい場合や、他にも気になる症状がある場合は、一人で抱え込まずに小児科医や助産師、保健師等へ相談してみましょう。
なぜ夕方に泣くの?考えられる主な原因
夕方になると急にスイッチが入ったように泣き出す赤ちゃんを前に、「私のあやし方が悪いのかな」「何がいけないんだろう」と自分を責めてしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれません。まず最初にお伝えしたいのは、これは決して親の育て方のせいではないということです。
実は、黄昏泣き(コリック)については、医学的には原因不明な点も多いのが現状です。はっきりとした理由は解明されていませんが、いくつかの有力な説が考えられています。赤ちゃんの今の状態を理解するヒントとして、代表的なものを見ていきましょう。
未熟な消化機能による不快感
生後まもない赤ちゃんは、胃腸の働きや神経系がまだ発達途中にあります。そのため、お腹にガスが溜まって苦しかったり、腸が動く感覚を不快に感じて泣いてしまうことがあると言われています。
また、神経系の発達過程での過敏さも関係していると考えられています。外の世界に適応しようと一生懸命成長している最中だからこそ、大人が気にならないような体の変化や不快感にも敏感に反応してしまうのかもしれません。
日中の刺激による疲れ
もう一つの大きな理由として、夕方の疲れや空腹が重なる可能性が挙げられます。赤ちゃんにとって、毎日は新しい刺激の連続です。光や音、お世話をしてくれる人の声など、日中に受けたたくさんの情報が夕方頃にピークを迎え、処理しきれずに「もう限界!」と泣いてしまうことがあるのです。
原因が一つとは限らず、これらが複雑に絡み合っていることもあります。もし、泣き方がいつもと明らかに違う、嘔吐や発熱があるなど心配な様子が見られる場合は、迷わず小児科医や保健師等へ相談するようにしてください。
今すぐ試したい!黄昏泣きへの具体的な対策
夕方の忙しい時間帯に赤ちゃんが激しく泣き出すと、どうしても焦ってしまいますよね。ここでは、先輩ママさん、パパさんが実践している具体的なあやし方や環境づくりのヒントをご紹介します。
まず大切なのは、「赤ちゃんによって合う方法は違う」という視点を持つことです。ある子に効果絶大だった方法が、我が子には効かないことも珍しくありません。一つの方法で泣き止まなくても落ち込まず、「次はこれを試してみよう」と実験するような気持ちで取り組んでみてくださいね。
抱っこの仕方を変えてみる
いつもの抱っこで泣き止まないときは、抱き方やリズムに変化をつけてみましょう。赤ちゃんによっては、視界が変わる縦抱きを好む子もいます。また、一定のリズムで揺れる動きは、お腹の中にいた時の感覚を思い出して安心することがあるようです。
- 背中を優しくトントンしながら、ゆっくりスクワットをする
- バランスボールに座って、優しく弾むようなリズム運動をする
- 抱っこ紐を使って密着感を高める
特にバランスボールを使用する際は、転倒のリスクがないよう周囲を片付け、必ず両足がつく状態で使用するなど、安全に配慮した方法で行ってください。首がすわっていない時期ですので、頭をしっかり支えることも忘れないようにしましょう。
環境音(ホワイトノイズ)を活用する
赤ちゃんが胎内で聞いていた血液の流れる音などに似ているとされる、「ホワイトノイズ」を聞かせると落ち着くことがあります。特別な道具がなくても、身近なアイテムで試すことができます。
- スーパーのビニール袋をカシャカシャと擦り合わせる音
- ドライヤーや掃除機の音(アプリの活用も便利です)
- 換気扇の音や、テレビの砂嵐の音
ドライヤーなどの家電を使う場合は、熱風が赤ちゃんに当たらないよう十分距離を取り、長時間大音量で聞かせすぎないよう注意してください。もし、激しい泣き方が続いて体調面で不安を感じる場合は、迷わず小児科や保健師、助産師さんへ相談しましょう。
どうしても泣き止まない時の「逃げ道」を作る
何をしても赤ちゃんが泣き止まないと、「私のやり方が悪いのかな」「どうして泣き止んでくれないの」と自分を責めてしまいがちです。しかし、黄昏泣き(コリック)は原因がはっきりしないことも多く、ママさん、パパさんの努力不足ではありません。
どうしても辛くなってしまった時は、無理をせず一時的な「逃げ道」を作って、ご自身の心を守ることを優先してください。
安全を確保して少し離れる
泣き続ける赤ちゃんとずっと向き合っていると、冷静さを失ってしまうことがあります。そんな時は、思い切って赤ちゃんから物理的に距離を取ってみましょう。
まずは、ベビーベッドや柵のある布団など、赤ちゃんが転落したり怪我をしたりしない安全な場所に寝かせます。そして、隣の部屋やトイレなど、赤ちゃんの泣き声が少し遠くなる場所へ移動してみてください。
これは赤ちゃんを「放置」しているのではなく、お互いが落ち着くための「クールダウン」の時間です。罪悪感を持つ必要はありません。
「泣かせておいても大丈夫」と割り切る
赤ちゃんと離れたら、別室で大きく深呼吸をしたり、一杯のお茶を飲んだりしてリラックスする時間を作りましょう。ほんの数分でも気持ちを切り替えることで、また余裕を持って赤ちゃんに接することができるようになります。
専門家等の意見でも、安全がしっかり確保されていれば、10〜15分程度なら離れて泣かせておいても問題ないと言われています。ママさん、パパさんが追い詰められてしまう前に、上手にこの方法を取り入れてみてください。
もちろん、赤ちゃんの顔色が悪かったり、普段とは明らかに違う激しい泣き方をするなど、心配な様子が見られる場合は、迷わず小児科や「#8000(こども医療でんわ相談)」、助産師・保健師等へ相談しましょう。
ママ・パパのメンタルケア:一人で抱え込まないために
夕方の忙しい時間帯に毎日激しく泣かれると、どうしてもイライラしてしまったり、気持ちが落ち込んでしまったりすることがありますよね。「泣き止ませられない自分はダメな親なのではないか」と責めてしまうママさん、パパさんもいるかもしれません。
しかし、黄昏泣きは赤ちゃんの成長過程の一つであり、親の努力不足ではありません。毎日のことですから、「つらいと感じるのは当たり前」です。まずはご自身の気持ちを否定せず、日々頑張っている自分を認めてあげてくださいね。
パートナーや家族との連携
親自身の精神的な健康を守るためには、一人で全てを背負わないことが何よりも大切です。可能な限りパートナーや家族と協力して、交代制にして休息をとる時間を作りましょう。
たとえ15分でも、赤ちゃんから離れてお茶を飲んだり、外の空気を吸ったりするだけで、気持ちがリセットできることがあります。物理的に距離を置くことは、決して逃げではありません。冷静な気持ちを取り戻し、笑顔で赤ちゃんに向き合うための必要なケアです。
便利グッズでストレス軽減
赤ちゃんの泣き声を長時間聞き続けることは、想像以上にストレスがかかるものです。辛い時は、ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓の活用も検討してみてください。
泣き声を完全に遮断するのではなく、耳に入る音量を少し下げるだけでも、心に余裕が生まれます。好きな音楽やラジオを聴きながら抱っこをするなど、ママさん、パパさんが少しでもリラックスできる環境を整えることも立派な対策の一つです。
もし、「誰にも頼れない」「どうしても気持ちが晴れない」という時は、自治体の保健センターや子育て支援センターなどの外部のサポート(相談窓口など)を利用するのも一つの方法です。不安が強い場合や体調が優れない場合は、一人で悩まずに小児科医や助産師、保健師等へ相談することをおすすめします。
病気が隠れている可能性は?受診を検討すべきサイン
夕方に赤ちゃんが激しく泣き続けると、「またいつもの黄昏泣きかな」と考えてしまいがちですが、中には体調不良や病気が隠れているケースもあります。
ママさん、パパさんが「なんだかおかしいな」と感じたり、少しでも不安を覚えたりしたときは、慎重に赤ちゃんの様子を観察しましょう。
発熱や嘔吐など身体症状の有無
まずは赤ちゃんの身体的なサインを確認してみてください。特に以下のような症状が見られる場合は注意が必要です。
- 38度以上の発熱や繰り返す嘔吐がある
- 泣き止んだ後もぐったりしている、顔色が悪い場合
これらの症状があるときは、単なる黄昏泣きではない可能性が高いため、早めに小児科を受診することをおすすめします。
泣き方が普段と明らかに違う場合
明らかな身体症状がなくても、泣き方がいつもと激しく違ったり、あやしても全く反応が変わらなかったりすることもあります。
大切なのは、「きっと大丈夫だろう」と自己判断せず医師に相談することです。赤ちゃんの様子が心配で判断に迷うときは、専門家の力を借りましょう。
夜間や休日ですぐに受診すべきか迷う場合は、全国共通の#8000(こども医療電話相談)を利用するのも安心です。小児科医や看護師から、症状に応じた適切な対処のアドバイスを受けることができます。
編集部の体験談:「ワンオペは不可能」と割り切る。泣き止まない夜をチームで乗り越えた我が家のルール
我が家の娘の場合、決まった時間に激しく泣き続けるような、典型的な『黄昏泣き』はありませんでした。
ですが、理由のわからない泣きはもちろんありました。生まれたばかりの小さくか弱い赤ちゃんが、何をしても泣き止まない。その理由がわからないというのは、親として非常に不安になりますし、焦りや戸惑いを覚えるものです。
何をやっても泣き止まない娘を前に途方に暮れることもありました。でも、ある時気づいたんです。『親が限界を迎えて、笑顔でお世話ができなくなってしまったら、それは結果的に赤ちゃんのためにならない』のだと。
そこで我が家では、『しんどい、少し休みたいと思ったら、我慢せずにヘルプを出す』というルールを決めました。娘がどうしても泣き止まない時は、途中で交代して休みを入れる。そうやってお互いのメンタルを守るようにしたんです。
24時間体制でのお世話が必要なこの時期、そもそも『ワンオペは不可能』だと割り切っていいと思います。夫婦というチームで、可能なら親族も巻き込んだ『チーム育児』として捉えること。それが、この嵐のような時期を乗り切るための、我が家の答えでした。
よくある質問
泣き止まない時に少し放置してもサイレントベビーになりませんか?
「泣いているのに放っておくとサイレントベビーになる」という話を聞いて不安になるママやパパも多いですが、過度に心配する必要はありません。虐待のように意図的に無視し続けることと、親が冷静になるために赤ちゃんの安全を確保して一時的にその場を離れることは全く異なります。
親御さんがイライラや疲れを抱えたまま接し続けるよりも、別室などで短時間のクールダウンを行い、リフレッシュして再び笑顔で赤ちゃんに向き合うことができるなら、それはむしろ推奨される対処法でもあります。自分を責めず、辛い時は少し距離を置いて深呼吸する時間を作ってみてください。
母乳やミルクが足りていないから泣くのでしょうか?
赤ちゃんが激しく泣くと「おっぱいが足りていないのでは?」と不安になりますが、必ずしも空腹が原因とは限りません。定期健診などで体重が順調に増えており、毎日のおしっこやうんちもしっかり出ているようであれば、栄養不足の心配は少ないと考えられます。
授乳した直後でも泣き止まない場合は、空腹以外の理由(眠気、暑い・寒いなどの不快感、あるいは黄昏泣きそのもの)である可能性が高いでしょう。もし体重の増えが悪かったり、赤ちゃんの様子が普段と違って元気がなかったりする場合は、念のため小児科や助産師へ相談することをおすすめします。
いつ頃になれば黄昏泣きは終わりますか?
毎日のように泣かれると「いつまで続くのだろう」と途方に暮れてしまうこともありますが、黄昏泣きはずっと続くわけではありません。個人差は大きいものの、一般的には生後3ヶ月から4ヶ月頃には落ち着くことが多いと言われています。
首がしっかりとすわり、日中の活動量が増えてきたり、昼夜の区別がついて生活リズムが整ったりするにつれて、自然と夕方の激しい泣きが減っていく傾向があります。今は一番大変な時期かもしれませんが、赤ちゃんの成長とともに終わりはやってきますので、家族で協力しながらこの時期を乗り切りましょう。
まとめ
夕方になると始まる赤ちゃんの激しい泣き、いわゆる「黄昏泣き(コリック)」は、多くのママやパパが経験する悩みです。決して自分を責めず、以下のポイントを心に留めておいてください。
- 黄昏泣きは赤ちゃんの成長過程でよく見られる現象であり、親の愛情不足や育て方のせいではありません。
- つらい時は無理に泣き止ませようとせず、安全を確保した上で少し離れて、親自身の心を休めることも大切です。
- 心配な症状がある場合や育児への不安が強い場合は、一人で悩まず専門家や医療機関、相談窓口を頼ってください。
この時期の泣きは永遠に続くわけではありません。つらい時は周りの助けを借りながら、焦らず赤ちゃんと向き合っていきましょう。少しでも不安なときは、医師や保健師へ気軽に相談してくださいね。

