1歳・2歳のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、毎日のごはん作りや子育て、本当にお疲れ様です!

最近、お子さんの食事でこんな様子は見られませんか?

  • 「お肉を口に入れても、いつまでもモグモグしている」
  • 「野菜の皮や繊維があると『べーっ』と出してしまう」
  • 「固いものを嫌がって出してばかり」

「一生懸命作ったのに、どうして食べてくれないの?」

「私の調理法や進め方が悪いのかな…?」

せっかく用意した食事を吐き出されると、栄養面も心配ですし、どうしても悲しい気持ちになってしまいますよね。初めての子育てならなおさら、不安になってしまうのはとても自然なことです。

それは、お子さんの「噛む力」の発達段階が関係していることも多いようです。

今回は、子どもがお肉や野菜を吐き出してしまう理由や、食べやすくなる調理の工夫、親の心構えについて、一緒に見ていきたいと思います。

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Contents
  1. なぜ「べーっ」とするの?1~2歳児が食べ物を吐き出す主な理由
  2. 1〜2歳児の「噛む力」と口の中の発達を知ろう
  3. 【お肉編】パサパサ・固いを解決!食べやすくする調理の工夫
  4. 【野菜編】繊維や苦手を克服?噛みやすくする調理テクニック
  5. 食事の環境づくりと親の関わり方
  6. 誤嚥・窒息事故を防ぐための注意点
  7. 食べなくても大丈夫!焦らないための心構え
  8. 編集部の体験談:「べーっ」には理由がある。言葉で伝えられない時期だからこそ、観察が大切だと気づいた話
  9. よくある質問
  10. まとめ

なぜ「べーっ」とするの?1~2歳児が食べ物を吐き出す主な理由

一生懸命作った食事をお子さんが「べーっ」と口から出してしまうと、悲しくなったり、ついイライラしてしまったりすることはありませんか?
実はこの時期の子どもが食べ物を吐き出すのには、身体的・心理的なちゃんとした理由があります。
決してママさん、パパさんを困らせようとして、悪気があって吐き出しているわけではないことを理解してあげましょう。

噛む力・飲み込む力がまだ未熟

1~2歳児は、大人に比べるとまだまだ「噛む力」や「飲み込む力」が未熟です。
特にお肉や繊維質な野菜は、噛んでもなかなかすりつぶせず、いつまでも口の中に残ってしまうことがあります。
繊維が口に残る不快感や、「これ以上は飲み込めない」という不安から、自分を守るために吐き出してしまうケースが多いのです。

自我の芽生えと「イヤイヤ期」の影響

また、この時期ならではの「自我の芽生え」も関係しています。
味や食感の好みがはっきりしてきたり、「今は食べたくない」という意思表示だったりすることもあります。
これはお子さんの成長に伴う一時的な行動である可能性が高いため、あまり深刻に悩みすぎず、長い目で見守ることが大切です。

食事の際は、お子さんがわざと遊んでいる「遊び食べ」なのか、本当に「食べにくい」と感じているのかの見極めを意識してみてください。
もし噛めずに困っているようであれば、調理法を工夫してあげることで解決することもあります。
どうしても食事が進まず体重が増えないなど、健康面で不安がある場合は、一人で抱え込まずに小児科医や保健師へ相談してみましょう。

1〜2歳児の「噛む力」と口の中の発達を知ろう

せっかく作ったご飯をお子さんが「べーっ」と吐き出してしまうと、ママさん、パパさんもがっかりしてしまいますよね。「味が嫌いなのかな?」と思いがちですが、実はまだ噛む力が十分に育っていないことが原因かもしれません。

まずは、この時期のお子さんの口の中がどのような状態なのかを知ることから始めましょう。大人と同じような食事に見えても、まだ大人と同じ硬さや大きさのものは上手に食べられないことが多いのです。

大人とは違う?子供の「噛み方」の特徴

1〜2歳頃のお子さんは、すりつぶす力がまだ弱く、前歯で食べ物を噛み切るのも練習中の段階です。そのため、繊維質の多い野菜や弾力のあるお肉などは、うまく処理できずに口の中に残ってしまい、結果として吐き出してしまうことがあります。

うまく噛めないまま無理に飲み込もうとすると、丸呑みのリスクがあることも理解しておく必要があります。食材が大きすぎたり硬すぎたりすると、喉に詰まらせる原因にもなりかねません。お子さんの噛む様子をしっかり見守ってあげてください。

奥歯が生え揃うまでのプロセス

しっかりと食べ物をすりつぶすために必要な奥歯が生え揃うのは、一般的に2歳半〜3歳頃であることをご存知でしょうか。1〜2歳の時点では、まだ歯が生え揃っていないために、大人と同じような咀嚼ができないのが自然な姿です。

歯の生え方や口の発達には個人差が大きいので月齢だけで判断しないことが大切です。「もう2歳だから」と焦らず、お子さんの口の中の状態に合わせて食事の形態を調整してあげましょう。もし噛み方や飲み込みについて不安がある場合は、小児科や歯科、保健師さんなどに相談してみてくださいね。

【お肉編】パサパサ・固いを解決!食べやすくする調理の工夫

お肉は大切なタンパク質源ですが、繊維が残って飲み込みにくかったり、加熱によってパサパサしてしまったりと、小さなお子さんが苦手意識を持ちやすい食材のひとつです。「せっかく作ったのに吐き出されてしまった」と落ち込んでしまうママさん、パパさんもいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、ほんの少しの調理の工夫で、お肉はぐっと食べやすくなります。お子さんの噛む力の発達に合わせて、無理なく食べられる形状や硬さを目指してみましょう。

部位選びと繊維を断つ切り方のコツ

まずはお肉の選び方と切り方を見直してみましょう。まだ噛み切る力が弱い1~2歳の時期は、塊肉よりもひき肉や薄切り肉を活用し、繊維を短くすることがポイントです。

薄切り肉を使う場合は、繊維の方向をよく見て、繊維を断ち切るように垂直に包丁を入れると噛みやすくなります。筋がある場合は丁寧に取り除いてあげてくださいね。

下ごしらえで柔らかくする裏技

鶏のむね肉やささみなど、脂肪分が少なくパサつきやすい部位は片栗粉などでコーティングするのがおすすめです。下味をつける段階で少量の片栗粉をまぶしておくと、茹でたり炒めたりした際に水分が逃げにくく、しっとりと仕上がります。

また、調理の際は加熱しすぎると硬くなるため火加減に注意することも大切です。食中毒予防のために中までしっかり火を通すことは必須ですが、強火で長時間加熱し続けると身が縮んで固くなってしまいます。余熱を活用するなどして、ふっくら仕上げるように意識してみましょう。

つなぎやとろみを活用して飲み込みやすく

どうしてもお肉の食感が苦手な場合は、豆腐や野菜を混ぜ込んだハンバーグなどの工夫を取り入れてみてください。お肉の割合を減らして豆腐などの柔らかい食材を混ぜることで、フワフワとした食べやすい食感になります。

また、とろみのあるあんかけをかけるのも、喉越しを良くするひとつの方法です。ママさん、パパさんの負担にならない範囲で、いろいろな調理法を試してお子さんの「食べられた!」という自信につなげてあげてください。

【野菜編】繊維や苦手を克服?噛みやすくする調理テクニック

1~2歳のお子さんが野菜を「べーっ」と出してしまう原因の一つに、繊維質が口に残る不快感や噛み切りにくさがあります。大人には気にならない固さでも、まだ奥歯が生えそろっていない時期の子供にとっては、うまく処理できずに飲み込めないことが多いのです。

ママさん、パパさんが調理の際に少し切り方を変えたり、食感を工夫したりするだけで、ぐっと食べやすくなることがあります。ここでは具体的なテクニックをご紹介します。

繊維を断つ切り方と隠し包丁

まず意識したいのが、野菜の繊維の向きです。小松菜の茎やセロリ、キャベツの芯などは、繊維に対して垂直に切ることで噛み切りやすくすることができます。繊維を短く断ち切るように包丁を入れると、口の中で繊維が残りにくくなります。

また、自分で食べたがる時期には手づかみ食べメニューも活躍しますね。野菜を手づかみ食べしやすいスティック状にする場合は、指で押して簡単に潰れるくらいの柔らかさまで茹でるのがポイントです。表面に隠し包丁を入れておくと、さらに噛みやすくなりますよ。

くたくた煮や蒸し野菜で食感を変える

葉物野菜特有の「ペラペラ」した食感が苦手で、口から出してしまう子もいます。そういった場合は、葉物野菜は細かく刻み、水溶き片栗粉などでとろみをつけてまとめるのがおすすめです。とろみがつくと口の中で食材がまとまりやすくなり、のど越しも良くなります。

野菜をくたくたになるまで煮込んだスープや、蒸し野菜にして甘みを引き出すのも良い方法です。食感や味が変わることで、苦手だった野菜を食べてくれるきっかけになるかもしれません。

いろいろと工夫をしても、どうしても食べてくれないことはあります。そんなときは、無理に全ての野菜を食べさせようとしない視点も大切です。楽しい食事の時間が苦痛になってしまっては本末転倒ですので、「いつか食べるようになる」とおおらかな気持ちで構えましょう。もし栄養面で心配なことがあれば、小児科や保健師、管理栄養士などに相談してみてくださいね。

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食事の環境づくりと親の関わり方

お肉や野菜を食べてくれないとき、調理法を工夫することも大切ですが、まずは子どもが食事に集中できる環境を整えることが第一歩です。テレビを消す、視界に入るおもちゃを片付けるなどして、気が散らないようにしてあげましょう。

ママさん、パパさんも食事中はできるだけスマホを置き、お子さんと向き合う時間を作ってみてください。静かで落ち着いた環境を作ることで、子どもは目の前の食事に意識を向けやすくなります。

「楽しい」と思える雰囲気づくり

何よりも、子どもにとって食事は楽しい時間という認識を持たせることが最優先です。「これを食べなさい」と指示するのではなく、大人が「これ美味しいね!」「シャキシャキしていい音がするよ」と美味しそうに食べる姿を見せてあげましょう。

楽しい雰囲気があれば、子どもは自然と「パパやママが食べているものを自分も食べてみたい」と興味を持つようになります。吐き出してしまっても叱らず、まずは食卓を笑顔で囲むことから始めてみてください。

無理強いは逆効果!食事のプレッシャーを減らす

せっかく作った料理を食べてくれないと焦ってしまいますが、無理強いはかえって食事への苦手意識を強めてしまいます。もし一口でも食べられたら、「すごいね!カミカミできたね!」と具体的に褒めてあげましょう。小さな成功体験の積み重ねが自信につながります。

また、遊び食べがひどい場合には、いつまでもダラダラと続けさせず、「長い針がここに来たらごちそうさましようね」と伝えて、食事を切り上げることも大切です。空腹のリズムを作ることで、次の食事にお腹が空いてしっかり食べられるようになることもあります。

食事の進み方には個人差が大きいものです。あまりに食べない期間が長く続く、体重が増えないなどで不安を感じる場合は、一人で悩まずに小児科医や保健師さんへ相談してみてくださいね。

誤嚥・窒息事故を防ぐための注意点

1歳や2歳の頃は、まだ噛む力や飲み込む力が十分に発達していないため、大人が思っている以上に誤嚥(ごえん)や窒息のリスクが高い時期です。楽しい食事の時間にするためにも、食材の選び方や環境づくりには細心の注意を払いましょう。

特に注意が必要な食材と形状

食材によっては、そのまま与えると窒息の原因になりやすいものがあります。特にミニトマトやブドウなどの丸くてつるっとした食材は、そのまま飲み込んで喉に詰まらせてしまう危険性があります。これらを食事に出す際は、必ず4等分などにカットしてからあげるようにしてください。

また、一般的に窒息のリスクが高いとされる食材として、お正月のお餅や、ピーナッツなどのナッツ類が挙げられます。噛み砕くのが難しい硬いものや粘り気の強いものは、この時期のお子さんには避けたほうが安心です。食材の硬さや大きさは、お子さんの成長に合わせて慎重に見極めていきましょう。

食事中の姿勢と見守りの重要性

安全に食事を進めるためには、どのような姿勢で食べているかも重要なポイントです。足が床や足置きにしっかりついているか確認し、姿勢が安定するように椅子を調整してあげてください。食事中は遊び食べをさせず、落ち着いて座って食べる習慣をつけることも大切です。

そして何より大切なのは、食事中は必ず大人がそばで見守ることです。ママさん、パパさんが目を離した一瞬の隙に事故が起こることもあります。万が一の時に備えて、窒息時の応急処置や対応法を事前に確認しておくことを強くおすすめします。少しでも不安な点があれば、小児科医や保健師などの専門家に相談してみてくださいね。

食べなくても大丈夫!焦らないための心構え

せっかく作った食事を「べーっ」と吐き出されたり、食べてくれなかったりすると、ママさん、パパさんは落ち込んでしまうかもしれません。でも、この時期の子供にとって、むら食いや偏食はよくあることです。決して親御さんの努力不足ではありませんので、ご自身を責めないでくださいね。

1週間単位で栄養バランスを考えよう

「栄養バランスよく食べさせなきゃ」と毎日必死になっていませんか? 幼児期の食事は、1食や1日だけで完璧を目指す必要はありません。長い目で見て、1週間くらいの単位でトータルとしてバランスが取れていれば十分です。

「今日は野菜を食べなかったから、明日のスープに入れよう」「週末に果物を多めにしよう」といったように、ゆったりとした気持ちで構えることが大切です。

体重や身長が成長曲線に沿っていればOK

本当に栄養が足りているのか心配になったときは、母子手帳の成長曲線を確認するのがおすすめです。お子さんの身長や体重をグラフに記入してみて、その子なりのカーブに沿って成長しているようであれば、基本的には今の食事量で足りていると考えられます。

もし体重が減り続けていたり、元気がなかったりと不安が強い場合は、一人で抱え込まずに小児科医や保健師へ相談することも大切です。専門家のアドバイスを受けることで、気持ちが楽になることもありますよ。

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編集部の体験談:「べーっ」には理由がある。言葉で伝えられない時期だからこそ、観察が大切だと気づいた話

娘が2歳になる頃、食べ物を口から出してしまった時に『ちょっと大きかった』『ちょっと硬かった』と言葉で理由を教えてくれることがありました。

言葉の発達が早かったおかげで、『単なる好き嫌いや、わがままで吐き出しているのではない』ということがはっきりと分かりました。理由が分かれば、食材を小さく切ったり、もう少し柔らかく煮直したりと具体的な対応ができるため、親としても非常に気持ちが楽になったのを覚えています。

もちろん、すべてのお子さんが理由を詳しく説明できるわけではありません。でも、言葉にならない『べーっ』という行動の裏には、子供なりに『食べにくい』『嫌だ』と感じる確かな理由が隠れていることがあります。

『また好き嫌いをして……』と決めつけず、その子の様子をよく観察して、小さなサインに気づいてあげることが、食事の時間を楽しくする第一歩なのだと実感した出来事でした。

よくある質問

ずっと吐き出してばかりで、栄養が足りているか心配です。

せっかく作った食事を吐き出されてしまうと、栄養面での心配が募りますよね。ですが、母子手帳の成長曲線の範囲内で体重が増えていて、普段機嫌よく過ごせているようであれば、一般的には大きな心配はないとされています。

毎食完食できなくても、1週間単位などの長いスパンで見て、トータルで色々な食材を少しずつ取り入れられていれば大丈夫です。もし体重が減っている、元気が無いなど不安が強い場合は、一人で抱え込まずにかかりつけの小児科や地域の保健センターで相談してみてください。

好きなものしか食べず、野菜を全く食べません。どうすればいいですか?

特定の食材しか食べない偏食は、多くのパパ・ママが直面する悩みです。栄養を摂ってほしくて無理に食べさせようとすると、食事自体が嫌いになってしまうこともあるため注意が必要です。「いつか食べるかも」という気持ちで食卓には出しつつ、食べるかどうかはお子さんに任せてみましょう。

具体的な工夫としては以下のような方法があります。

  • ハンバーグやお好み焼きに細かく刻んで混ぜるなど、野菜の形が見えないようにする
  • 味覚は成長とともに変わるため、今は食べなくても焦らず長い目で見守る

噛まずに丸呑みしている気がします。対策はありますか?

しっかりと噛まずに飲み込んでしまう原因として、食材が硬すぎたり、大きすぎたりして噛みきれていない可能性が考えられます。今の月齢や発達状況に合わせて、調理の固さや大きさを見直してみましょう。

また、食事の環境や関わり方も大切です。

  • 大人が「カミカミしようね」と声をかけながら、噛む動作をオーバーに見せてあげる
  • 一口の量を詰め込みすぎている場合は、スプーンに乗せる量を少し減らしてみる

まとめ

1歳・2歳のお子さんがお肉や野菜を吐き出してしまうのは、噛む力の発達過程や自我の芽生えによる一時的な行動であることが多いものです。せっかく作った食事を吐き出されると辛い気持ちになりますが、決してママやパパのせいではありません。

  • 調理の工夫や環境づくりで改善することもありますが、焦らず楽しい食事の時間を優先しましょう。
  • 今は食べられなくても、成長とともに噛めるようになり、解決していくことが多いです。

毎日の食事作りは本当に大変ですが、お子さんのペースに合わせて気長に見守ってあげてくださいね。もし体重の増え方が気になったり、食事の様子で強い不安を感じたりする場合は、一人で悩まずに小児科医や自治体の保健師などの専門家に相談しましょう。