ヘルスケア

【0〜6ヶ月】赤ちゃんの咳・鼻づまりで眠れない夜の対処法と受診の目安

眠る赤ちゃん
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生後0〜6ヶ月の赤ちゃんをお持ちのママさん、パパさん、毎日の育児、本当にお疲れ様です!

最近、お子さんにこんな様子が見られて心配になっていませんか?

  • 夜、静かな寝室で聞こえる「フガフガ」という鼻音
  • 「コンコン」と咳き込んで、眠れずにグズってしまう
  • 苦しそうで、何度も目が覚めてしまう

「私のケアが足りなかったのかな…?」

「まだ小さいのに、風邪をひかせてしまったのかな…?」

そんなふうに自分を責めてしまったり、不安で眠れなくなったりすることはありませんか?

小さな体で頑張っている姿を見ると、代わってあげたいと思うのは親としてとても自然な気持ちです。

でも、大丈夫です!焦らずに見守るための準備を一緒にしていきましょう。

今回は、赤ちゃんが咳や鼻づまりで苦しそうな時のホームケアや、病院へ行くタイミングについて、安心して対処できるヒントをお伝えします。

なぜ赤ちゃんは咳や鼻づまりを起こしやすいの?

小さな赤ちゃんが咳をしたり、鼻を詰まらせてフガフガしていると、見ているママさん、パパさんも辛くなってしまいますよね。「風邪を引いたのかな?」と不安になるかもしれませんが、実は赤ちゃんならではの理由があることも多いのです。

気道が狭く粘膜が敏感な時期

生後0〜6ヶ月頃の赤ちゃんには、大人とは異なる体の特徴があります。

  • 鼻呼吸がメインであること
  • 空気の通り道(気道)がとても狭いこと

そのため、ほんの少しの鼻水や分泌物があるだけでも空気の通り道が狭くなり、すぐに詰まったり咳が出たりしやすいのです。これは体の構造上起こりやすい「生理的な現象」であることも多く、機嫌が良くおっぱいも飲めているなら、過度に心配しすぎなくても大丈夫な場合があります。

一方で、呼吸が苦しそう、熱がある、ぐったりしているといった様子が見られる場合は「病的な症状」の疑いがあります。日頃から赤ちゃんの様子をよく観察し、違いに気づけるようにしておきましょう。

乾燥や気温差などの環境要因

咳や鼻づまりの原因は、必ずしもウイルス感染などの病気だけではありません。赤ちゃんの粘膜はとても敏感なので、以下のような環境要因も刺激になります。

  • お部屋の空気の乾燥
  • ハウスダストやホコリ
  • 急激な気温の変化

一般的に、赤ちゃんは成長とともに体が大きくなり、気道も広がって粘膜も丈夫になっていきます。そうすれば、少しの刺激で咳や鼻づまりを起こすことも減っていくでしょう。

今はまだ体が未熟な時期ですので、加湿などのケアでサポートしてあげてくださいね。もしホームケアで改善せず不安なときは、小児科や保健師等へ相談することをおすすめします。

まずは寝室の環境を見直そう(湿度・温度)

赤ちゃんが咳や鼻づまりで眠れずにいる姿を見ると、ママさん、パパさんも心配になってしまいますよね。お薬を使う前に、まずはお部屋の環境を見直すことで症状が和らぐことがあります。

特に空気の乾燥は鼻や喉の粘膜を刺激してしまい、咳や鼻づまりを悪化させる大きな原因になります。まずは寝室の湿度と温度をチェックして、赤ちゃんが呼吸しやすい空間を作ってあげましょう。

適切な湿度は50〜60%が目安

赤ちゃんの寝室にとって、快適な湿度は50〜60%程度が目安とされています。加湿器などを上手に使って、乾燥を防いであげることが大切です。

ただし、湿度が高すぎるとカビやダニが発生しやすくなってしまいます。加湿のしすぎによるカビ発生への注意も忘れないようにしましょう。湿度計を置いて、こまめに数値をチェックすることをおすすめします。

また、室温は暑すぎず寒すぎない適温を保つように心がけてください。大人が快適と感じる温度でも、体温の高い赤ちゃんにとっては暑すぎる場合があります。背中やお腹を触って汗をかいていないか確認しながら調整しましょう。

加湿器がない場合の工夫

もし加湿器がお家にない場合は、濡れたバスタオルや洗濯物を室内に干したり、お湯を入れたコップを安全な場所に置いたりするだけでも加湿効果が期待できます。

あわせて、お部屋の空気を清潔に保つために、空気清浄機や換気の活用も効果的です。1日に数回は窓を開けて空気を入れ替え、ハウスダストやウイルスを減らすようにしましょう。

環境を整えても症状が改善しなかったり、呼吸が苦しそうで不安を感じたりする場合は、ためらわずに小児科医や相談窓口へ相談してくださいね。

呼吸が楽になる「寝かせ方」と「抱っこ」の工夫

赤ちゃんが咳や鼻づまりで苦しそうにしていると、見ているママさん、パパさんも心配で眠れない夜が続くかもしれません。お薬や鼻水吸引だけでなく、寝かせ方や抱っこの姿勢を少し工夫するだけで気道が通りやすくなり、呼吸が楽になることがあります。

上半身を少し高くする傾斜姿勢

鼻水が喉に流れ込んで咳き込んでしまう時や、鼻詰まりがひどい時は、頭だけでなく上半身全体になだらかな傾斜をつけるのがポイントです。完全に平らな状態で寝かせるよりも、上体を少し起こすことで呼吸がスムーズになりやすくなります。

安全なタオルの敷き方としておすすめなのが、バスタオルなどを折りたたみ、マットレスや布団の下(頭側)に差し込む方法です。こうすることで、赤ちゃんの背中から頭にかけて自然な坂道を作ることができます。

この時、ふかふかのクッションや大人用の枕を直接赤ちゃんの頭に使うのは避けてください。顔が埋まってしまうと大変危険です。窒息事故防止のため、柔らかいクッションや枕の使用には細心の注意を払い、必ず硬めのタオルなどで調整するようにしましょう。

縦抱きで落ち着かせる効果

夜中に咳き込みが激しくて眠れない時は、一度赤ちゃんを起こして縦抱きにすると落ち着くことがあります。体を縦にすることで肺が広がりやすくなり、呼吸のリズムが整うことが期待できるからです。

縦抱きにしたまま、背中を優しくさすってあげると安心してくれることも多いです。もし姿勢を工夫しても苦しそうな様子が変わらない場合や、呼吸の状態に不安を感じる場合は、迷わずに小児科や医療機関へ相談してくださいね。

鼻づまりを解消する鼻水ケア・吸引のコツ

0〜6ヶ月の赤ちゃんは、まだ自分で鼻をかむことができません。鼻が詰まっておっぱいが飲みにくかったり、眠れなかったりして苦しそうな様子を見ると、ママさん、パパさんも心配になりますよね。そんな時は、家庭での鼻水ケアで少しでも呼吸を楽にしてあげましょう。

お風呂上がりや蒸しタオルの活用

鼻水が固まって奥に詰まっているような時は、無理に吸い出そうとせず、まずは鼻水を柔らかくすることから始めましょう。特にお風呂上がりなど体が温まっている時は鼻水が取れやすいタイミングです。湯気で湿り気が与えられ、ドロドロの鼻水も外に出やすくなります。

お風呂の時間ではない場合は、温かい蒸しタオルを鼻の付け根に当ててあげるのも一つの方法です。ただし、赤ちゃんの皮膚はとても薄いので、タオルの温度が熱すぎないか十分確認してから当ててあげてくださいね。

鼻吸い器の種類と使い方のポイント

鼻吸い器には、口で吸うタイプ、スポイトタイプ、電動タイプなどさまざまな種類があります。どのタイプを使う場合でも、鼻吸い器はノズルの角度を調整しながら優しく吸うのがコツです。鼻の穴に対して垂直に入れたり、少し角度を変えたりしながら、鼻水が引けるポイントを探してみましょう。

一生懸命になりすぎて、デリケートな赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけないよう無理に行わないことが大切です。また、赤ちゃんが激しく泣いて嫌がる場合は一旦時間を置くことも必要です。無理強いすると鼻掃除自体が嫌いになってしまうこともあるので、赤ちゃんの様子を見ながらリラックスしてケアしてあげてください。

もし自宅でのケアだけでは取りきれない場合や、どうしても苦しそうな時は、無理せず小児科や耳鼻科を受診しましょう。プロの手で吸引してもらうだけでも、赤ちゃんはぐっと楽になりますよ。

咳・鼻づまりがある時の授乳と水分補給

赤ちゃんが咳や鼻水で苦しそうなとき、最も大切なホームケアの一つが適切な水分補給です。水分をしっかり摂ることで喉が潤い、ネバネバした痰(たん)が柔らかくなって出しやすくなる効果も期待できます。

脱水を防ぐためにも、ママさん、パパさんがこまめに赤ちゃんの様子を見て、無理のない範囲で水分を与えてあげてくださいね。

「少量頻回」でこまめに与える

鼻が詰まっていると、赤ちゃんは呼吸がしづらく、おっぱいや哺乳瓶を長い時間吸い続けることが難しくなります。そのため、いつも通りの量を一気に飲めず、途中で飲むのをやめてしまうことがよくあります。

そんなときは、一度に飲む量が少なくても焦らず、授乳の回数を増やして「少量頻回」で与えてあげましょう。少しずつでも回数を重ねることで、1日に必要なトータルの水分量を確保できれば大丈夫です。

母乳・ミルク以外の水分は必要?

「お水やイオン飲料をあげたほうがいいのかな?」と迷うこともあるかもしれません。しかし、生後0〜6ヶ月の赤ちゃんの場合、基本的には母乳やミルクでの水分補給で十分です。医師からの指示がない限り、無理に他の飲み物を与える必要はありません。

水分が足りているかどうか心配なときは、おしっこの回数や色で脱水状態を確認するようにしましょう。いつもよりおしっこの回数が極端に少ない、色が濃いといった場合は脱水のサインかもしれません。赤ちゃんの様子を見て不安なときは、早めに小児科へ相談してください。

【重要】呼吸が苦しい時のサインと受診の目安

赤ちゃんの咳や鼻づまりが続くと、呼吸が苦しくなっていないか心配になりますよね。特に低月齢の赤ちゃんは症状が急変することもあるため、呼吸の状態をこまめに観察することが大切です。

ここでは、ママさん、パパさんに見逃してほしくない、呼吸が苦しい時のサインについてお伝えします。

陥没呼吸や肩呼吸に注意

赤ちゃんの胸やお腹の動きをよく見てあげてください。息を吸うときに肋骨の間や鎖骨の上がペコペコと凹む場合は「陥没呼吸」と呼ばれ、呼吸が苦しいサインの一つです。

また、肩を上下させて一生懸命息をしているような「肩呼吸」が見られる場合も要注意です。普段とは違う呼吸の仕方に気づいたら、早めの受診を検討しましょう。

顔色が悪い・ぐったりしている場合

呼吸の様子とあわせて、顔色や唇の色も確認しましょう。もし唇や顔色が紫色になっている場合は「チアノーゼ」の可能性があり、緊急性が高い状態です。

呼吸が苦しくてミルクや母乳が飲めなかったり、呼びかけても反応が薄くぐったりしている場合も、すぐに医療機関を受診する必要があります。

夜間・休日でも受診すべきタイミング

上記のような症状が見られる場合は、夜間や休日であっても受診をためらわないでください。受診の際には、スマートフォンの動画機能を使って赤ちゃんの呼吸の様子を撮影しておくと、医師への説明がスムーズになり診断の助けになります。

もし受診すべきか迷ったときは、自己判断せず、小児救急電話相談「#8000」や医療機関へ電話で相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、落ち着いて行動することができます。

やってはいけないNG対処法と注意点

赤ちゃんが咳や鼻づまりで苦しそうにしていると、ママさん、パパさんも「なんとかしてあげたい」と焦ってしまうことがあるかもしれません。しかし、良かれと思って行ったことが、かえって赤ちゃんの体に負担をかけたり、思わぬ事故につながったりすることもあります。

ここでは、ホームケアを行う上で特に気をつけていただきたいNG対処法と注意点について解説します。

自己判断での市販薬使用

「夜中で病院が開いていないから」「以前もらった薬が残っているから」といって、自己判断で市販薬や古い処方薬を使うのは避けましょう。特に低月齢の赤ちゃんへの市販薬の使用は、大人とは違う副作用のリスクも考慮する必要があります。

薬を使用したい場合は、必ず医師や薬剤師に相談してからにしてください。赤ちゃんの月齢や体重、その時の症状に合わせた適切な処方を受けることが、回復への一番の近道です。

厚着のさせすぎや温めすぎ

風邪の時は「温かくして寝かせる」のが一般的ですが、赤ちゃんの場合は注意が必要です。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、厚着をさせすぎたり布団をかけすぎたりすると、熱がこもって体温が過剰に上がってしまうことがあります。

温めすぎは、大量に汗をかくことによる脱水症状のリスクも招きます。室温を適温に保ち、赤ちゃんの背中やお腹を触って汗ばんでいないか確認しながら、衣類や寝具を調整してあげましょう。

また、咳に良いとされる民間療法などもインターネットなどで見かけることがありますが、医学的根拠がはっきりしないものを過信するのは禁物です。特定の食材やアロマなどが、敏感な赤ちゃんには刺激が強すぎる場合もあります。不安なときは自己判断せず、小児科医や助産師、保健師等へ相談するようにしましょう。

食品に関しては、1歳未満の赤ちゃんには絶対にハチミツを与えてはいけません。これは「乳児ボツリヌス症」を予防するためです。咳止めとしてハチミツが良いという話を聞くことがあるかもしれませんが、1歳を過ぎるまでは厳禁ですので、十分に注意してください。

編集部の体験談:生後1ヶ月の「フガフガ」…不安だった夜の過ごし方

我が家の娘も、生後1〜2ヶ月の頃に鼻づまりがひどくなった時期がありました。夜中に暗闇の中で響く『フガフガ』という苦しそうな鼻の音を聞くたびに、『ちゃんと息ができているかな?』と心配でたまらなくなったのを覚えています。

幸い、顔色は良く呼吸困難に陥るほどではなかったので、その夜は夫婦二人で交代しながら様子を見守ることにしました。

特別なことはできませんでしたが、こまめに様子を確認しつつ、ドロドロとした鼻水が取れそうなタイミングで優しく取り除いてあげる……という対応を繰り返しながら、なんとか朝を迎えました。

初めての育児だと小さな変化にも動揺してしまいますが、夫婦で役割分担をしながら『異変がないか』を冷静にチェックし続けることの大切さを、身をもって感じた出来事です。

よくある質問

鼻吸い器は1日に何回くらい使ってもいいですか?

鼻吸い器の使用回数に厳密な制限はありませんが、あまり頻繁に行いすぎると赤ちゃんの繊細な鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。1日何回と決めるよりも、授乳前や寝る前など、鼻づまりで呼吸が苦しそうだったりミルクが飲みづらそうだったりするタイミングで行うのが効果的です。もし鼻水の状態や吸引の頻度について心配な点がある場合は、かかりつけの小児科医や耳鼻科医に相談してみましょう。

寝ている時に咳をしていても、起こしてケアすべきですか?

咳をしていても赤ちゃんがぐっすり眠れているようであれば、無理に起こしてケアをする必要はありません。睡眠は回復のために重要ですので、まずは静かに様子を見守ってあげてください。

ただし、以下のような場合はケアをしてあげましょう。

  • 咳き込んで苦しそうにしている場合
  • 咳で目を覚ましてしまった場合

このような時は、縦抱きにして背中を優しくさすってあげたり、少量の水分を与えたりして落ち着かせてあげると良いでしょう。呼吸が荒いなど異変を感じる場合は医療機関への相談も検討してください。

咳き込んでミルクを吐いてしまいました。すぐに飲ませ直すべきですか?

吐いてしまった直後は胃が刺激されて敏感になっているため、すぐに飲ませると再び吐いてしまうことがあります。まずは慌てずに赤ちゃんの顔や口の周りをきれいに拭き、抱っこなどで優しく落ち着かせてあげましょう。

その後、30分から1時間ほど様子を見て、赤ちゃんが落ち着き、ミルクや母乳を欲しがる様子が見られるようであれば、少しずつ与えてみてください。もし嘔吐を繰り返したり、ぐったりしている様子があれば、早めに小児科を受診することをおすすめします。

市販の塗り薬(胸に塗るタイプ)を使ってもいいですか?

市販の胸に塗るタイプの塗り薬は、製品によって使用可能な月齢が異なります(生後6ヶ月からなど)。パッケージの記載をよく確認し、必ず対象月齢を守って使用することが大切です。また、赤ちゃんの肌は非常にデリケートなため、成分によっては肌荒れやかぶれを起こすことも考えられます。

初めて使用する場合や肌が弱い赤ちゃんの場合は、使用前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。万が一肌に異常が出た場合はすぐに使用を中止し、医師の診察を受けてください。

まとめ

生後0ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんは呼吸機能が未熟なため、咳や鼻づまりで苦しそうにしていると心配になってしまいますよね。今回ご紹介したポイントを振り返ってみましょう。

  • まずは部屋の加湿姿勢の調整を行い、赤ちゃんが呼吸しやすい環境を整えてあげてください。
  • 鎖骨や肋骨の間がへこむ陥没呼吸など、呼吸が苦しそうなサインが見られた場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。
  • 夜間の看病は心身ともに負担がかかります。ママ・パパも交代で休息をとるなどして、無理をしないことが大切です。

赤ちゃんの体調不良は親御さんにとっても辛い時間ですが、成長とともに体は少しずつ強くなっていきます。もし自宅でのケアに不安を感じたり、いつもと様子が違うと思ったりした場合は、一人で悩まずに小児科や専門家へ相談してくださいね。