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【0〜3歳】突然の嘔吐・下痢に慌てない!二次感染を防ぐ処理手順と家庭内ケアの鉄則

消毒セット
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0歳から3歳のお子さんをお持ちのママさん、パパさん、日々の子育て本当にお疲れ様です!

元気いっぱい遊んでいたはずが、突然の嘔吐や下痢。
子育て中には、こんな場面に遭遇することがあります。

  • 「さっきまで笑っていたのに、急に…!?」
  • 「夜中に突然戻してしまい、お布団もパジャマも大惨事」
  • 「言葉で伝えられない年齢だからこそ、余計に焦ってしまう」

「これってウイルス性? それとも食あたり?」
「どう処理すれば家族にうつらないの?」
「今すぐ救急病院に行くべき?」

小さな体で苦しむ姿を見ると、不安や焦りで頭が真っ白になってしまいますよね。
突然のことに戸惑ってしまうのは、親としてとても自然なことだと思います。

大丈夫です!まずは深呼吸して、落ち着いて対処していきましょう。

今回は、いざという時に慌てないための処理手順や家庭内ケア、受診の目安について、基礎知識から一緒に確認していきたいと思います。

まずは落ち着いて!子供の全身状態をチェック

赤ちゃんや小さなお子さんが突然吐いたり、激しい下痢をしたりすると、ママさん、パパさんも驚いてパニックになってしまうかもしれません。しかし、適切な対応をするためには、まずは深呼吸をして大人が落ち着くことが何より大切です。

嘔吐や下痢の回数も気になりますが、それよりも優先して見ていただきたいのは「子供の全身状態」です。ぐったりしていないか、視線は合っているかなど、普段と違う様子がないかを冷静に観察しましょう。

意識・顔色・呼吸の確認

お子さんが吐いた直後は、嘔吐物が気管に入って窒息するのを防ぐため、すぐに顔を横に向けて寝かせてあげてください。衣服や床が汚れてしまっても、掃除や着替えより先に、まずはお子さんの呼吸の確保を優先します。

顔色が悪くないか、呼吸が苦しそうではないかを確認し、優しく声をかけて反応を見ましょう。泣き声がしっかりしているかどうかも、緊急度を判断する大切な材料になります。

緊急性が高い症状のサイン

様子を見て良いのか、すぐに受診すべきか悩むこともあるでしょう。もし以下のような症状が見られる場合は、緊急性が非常に高い可能性があります。ためらわずに救急車を呼ぶことを検討してください。

  • 意識がない、または呼びかけても反応が鈍い
  • 痙攣(けいれん)を起こしている
  • 呼吸が苦しそうで、顔色が明らかに悪い(唇が紫色など)
  • 激しくお腹を痛がって泣き叫ぶ
  • 嘔吐物に緑色の液体や血が混じっている

夜間や休日で判断に迷ったときは、小児救急電話相談「#8000」へ電話するか、最寄りの医療機関へすぐに相談することをおすすめします。決して自己判断せず、専門家のアドバイスを仰ぐようにしましょう。

二次感染を防ぐための「処理セット」と消毒液の準備

赤ちゃんや小さなお子さんが突然嘔吐してしまったとき、ママさん、パパさんはどうしても驚いてしまいますよね。しかし、慌てて素手で触ったり、適切な処理が遅れたりすると、ウイルスが飛び散って家族みんなに感染が広がってしまう恐れがあります。二次感染を防ぐためには、事前の準備が何よりも大切です。

ここでは、感染拡大を防ぐために備えておきたい道具と、ウイルスに効果的な消毒液の作り方について解説します。

いざという時に役立つ必須アイテムリスト

緊急時に必要なものをあちこち探さなくて済むように、あらかじめ「処理セット」をひとまとめにしておくと便利です。バケツや箱などに以下のアイテムをセットして、すぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。

  • 使い捨て手袋(ゴムまたはビニール製)
  • 使い捨てマスク
  • 新聞紙やペーパータオル(嘔吐物を覆う、拭き取る用)
  • ビニール袋(汚物を密閉する用)
  • 汚れた服を入れるバケツ

家庭で作れる!次亜塩素酸ナトリウム消毒液

胃腸炎の原因となるノロウイルスやロタウイルスなどは、実は一般的なアルコール消毒が効きにくいという特徴があります。そこで有効なのが、「次亜塩素酸ナトリウム」を含む家庭用の塩素系漂白剤です。ご家庭にあるペットボトルを使って、簡単に消毒液を作ることができます。

【ペットボトルを使った消毒液の作り方】
空の500mlペットボトルに水を入れ、そこに塩素系漂白剤をペットボトルのキャップ約1杯分(約5ml)加えて混ぜます。これで濃度約0.1%(1000ppm)の消毒液ができあがります。この濃度は、嘔吐物が直接かかった床などの消毒に適しています。

塩素系漂白剤を使用する際は、皮膚を傷めないよう必ず手袋を着用し、窓を開けて十分に換気を行いながら作業してください。また、製品によって濃度が異なる場合があるため、使用前にボトルの表示も確認しておきましょう。作った消毒液は誤飲を防ぐためにお子様の手の届かない場所で管理し、もし対応に不安がある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健師さんへ相談することをおすすめします。

実践!嘔吐物の正しい処理ステップ

お子さんが突然嘔吐してしまうと、ママさん、パパさんもパニックになってしまうかもしれません。しかし、二次感染を防ぐためには、慌てずに正しい手順で処理を行うことが大切です。

嘔吐物が乾燥するとウイルスが空気中に飛散してしまう恐れがあるため、発見したら素早く処理を開始しましょう。作業を始める前には必ず窓を開けてしっかりと換気を行い、マスクや使い捨て手袋を着用して身を守る準備を整えます。

ウイルスを舞い上がらせない拭き取り方

拭き取りを行う際は、ウイルスの拡散を防ぐための手順を意識して行うと安心です。

  • ペーパータオルや新聞紙などを使い、外側から内側へ向かって静かに拭き取ります。
  • ゴシゴシこすると汚染範囲を広げてしまうため、汚れを包み込むように取り除くのがポイントです。
  • 使用したペーパーや手袋はビニール袋に入れ、口を固く縛って密閉してから捨てましょう。

汚れた衣類やシーツの洗浄方法

嘔吐物がついてしまった衣類やシーツを、そのまま洗濯機に入れるのは避けましょう。他の洗濯物にウイルスが付着してしまう可能性があります。

汚れた衣類は他の洗濯物と一緒に洗わず、まずはバケツなどで予洗いをして汚れを落とします。その後、塩素系漂白剤などを規定の濃度に薄めた液に浸して消毒してから、単独で洗うようにしてください。

すべての処理が終わったら、石けんを使って流水で十分に手洗いをし、うがいも忘れずに行いましょう。これらを徹底することで家庭内感染のリスクを減らすことができますが、もし対応に不安がある場合や消毒液の扱いが心配なときは、小児科や保健師さんへ相談することをおすすめします。

下痢のときのおむつ替えとスキンケア

下痢が続くと、赤ちゃんのデリケートなお肌はすぐにかぶれてしまいがちです。また、ママさん、パパさんにとっては、おむつ替えのたびに感染のリスクに注意を払う必要があります。ここでは、肌トラブルを防ぐケアと、安全なおむつ処理についてお伝えします。

お尻のかぶれを防ぐケア方法

頻繁な下痢でお尻が汚れてしまったとき、市販のお尻拭きでゴシゴシと拭いてしまうと、肌への刺激が強すぎてかぶれの原因になることがあります。お尻拭きでこすりすぎず、座浴やシャワーで洗い流すのが肌に優しいケア方法です。

洗い流した後は、柔らかいタオルやガーゼで水分を優しく押さえるように拭き取り、よく乾かしてから新しいおむつをつけてあげましょう。もし肌の赤みが引かない場合や、ただれが見られる場合は、自己判断せず小児科や皮膚科へ相談することをおすすめします。

使用済みおむつの密閉と捨て方

感染性胃腸炎などの場合、下痢便には大量のウイルスが含まれる可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。家庭内での感染拡大を防ぐためにも、おむつ替えの場所を限定し、ウイルスが付着しにくい床の上などを選ぶようにしましょう。

使用済みのおむつは、そのままゴミ箱に捨てるのではなく、ビニール袋に入れてきつく縛り密閉することが大切です。おむつ替えが終わったら、ママさん、パパさんは必ず石けんで丁寧に手を洗いましょう。

家族を守る!家庭内感染を防ぐ生活ルール

お子さんの看病で手一杯の中、さらに他の家族への感染を防ぐのは大変なことですよね。しかし、看病しているママさん、パパさんやご兄弟に症状が広がってしまうと、家庭内がさらにパニックになってしまいます。ここでは、感染の連鎖を断ち切るための生活上のポイントをご紹介します。

タオルや食器の共用はNG

ウイルスや細菌は、何気ない生活用品を介して広がることがあります。特に注意したいのがタオルの共用です。感染予防のためには、手拭きタオルは使い捨てのペーパータオルにするか、個人別にしっかりと分けるようにしましょう。洗面所やトイレの手拭きタオルは、一時的にペーパータオルに切り替えるのが衛生的でおすすめです。

また、意外と見落としがちなのが、家族みんなが触れる場所です。ドアノブや電気のスイッチなど共有部分の消毒も、こまめに行うと安心です。消毒液を含ませた布やペーパーで拭き取り、ウイルスを広げないように心がけましょう。

お風呂やトイレの使い方の工夫

お風呂場も感染リスクが高い場所の一つです。湯船のお湯を介して感染することもあるため、症状がある子供の入浴は最後にするか、体力が落ちている時はシャワーのみにするのが鉄則です。最後に入浴した際はお湯をすぐに抜き、浴槽を洗剤で洗ってから消毒しておくとより安全です。

上にお兄ちゃんやお姉ちゃんなど兄弟がいるご家庭では、接触を避けるのが難しい場面も多いでしょう。それでも、寝る部屋を分ける、遊び場を区切るなど、兄弟がいる場合の隔離の工夫を可能な範囲で取り入れてみてください。もし対応に迷うことや不安な症状があれば、無理せず小児科や保健師さんへ相談しましょう。

回復を助ける水分補給と食事の進め方

赤ちゃんや小さなお子さんが嘔吐や下痢をしているとき、一番心配になるのが「脱水症状」ですよね。早く元気づけたいと焦る気持ちになりますが、胃腸が弱っている状態で無理に飲ませたり食べさせたりすると、かえって症状を長引かせてしまうこともあります。

大切なのは、胃腸に負担をかけないペースで慎重に水分と栄養を補給していくことです。ここでは、ママさん、パパさんが家庭で実践できる具体的なケアの手順と食事の選び方について解説します。

「少量頻回」が基本!水分の与え方

水分補給の鉄則は、一度に大量に飲ませるのではなく、「少量頻回(しょうりょうひんかい)」を心がけることです。嘔吐が落ち着いてきたら、まずはスプーン1杯(約5ml)程度から始めましょう。5分〜10分おきに少しずつ与え、吐き戻さないか様子を丁寧に見守ってあげてください。

飲み物としては、失われた水分と電解質を効率よく補える経口補水液や乳幼児用イオン飲料の活用がおすすめです。また、母乳やミルクについては、お子さんが飲みたがるようであれば続けて良い場合が多いですが、嘔吐が激しいときは一時お休みし、落ち着いてから少量ずつ再開するなど調整しましょう。

お腹に優しい離乳食・幼児食のメニュー

水分がしっかり摂れていて、顔色が良く機嫌も戻ってきたら、消化の良い食事を少しずつ再開します。おかゆや煮込みうどん、柔らかく煮た野菜スープなどが適しています。一方で、胃腸への刺激が強い食品は回復を遅らせる可能性があるため注意が必要です。

回復期に避けるべき、または慎重に与えたい食品は以下の通りです。

  • 脂っこいもの:揚げ物や脂肪分の多いお肉などは消化に負担がかかります。
  • 柑橘系:みかんやオレンジなどの酸味は、弱った胃を刺激することがあります。
  • 乳製品:ヨーグルトや牛乳は栄養豊富ですが、下痢がひどいときは一時的に控えたほうが良い場合もあります。
  • 食物繊維の多いもの:ゴボウやキノコ類などは消化しにくいため避けましょう。

食事の進み具合には個人差がありますので、焦らずお子さんのペースに合わせてあげてください。もし水分も受け付けない、ぐったりしているなど心配な様子が見られる場合は、迷わず小児科や#8000(小児救急電話相談)へ相談しましょう。

病院へ行くタイミングと受診時のポイント

0歳から3歳くらいまでのお子さんは体調が急変しやすく、ママさん、パパさんも「もう少し様子を見ていいのかな?」「すぐに病院へ行くべき?」と判断に迷ってしまうことが多いですよね。
特に嘔吐や下痢が続くと、体力を消耗してしまうため心配になるものです。ここでは、受診を検討する際の主な目安について解説します。

診療時間外でも受診すべき目安

まず注意深く観察していただきたいのが「脱水症状」のサインです。
水分がまったく摂れない、半日以上おしっこが出ない、唇や舌がカサカサに乾いているといった様子が見られる場合は、早めに受診する必要があります。

また、嘔吐物や便の色も重要な判断材料です。以下のような症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。

  • 血便(赤い便やイチゴジャムのような便)が出ている
  • 緑色の嘔吐物が見られる(胆汁が混ざっている可能性があります)
  • 激しくお腹を痛がる、あるいはぐったりして視線が合わない

医師に伝えるべき情報リスト

受診の際、医師にお子さんの状態を正確に伝えることで、診断がスムーズになります。
慌てているとうっかり忘れてしまうこともあるため、以下の項目をメモしておくと診断の大きな助けになります。

  • 嘔吐や下痢の回数
  • 色や形状(水っぽい、粘り気がある、血が混じっているなど)
  • 最後に水分を摂った時間とおしっこが出た時間
  • 発熱の有無や機嫌の変化

これらはあくまで目安です。お子さんの様子がいつもと違うと感じたら、自己判断せず、不安な場合は医師に相談をするようにしてください。
夜間や休日で判断に迷うときは、小児救急電話相談(#8000)などに電話をして、看護師や医師のアドバイスを受けるのも一つの方法です。

編集部の体験談:夜中の突然すぎる嘔吐……我が家を救った「即席バケツ」

我が家の娘が1歳前後の頃、忘れられない夜があります。それまで体調を崩す予兆なんて全くなかったのに、寝ている最中に突然激しく嘔吐したんです。

初めての経験で激しく動揺しましたが、幸いなことに顔色は悪くなく、他に危険な兆候も見られなかったため、ひとまずは朝まで交代で見守ることにしました。

困ったのが『次の嘔吐』への備えです。専用の桶なんて用意していなかったので、慌てて洗面器にビニール袋を被せ、そこに広げた紙おむつを敷き詰めて『即席の嘔吐用バケツ』を作りました。

おむつの吸収力が、飛び散りやニオイを抑えるのに驚くほど役立ち、なんとかその場をしのぐことができました。備えがない状況でも、身近な育児グッズが最大の味方になってくれると実感した、忘れられない夜の知恵です。

よくある質問

吐いた直後に水を飲ませても大丈夫ですか?

嘔吐した直後は、胃が非常に過敏な状態になっているため、脱水を心配してすぐに水分を飲ませてしまうと、その刺激で再び吐いてしまうことがあります。まずは30分から1時間ほど何も与えずに様子を見て、嘔吐が治まっていることを確認しましょう。

落ち着いてきたら、スプーン1杯程度の少量から水分補給を始めてください。もし水分を受け付けない場合やおしっこが出ていないなど、ぐったりしている様子があれば、早めに小児科を受診して相談するようにしてください。

お風呂に入れてもいいですか?

嘔吐や下痢の症状が激しく、お子さんがぐったりしている場合は、体力の消耗を防ぐためにも無理に入浴させるのは控えたほうがよいでしょう。そのような時は、温かいタオルで体を優しく拭いてあげる程度にとどめてください。

もし症状が落ち着いていて、お子さんに食欲や元気があるようであれば、シャワーを使って汗やお尻の汚れをさっと流してあげるとさっぱりします。長湯は避け、短時間で済ませることが大切です。入浴後はお子さんの体調が悪化しないかよく観察してください。

アルコール消毒剤は効果がありますか?

一般的なアルコール消毒剤は、手軽に使えて便利ですが、嘔吐下痢症の原因となるノロウイルスやロタウイルスなどには効果が薄いとされています。これらのウイルスが疑われる場合、アルコールでの消毒だけでは不十分なことがあります。

嘔吐物や汚れた場所の消毒には、家庭用の塩素系漂白剤(ハイターなど)を希釈して作る「次亜塩素酸ナトリウム」の消毒液が推奨されます。正しい濃度で作った消毒液を使用し、二次感染を防ぎましょう。消毒液の作り方や使用法に不安がある場合は、医療機関の指示を仰いでください。

兄弟への感染を防ぐにはどうすればいいですか?

家庭内での感染拡大を防ぐためには、おむつ替えや看病の後の手洗いを徹底し、ウイルスを広げないことが基本です。また、タオルや食器の共用は避け、可能であれば使い捨てのペーパータオルなどを使用することをおすすめします。

物理的な対策として、可能であれば寝室を分ける、子供たちがよく触るおもちゃやドアノブの消毒をこまめに行うなどの対策も有効です。完全に防ぐことは難しい場合もありますが、家族全員で予防意識を持ち、不安な症状が出た場合は早めに受診しましょう。

まとめ

赤ちゃんや小さなお子さんが突然嘔吐や下痢をすると驚いてしまいますが、まずは深呼吸をして、落ち着いて行動することが大切です。今回のポイントを振り返りましょう。

  • まずは子供の様子を確認:慌てずに顔色や意識の状態をチェックしましょう。
  • 二次感染の防止:素早い処理と次亜塩素酸ナトリウムを使った適切な消毒が感染拡大を防ぐ鍵です。
  • 脱水症状と受診の目安:水分補給を心がけ、ぐったりしているなど不安な症状があれば迷わず医療機関へ相談してください。

急な看病は大変ですが、正しい対処法を知っていればリスクを最小限に抑えられます。一人で抱え込まず、お子さんの様子で気になることがあれば医師や専門家を頼ってくださいね。